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2011-01-13

冬の石鎚へ、その5、二ノ鎖小屋

なんとも素晴らしい眺めに、立ち止まってゆっくり撮影を楽しみたいところですが、逆に石鎚の姿を目の当たりに見てしまったことで、山頂に立ちたい気持ちがふつふつと湧いてきました。私は決してピークハンターではないと思っていますし、どちらかと言う歩きの過程を楽しむタイプですが、このときの気持ちはちょっと今まで感じたことのない気持ちでした。

P1088322

こんな姿を見せられたら、やはり山頂に立ちたいというのが人情でしょうね。今まで石鎚には5~6度登っていますが、たいていは午後からガスが出てきて雲に覆われると言うパターンが多いのです。ところがこの日は昼になっても、ガス一つ湧いてくる気配がありません。前日の天気予報でもこの日は快晴となっていました。天候も何とか持ちそうです。

P1088325 止まっている時間が惜しいので、歩きながら写真を撮ります。

こちらは山頂から北側なので三角点方面ですね。

Photo

歩きながら写したので少しずれていますが、3枚の画像を貼りあわせてパノラマ風にしてみました。

P1088329 夜明峠通過は12時17分です。

しかし立ち止まることもせず、せっせと歩きます。

P1088330 Tさんはじっくり撮影したのか、50mほど後方を歩いています。

P1088331 一方、上からは早くも下山してくる人が見えます。

P1088335 平坦部を過ぎて、なだらかな登りにかかってきました。

このあたりは、足が少しもぐるところがありましたが、それでもトレースがついているのがありがたいですね。

P1088336 少し上の方に三脚を立てて、本格的に撮影されている方が見えます。

P1088338 この付近からもまだ瀬戸内海が見えます。

P1088339 やがて、撮影されていた方が三脚を立てていた場所までやってきました。

振り返ると、瓶ヶ森を初めとした石鎚山系の山々、そしてその向こうには剣山系と思われる山も見えています。

因みにTさんの赤い帽子の真上に見えているのが石鎚の剣山でしょうね。

P1088341_2 撮影をされた方は70代と思しき男性でしたが、冬の石鎚に三脚を担いで単独でいらっしゃるのですからお元気です。

しかし、その方も今日はここまでということでした。

P1088342 夜明峠は標高1650mぐらいだそうですから、ここから山頂までは300mあまりの登りです。

幸い、トレースは途切れることなくついています。

P1088345 この辺りまで来ると、霧氷ではなく樹氷といっていいような、すっぽりと雪をかぶった木々が出てきました。

下から見ても、山頂付近の稜線に見えている木は樹氷ですね。

P1088347 この付近はなだらかな登りで歩きやすいところでした。

P1088348 やがて、山頂と二ノ鎖小屋が見えてきました。

P1088350 下山してくる人のために道を交わすTさん・・。

P1088352 岩黒山や筒上山が先ほどとは違う形で見えます。

P1088353 二ノ鎖小屋が少し先に見えてきました。

前方を先ほどから大きな荷を背負った男性が歩いています。

P1088354

12時55分、二ノ鎖小屋の鳥居横を通過しました。

土小屋からの登山道がここで合流しますが、最近は土小屋からばかり登っていたので、ここからの道のほうが様子が良くわかります。

P1088358 二ノ鎖小屋横を登ってくるTさんです。

この辺りから急登が始まります。

後方からスノーシューを履いた単独の男性が来られたので先に行っていただいたのもこの付近でした。

P1088357 すっぽり雪に覆われた小屋と先行していかれたスノーシューの方です。

結局、この方とは帰りもほぼ同じでした。

P1088359

この付近から急登が始まったのと、鉄板道で気が抜けなくなったうえ、カメラのバッテリーが切れそうになって、あまり撮影していません。

鉄板道では下りの人とすれ違うのを交わすのが、ちょっと時間がかかりました。

登りで撮影した画像はこれが最後です。

13時26分撮影で、山頂小屋まで100mもありません。

Tさんと歩きながら「ここまできたら、あと20分ぐらいだから頑張ろう」と話しました。

コメント

keitann様 こんにちは
お二人の気持ちが良くわかります。
この条件でここまで来たら頑張りたくなりますね。
まるでモンスターのような樹の姿は、やはり樹氷なんでしょうね。
記事を読む限りでは快調なペースで進んでいますね。
当初予定の13時半直前になり、ここでまた”掟破りの”欲が出ますね。
このことも充分理解出来ます。
ところでサングラスは常時携行しているのですか。
以前小生は5月の尾瀬至仏で雪の反射にやられてひどい目にあったことがあるのですが。

こんにちは。
いやあ、すごい雪ですね。しかし「そこに山があるから」登ってみたいですよね。お気持ちは良くわかります。でも私はコタツでミカンですね。すみません。

ぶちょうほう様、こんばんは。

天気が悪くなりそうだったら、危険と言うこともあるし、展望もないので、山頂へ行こうなどという意欲も湧かないのですが、こんな絶好の機会にはやはり欲がでてしまいました。
幸い、体調は二人とも悪くはなかったのと、行動食、ガスコンロ、防寒具は十分すぎるほど用意していました。
気温の低い冬場は登りでばてることはないので、すごく楽ですね。
サングラスは前日に必要だと言うことを話し合って、私は夏の北アルプス行きで用意したのがあるはずなんですが、見当たらなかったので、Tさんが余分に持参してきてくれました。
おかげで雪目にやられることもなかったです。
夏場は私もあまりつけないですが、雪のあるときはゴーグルかサングラスは必要ですね。

多摩NTの住人様、こんばんは。
今年の四国の山は例年になく雪が多くて、久々の雪山の感触を楽しんできました。
雪の山はお天気さよければ、マラソンよりも絶対に楽だとおもいますよ。
逆に私はマラソンや駅伝の中継のときなど、こんなのは絶対に出来ないな~と思って、コタツでミカンですよ(^_^;

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