初めての石立山、その2、植林帯を登る
コバノズイナと言う、これとよく似たアメリカ原産の花木があって、我が家にも植えていますが、これが初めて見る自生のズイナです。
四国の山を歩いていても、ズイナは今まで見たことがなく、愛媛ではレッドデータ種になっているようです。
見ていたとしても、花の時期でなければ、私などは気づくこともないでしょう。
やっぱり6月はアジサイの季節ですね。R195沿いも別子花街道に負けないぐらい、アジサイの綺麗なのを見ながら走ってきたのです。
雨が少ないのが、アジサイにはちとお気の毒ですが・・・。
橋の手前にはただ「遊歩道」としか書かれていない・・・。
「石立山」と言うのも書いてあったほうが親切ですよね。
ここで思い出したのですが、長い間不通だった西熊別府林道は通行可能になっているようでした。白髪山方面に登るには良いチャンスかもしれませんね。
川の上に覆いかぶさるようにヤマボウシの木が繁っていて、花もちらほらと咲いています。
そういえば、べふ峡に至るまでにもヤマボウシらしい真っ白の花が車窓から見えてましたね。
前夜、一夜漬け的に分県ガイドの「高知県の山」で石立山の項目にさらっと目を通していたのですが、「最初は急登の階段から・・」と会ったのだけ覚えていて、なるほどしょっぱなから階段歩きです。
因みにヤフーの地図に登山路が記されていたので、赤線でなぞってみました。
沢を渡るまでは石立山の真西にある1264m峰から南に伸びた尾根を乗っ越すような感じで、登山道がついています。
その後はと言えば、ひたすら石立山から西に伸びた尾根を登るわけです。登った後で思ったのですが、この山は全山ほぼ石灰岩でできているようで、山腹をトラバースして道をつけようものならザレ場ばかりで危ないようです。尾根を登るよりほかないというのが真相みたいでした。
向こう側は滝に行く道??
ユキノシタって石垣などで群生していてあまり自生の花と言う雰囲気がしないですが、こんなところに植える人はいないでしょうということで、これは自生なんでしょうね。
草丈10センチぐらいのミニサイズでした。
辺りは植林帯で薄暗く、下草もまばらですが、時折オモトが生えています。
オモトは愛媛や香川の山には少ないですが、高知や岡山の石灰岩の山では良く見かけます。石灰岩を好む植物のようです。
今年は県内の山にもイナモリソウを見に行っておらず、見ないままで終わるかと思ったら、思いがけないところで出会えました。
ここは正確にいうと、まだ石立山には足を踏み入れてないんですけどね。
この辺りになると自然林が残っています。
ミヤマウズラが1株見えますが、ミヤマウズラは香川の山でも珍しくはないですね。
これも石灰岩と思うのですが、フタリシズカって石灰岩が好きなのかも?
雨の時は滑りやすそう・・・・。晴天が続いていた時期に登れてラッキーでした。
Rさんに言われるまで気づかなかったのですが、カタツムリの絵が描かれてあって、ゆっくり登るようにと言う意味らしいです。
走出枝をたくさん出していて、??でしたが、どうやらキランソウの花後のようでした。
植林の間にかなり広いスペースがあって、たぶん、作業される方の休憩場所用に広げたと思われる場所でした。
歩き始めから約1時間経ったので、ここで休憩です。
ここまででどうやら標高850mぐらいまで登ったようですね。因みに登山口の標高は540mだそうです。
これからも登りが続くので、先ずは軽く行動食をお腹に入れます。
心配していた暑さは、暑いには暑いですが、植林帯の中で日陰の歩きなので、思ったほどではありません。コンビニで調達した凍らせたアクエリアスが適度に溶け始めていて、飲むには良い塩梅です。
先ほどからちらほら見えていたこの植物は、どうやらリンドウの花後の姿みたいですね。
フデリンドウが咲いてたのでしょうか。
キッコウハグマもそれまでにもあちこちで見かけていましたが、ここで初めて撮影しました。
薄暗いので、花が咲くかどうかはわかりません。
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