里山その4、青ノ山に登る・・真冬のスミレ
聖通寺に下って、車に乗り込んだのは16時20分ごろだったでしょうか。
いくら日暮れが少し遅くなったとはいえ、この時刻からもう一山登るというと気が焦ります。
すぐさま、青ノ山方面に車を走らせます。Rさんはトンネルの近くから登りたいとのことで、それなら道も近くて好都合です。
青ノ山には我が家の墓地もあって、墓地からそのまま車道を登って行くと、確か登山道らしきものがあったはずと記憶してますが、今まで私が歩いて登ったことがあるのもトンネル方面から登るコースです。
宇多津から飯野に抜けるトンネルの飯野方面出口を超えると左手に「青ノ山山頂」と書かれた標識が見えます。そこを左折すると直ぐにあるのが↑の登山口です。
実を言うと、私が以前登った時は、もう少し上まで車で行ったと思いますが、山登りで歩くなら、少しでも下から歩きたいですね。
歩き始めた時刻はすでに16時半です。(^_^;
登り始めてすぐに、驚いたことに、真冬というのにナガバノタチツボスミレが咲いていました。
それも一輪ではなく、3~4輪咲いていたのです。
南に面した道の法面なので日当たりが良いからなんでしょうね。
白いスミレまで咲いていました。
これもナガバノタチツボスミレの白花です。
寒い時期に咲いているので、ずいぶん縮こまってますね。でも、花の少ない時期に見ると、やっぱり嬉しい・・・・。
道はジグザグを切ってくれてあって、急な登りではないですが、先ほど登ったばかりの聖通寺山があまりにも楽な山だったので、それに比べると結構な登りです。
夕暮れが近いこともあって、足が自然と速くなるので、なおさらなんでしょうね。
少し登ったところで、以前私が車を停めていた場所まで登ってきました。
でも、そこから見上げる山頂方面まで標高差にしてまだ100mはありそうな気配です。
最後に車道を横切って、北側から山頂を目指しますが、ここでヤブツバキのもうすぐ咲きそうな花芽を見つけました。やっぱり、低山のヤブツバキは開花が早いですね。
17時3分、やっとこさで山頂の広場に出ました。
丁度、夕日が沈むところでしたが、生憎と木立が邪魔して夕日が撮れませんでした。
↑画像は夕焼け空の中に見えた荘内半島方面です。
青ノ山山頂や墓地のある麓にも古墳があって、見どころもあるのですが、この時間では如何せん撮影が無理になってきました。後は真っ暗になる前に早く下ってしまわないと・・・。
いつもはリュックにヘッデンを入れてあるのですが、この日はさすがにヘッデンは入れてませんでした。(^_^;
17時半ごろまでは何とか周囲が見えるはずなので、急ぎ足で下ります。
登り口に着いたのはジャスト17時半で、夕闇が濃くなってくるという時刻でした。
聖通寺山でゆっくりしすぎて、青ノ山は駆け足で登ってきたという感じです。新年早々、時間配分のへたくそな登りになってしまいましたが、こんなことができるのもやはり勝手知った里山だからでしょうね。
今度、我が家のお墓参りに行くときは、スミレをもう一度偵察してくるとしましょうか。
最後になりましたが、青ノ山の標高は224m。地元のお年寄りは土器山と呼んでいるようですね。私の知っている方も、昔は土器山でよくハツタケを採ったものだと仰ってました。
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