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2011-02-12

ヤマアイの開花を見る

先週末、里山の山すそを少しだけ散策してきました。

目的は、例年早くからツクシが顔を見せてくれる場所があるので、様子見に行ったのです。

ところが、去年は2月20日にかなり出ていたツクシも今年は一つも出てません。まぁ、そんなことだろうと予想はしていたのですが・・・。

せっかくなので、ヤブツバキの偵察もすることにして、少し寄り道してみました。

P2061655

そうしたら、まだ咲いてないだろうとばかり思っていたヤマアイが、少し咲き始めていました。ヤマアイはこちらの低山の沢筋などに多く見られる植物です。アイとつくだけあって藍染などにも利用できるそうです。

本来の藍染に使うアイタデはタデ科の植物ですが、ヤマアイはトウダイグサ科ヤマアイ属です。

例年ですと年が明けて直ぐに低山に登ると、ヤマアイはすでに花が咲いていることが多いですが、今年はヤマアイも開花が遅れていて、1月末に見たときも咲いている株を見つけることが出来ませんでした。その後、先週後半が暖かい日が続いたので、何とか咲きあがったようです。

いつもなら、この時期は県境の山にもユキワリイチゲが咲き始める季節ですが、今年はユキワリイチゲも2月末ごろの開花になりそうです。

そんなわけで、ヤマアイのような地味な花でも開花を見ると嬉しくなります。

信州育ちの義妹が四国に来て、冬でも草が青々としているのが嬉しかったとよく言ってましたが、今年は北国の方が春を待つ気持ちがなんとなくわかります。

P2061664 ヤブツバキのほうは、日当たりの良い場所の株に数輪だけ、咲き始めていました。

季節の進み具合は緩慢ですが、それでも少しずつ春に向けて動いているようですね。

コメント

こんにちは。
ヤマアイは知りませんでした。アイがつくのでタデ科だと思ったらトウダイグサ科なんですね。
1月までは寒い日が続いていたので、野草達も今年はゆっくりですね。先ほどセツブンソウを見に行ってきましたが、まだでした。

多摩NTの住人様、こんばんは。
ヤマアイは関東のほうには少ないのでしょうか?
こちらではあちこちでごく普通に咲いています。
他の花に先駆けて咲く花ですので、他の花が咲き始める2月末頃までは、ヤマアイなど地味な花を眺めながらすごすことになります。
例年ですと2月末にはスミレの類の気の早いのが咲き始めますが、今年は遅いかもしれません。
セツブンソウは我が家で3年前に種を播いたのが、つい2,3日前に芽を出してきました。平地でこれですから、山ではもっと遅いでしょうね。

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