秋晴れの三嶺を歩く、その4、稜線の赤い実たち
帰りにはこの下り坂を逆に登りかえすことになるので、まだ下るの??なんて思いながら下っていきます。
でも、時折三嶺の素晴らしい姿が見えるので、少々のアップダウンはあまり気になりません。やっぱり、快晴の日の稜線歩きは最高ですね。
山では自分の画像なんてほとんど撮らないですが、この日はあまりにも三嶺ヶば~~んと見えていたので、あくまでも山がメインということで、三嶺の前での画像もお互いに撮りあいっこしました。
ん??
これは何の実だろう??しばらく考えます。
最初はツルウメモドキ??なんて思っていたのですが・・・
それなら、話が簡単ですね。これはナナカマドの赤い実です。
いつもだと葉っぱがついている姿を見ているので、葉っぱがなくなると同定も難しいです。
ナナカマドの近くにも赤い実が見えていますが、こちらはトゲがありますね。
となるとメギの実のようですね。メギの実は東赤石で何度か見ています。
葉っぱが残っていたのと、実の形とで判断しました。
実だけ見ると、メギの実とほとんど同じ大きさ、形をしています。
最低鞍部はもう越えたと思われ、再び道が登り坂にかかってきました。
韮生越まで歩いたら休憩にしようと思うのですが、今までそれらしきところが見当たりませんでした。
時間的にも2時間近く歩いたので、10時55分から休憩にしました。
休憩していたら、白髪の分れのほうから単独の男性が一人やってきて、三嶺のほうへと向かわれました。結局、三嶺山頂以外でこの日お会いしたのは、この方だけでした。
これからは登り坂なのでコンビニで買ってきたゆで卵などを食べて、力をつけようという魂胆です(^_^;
休憩している場所はシカに食べられて笹がすっかり枯れている場所なのですが、よく見るとネットで囲んだ場所が何か所かあって、そこだけ木が生えているのです。
ネットの効果はあるようですが、それにしても周囲の茶枯れた光景の異様さが目につきます。
10分ほど休憩して、再び歩き始めたら、ちょうど東に見える剣山と次郎笈にかかっていたガスが取れていました。
肉眼では夫婦池から見ノ越への車道もはっきり見えるほどの抜群の展望です。
11時5分、こんな道標の横を通過します。
この場所の名前をどこにも書いてなかったので、そのときはわからなかったのですが、結局ここが韮生越だったようです。
〇〇越というのは地形的に峠を指すことが多いような気がしていましたが、この韮生越はカヤハゲへの登りの途中の何の変哲もない場所でした。
堂床から登ってきた道が、ここで稜線に達する場所ですが、かつては稜線を越えて東の四つ小屋谷川へと辿る道があったのでしょうか。
韮生越からカヤハゲへと向かう登りではリンドウが2輪、まだ綺麗に咲き残っていました。
この日見たリンドウの中では一番きれいでした。
この道を歩くのは10数年ぶりというTさんは感慨深そうです。
丸石、高ノ瀬付近は余りアップダウンがありません。
稜線北斜面の紅葉が去年ほどではありませんが、なかなか良い雰囲気ですね。
ガスがかかっているのは丸笹山で、左には塔丸、右には剣山がそびえています。
はるか下には四つ小屋谷川の流れまで見えています。
これだけ良く見えると、この辺りの地形が覚えられそうですね。
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