6月前半の散策から、樹木の花②
5月末ごろになると、ヤマボウシが咲いてないかと気がかりです。
でも、咲き始めるのは6月のようで、6月2日に行ったところ、いつも見ている山の山すそ辺りで咲き始めていました。
去年はヤマボウシは裏年だったか、花がずいぶん少なくてがっかりでしたが、今年はまずまずで咲いてました。
この山の山頂付近にヤマボウシがあるのは何年も前から知っていたのですが、もっと広範囲に咲いているのを知ったのは、つい2,3年前のことです。
それまでも、山登りのときに見かけることはちょくちょくありましたが、自分が住んでいる香川の山に、これほどヤマボウシが咲くことは知りませんでした。
香川の山を見直すきっかけとなりました。
この付近の株は大きくて、見ごたえがあります。
ここは川を隔てた場所で、近づくことが出来ないのです。
ヤマボウシを撮影していると、一人の若い青年がバイクを停めて話しかけてきました。
直ぐ近くの家に住んでいて農業を継いでいるそうです。
まだ二十歳前後の若い男の子でしたが、私がこの辺りには花や木の撮影によく来ると話したところ、「今頃だと朴の花も綺麗ですよ」と話してくれました。風向きの加減で、あんなに高い木のてっぺんで咲くホオの花の香りを感じることもあるとか・・・。
まだ二十歳ぐらいの青年がホオの花のことを知っていてその香りまで知っているということに感動しました。農業を継ごうという若者は、やはり違うんですね。
その若者の話を聞いてから、その直後に、あまりに高い場所に咲いていて撮影を一旦は諦めたホオの花でしたが、思い直して撮影してみました。
この株も樹高は10m近くあろうという大きな木でした。
ホオはそういえば、東京まで車で行った道中でも、時折見かけました。
初夏は不思議と白い花が多いです。
低山だともっと早く5月には咲いていると思います。
四国の山には6月になると、ヤブウツギの赤い花を良く見かけますが、珍しく、ピンクのヤブウツギを見かけました。
まるでタニウツギのような淡いピンクです。
もしかしてタニウツギ?ッてことはないですよね。
四国にはタニウツギは自生してないと思っていたのですが・・・。
四国の山でよく見るのはこちらのヤブウツギです。
ウツギと名のつく花は多いですが、、赤いのはこれと、ベニバナツクバネウツギしか見たことがありません。
コゴメウツギは花の時期が遅くて、いつも東赤石にタカネバラを見に行くときに満開の花を見ています。
ですから、満開になるのは6月末とか7月初め頃なんですね。
ウツギと一口に言っても花の時期は2ヶ月にもわたって咲くようです。
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