朝鍋鷲ヶ山~毛無山 花の道を歩く、その4、花の競演
後ろを振り返ると見えているのが朝鍋鷲ヶ山山頂にある展望台です。
出発してすぐに、Kさんが第一キクザキさんを見つけてくれました。
笹の枯れた中から咲いていて、ロケーションがあまり良くないですが、この花、意外と丈夫みたいですね。
笹の向こうに大山と烏ヶ山とがこんなに綺麗に見えていて、足取りも軽く下って行きます。
キスミレとシハイスミレが同じ場所で咲いているので、嬉しくてツーショットを撮ります。
ここのダイセンキスミレは上弁が横に張り出していて独特のお顔をしています。
キクザキイチゲとダイセンキスミレのツーショットも見られました。
ダイセンキスミレ…小さなスミレでしょう?
ツーショット撮影に夢中になって、帰宅して画像チエックしたら、ダイセンキスミレの群生の様子を撮り忘れていたのに気付きました(^_^;
仕方ないので、Rさんの撮影風景からトリミングしてみます。
笹の中からたくましき咲いているスミレです。
ほんの2~3m離れたところではシハイスミレも小さな群生で咲いています。
シハイスミレはピンクっぽくてタチツボスミレは青っぽいので色ですぐにわかります。
前を向いてぱっちりと開いているキクザキイチゲが何とも可愛いです。
前を歩くKさんの足元に点々と白く咲いているのはすべてキクザキイチゲです。
シハイスミレの立派な株もありました。
風のためなのか折れてしまったブナの枝先では芽吹きが始まっていました。
春の山を歩くと、ときどきこんな折れてしまったブナを見ます。
この縦走路沿いにはセリバオウレンもずいぶんと多く、登山道を少し横に外すとセリバオウレンを踏みそうになって慌てます。
すでに花が終わって実になったセリバオウレンは、背景になじんでしまって見えにくいのですね。
keitann様 こんにちは
この花模様は東三河の里山の4月始めのものかと錯覚するような季節感覚でした。
しかし東三河の里山ではブナを見ることは出来ませんし、キクザキイチゲもありません。
オウレンソウの類も見かけませんね。
このコースは花もたくさんあるようですが、大山の眺めが抜群ですね。
今回は随分贅沢な山行になっていますね。
投稿: ぶちょうほう | 2013-05-10 18:40
ぶちょうほう様、こんばんは。
シハイスミレやキスミレは東三河の4月の里山を髣髴させる眺めなんですね。
香川の里山で見られるのは、この中ではシハイスミレぐらいでしょうか。
岡山と鳥取の県境の山の素晴らしいところは、キクザキイチゲやダイセンキスミレが咲く上にブナの縦走路になっているということだと思います。
同行のRさんは連休前半に蓼科山などに行かれたのですが、信州の山にはブナが少ないと仰ってました。
確かに、ブナは温帯性の樹木なので、信州の高山では寒くて育たないのですね。そういう意味では中国地方や四国の標高1000m~1500mはブナが多く見られて幸せです。
また、日本海に近い豪雪地帯なので、キクザキイチゲやトキワイカリソウなども多く見られます。
何より、この日は展望に恵まれて、展望、ブナ、花と3拍子揃った贅沢な歩きとなりました。
投稿: keitann | 2013-05-10 22:19