4月下旬に見た花、その7、セトウチウンゼンツツジなど
セトウチウンゼンツツジを香川の山で最初に見てから、もう何年が経ったでしょうか。
いちばん最初に見たのはもう6,7年も前のことになると思います。
車で走っていて、小高い場所にイチリンソウを見つけたので、よく見ようとして近づいたら、白い小花をいっぱいつけたツツジの木があったのです。その後しばらく、名前がわからなかったのですが、シロバナウンゼンツツジと教えていただきました。そして、その後に、名前がシロバナウンゼンツツジからセトウチウンゼンツツジに変わったと教えていただきました。
27日に県内の山地を車で走っていて、見かけました。
いつもは別の場所で見ている花ですが、この場所は標高が低いので、早くから咲き始めたようです。車道沿いで咲いているので、撮影がしやすくて助かりました。
香川と徳島の県境の山には多く見られる花ですが、日当たりの悪い場所では花が咲かなかったり花つきが悪かったりしますが、却って、車道沿いのほうが日当たりが良いためか、咲いているのをよく見ます。
セトウチとつくことからわかるように、分布は山口県東部から広島・岡山・兵庫・大阪・和歌山・愛媛東部・香川・徳島県と瀬戸内海沿岸に分布するそうです。
私は愛媛東部や徳島の山ではまだ見たことがありませんが、瀬戸内海を囲むように分布している植物はこの他にも幾つかありますね。
花の直径は2センチほどと、ツツジの花としてはずいぶん小さいほうだと思います。
道路法面の上のほうで五分咲きとなっているセトウチウンゼンツツジです。
香川の山の風物詩ともいえる花ですね。
こちらは低山にも標高1000mにも咲くツツジです。
そして、この日もあちこちで花盛りのヤブツバキを見かけました。
シロバナウンゼンツツジが咲いている近くでも、この日はフジの花が咲き始めていました。
この日は平野部から山地にかけてドライブしていると平野部では桜が終わっていましたが、山地ではヤマザクラとフジの両方がとても綺麗でした。
いつもの年はどうだったかはっきり思い出せませんが、桜と藤が一緒に見られるのは珍しいように思いました。
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