雲早~高丸、花の縦走、その2、登っても登ってもシャクナゲ
シャクナゲ尾根の登り口に着いたのは9時15分でした。
スーパー林道の通行止めがない年ならば、車で登り口まで行けるので、30分ほど所要時間が短くなるわけです。
先行者の男性二人が前を登って行かれるところでした。
私たちも登り始めますが、10mも登るか登らないうちに、早くもシャクナゲが咲いているのが見えました。
5年前の記録にも、スーパー林道からほんの5m上にまでシャクナゲがあると書いていますが、まさにそのことを再認識できました。
その後は途切れることなくシャクナゲのオンパレードでした。
したがって、この回の記事はほぼシャクナゲの画像で埋め尽くされています。
林床に見える長細いスミレの葉はナガバノスミレサイシンの葉のようですね。
ここからそう遠くない旭ヶ丸にもナガバノスミレサイシンが咲くので、間違いないと思います。
早速、お出迎えしてくれたシャクナゲを激写されるPさん・・・。
手前のまだらの樹肌はナツツバキかしらん?
朝日が射して、まるでスポットライトを浴びたように見えます。
ほぼ白に近い花色のシャクナゲもありましたが、よく見るとほんのりピンク色ですね。
途切れることなく続く花に、私たち女性陣3名は興奮してキャーキャー騒いでしまい、Mさんはさぞうるさく思われたと思います(^_^;
オンツツジをバックに咲くシャクナゲも見えます。
四国の山はとにかくツツジの種類は多いのです。
花つきが素晴らしく良い株です。
花弁の縁のピンクが濃い、ぼかしの花ですね、
優しいピンクの花・・・。
こちらは濃い目のピンクでした。
とにかくありとあらゆるピンクが揃っていると言ってよいほどです。
見事な花つきに、振り返りながら撮影するRさん・・・。
↑まさしくシャクナゲのトンネル状態です。
結構な急登なのですが、花が途切れることなく咲いているので、登りも苦になりません。
シャクナゲの花自体ももちろん美しいですが、何と言っても背景の綺麗な新緑の色合いが、シャクナゲを引き立てているんでしょうね。
とにかく、この尾根には数百本のシャクナゲがあると思うのですが、ほぼすべての木に花が咲いているようです。咲いてない木を見つけるのが難しかったのですから・・。
1時間近く登ったと思われる頃、ようやく稜線が見えてきました。
このシャクナゲ尾根は下の方を除くと、痩せ尾根になっていて、両側はざれている箇所がところどころあります。
そして、シャクナゲは尾根の上だけでなく、その両側の斜面にも相当数咲いていましたから、その数たるやすごいものです。
たまにはシャクナゲ以外の花も撮影です。
↑裏寒風ではまだ見られなかったヤマグルマの花が咲いています。
そういえば、ヤマグルマの花って、今まであまり見てないように思います。
葉も特徴ありますが、花も特徴があって、すぐにわかりますね。
ヤマグルマ科ヤマグルマ属の木で、1科1属1種という珍しい樹木なのだそうです。
四国の山では比較的目にすることができます。
ありとあらゆる色が揃っていると思ったシャクナゲですが、とうとう真っ白な花が見つかりました。
花冠の中の斑点もシベも白いです。
もちろん、こんなシャクナゲは初めて見ました。
シャクナゲの花の下を登られるMさん・・・。
10時18分、登り始めてそろそろ1時間が経つので、休憩を入れることにしました。
休憩中にふと上を見ると、カエデの仲間の苞が赤くて可愛いのが目に留まりました。
ナンゴクミネカエデかな?花が咲いていれば、見分けがばっりりなんですが・・・。
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