笹ヶ峰南尾根~寒風山、その2、ブナ林から笹原へ
登る前に上を見上げたら、稜線辺りに大きな岩が見えていました。
この岩はその後も登っている間、時々見えて、大きさでどれぐらい登ってきたのか知る良い目安になりました。
登り始めは7時半頃です。
道は思ったより明瞭で、なぜかブルーのビニールテープが木にくくりつけられ、かなり上のほうまでこのテープがありました。
登り始めてすぐに、噂通り、急登となります。
登り始めて5分も経たぬ間に、林道がかなり下に見えてきます。
登山道のすぐ東側がザレ場になっていて、ザレ場の縁に沿って少しだけ歩くと、やがて樹林の中の道となりました。
背丈ほどもあるスズタケの中を登って行きます。
この後、カメラの調子が悪くなって、ブナ林に差し掛かったのに、カメラがなかなか起動してくれず焦りました。
その間にも、ブナの枝の上をリスが走り回ったりと、絶好のシャッターチャンスがあったのですが、残念です。
ササの中に大きなブナが見られるようになってきますが、これが8時半ごろの撮影ですから、大ブナの林は登山口から1時間ほど登った場所ということですね。
↑色白の樹肌のブナです。
そして、これがいちばんの大ブナでしょうか。
幹から出ている枝は10本以上もありました。
広角で撮影しても、画像に収まりきれません。
やがてブナ林もぬけて、ダケカンバが見えてきました。
色白のダケカンバでまるで白樺みたい・・・・・。
ダケカンバが四国の山で出てくると、標高1500mと経験から思っているのですが、Mさんにそういうと、高度計を見てくださいました。
やはり、ダケカンバは標高1500mぐらいで出てくるようです。
ブナの林もダケカンバの林を見るのも、ずっと急登を登りながらです。
1時間以上歩いた頃、ようやく樹林を抜けて笹原に出てきました。
ここからは展望もあって、気持ち良い登りですが、ここからがまた長かったです。
西の方には寒風山と伊予富士が見えてきました。
伊予富士はいつも見る形ですが、寒風山はこちらから見る眺めは桑瀬峠から見るのと全然違います。
こちらから見ると岩場が見えないので、ごく普通の山です。
冠山の山頂と、こちらの立っている高さがそう違わなくなってきました。
笹原歩きとなった頃、ルートはなんとなく東寄りになってきました。
陽射しがきついので、どこか陰のあるところで休憩を取ることになります。
↑小さめのブナやミズナラがササの中に生えているところで、9時ごろに休憩です。
暑い中をひたすら登ってきたので、さすがに喉が乾いてしまい、ここでポカリを300mlほど一気に飲んでしまいました。この日は暑さは覚悟していたので、水分は2リットルは持参しています。
10分ほど休憩したのち、再び登り始めます。
画像では見えませんが、肉眼ではちち山山頂を通らない巻道が見えていました。
山頂まではまだ標高差にして200m以上はありそうです。
その後、登山道は山頂に向かってほぼ直登するようについています。
しんどい登りですが、稜線や石鎚山系の山々がせりあがってくるのが楽しみですね。
まずは笹ヶ峰~寒風山の稜線が見えてきました。
これから歩く稜線です。
そのうちに今度は、稜線の向こう側に筒上らしきドーム型が見えてきました。
こういうのが山歩きの醍醐味ですね。
Pさんは元気です、急登をものともせず、速いペースで登られます。
この日はBさんがここのところr山に行かれてないというので、Bさんのためのトレーニング山行という触れ込みでしたが、私がいちばん遅かったような?
↑Mさんが送ってくださった画像で、これは石鎚山系の山々を眺めているところ・・・。
何しろこのコースは笹ヶ峰山頂までは花がないので、いつも花の撮影をしながら休憩しているのも同然の私にとっては、休憩の口実がありません(^_^;
せめて、山々を眺めている間に束の間の休憩ですね。
東方面には冠山の向こうに少しだけ平家平が、そしてその向こうに大座礼までも見えてきました。
後ろを振り返ると、高知の山々が見えています。
梅雨であることを忘れるほど、素晴らしい展望です。
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