5年ぶりの秋の稲叢山、その4、山頂へ
展望岩場に着いたら、うまい具合に、岩の上でアサマリンドウが咲いていてくれました。
紅葉しかけた風景をバックに撮影したつもりですが、やっぱり難しいですね。
花つきの良いアサマリンドウもありました。
岩場ではPさんが出してくださった行動食をいただき、山頂までの登りに備えます。
といっても、もうそれほどの歩きが残っているわけではないですが・・・。
↑この日は紅葉に合わせた色合いのウエアを身に着けているお洒落なPさんの撮影風景です。
このルートは3度めなのですが、どういうわけかあまり記憶に残ってなくて・・・。
断片的には覚えていて、このゴヨウツツジの辺りは何とか記憶に残っていました。
↑まるで松の木のような風格ある幹なので、マツハダとも呼ばれるゴヨウツツジの幹です。
↑何というか個性的な枝ぶりです。
やがて、四差路に出てきました。ここからは、山頂に向かって尾根道を真っ直ぐ登るだけです。
黄色く染まった羽状複葉の葉に赤いバラのような実のついた木です。
ナナカマドでもないし、カマツカでもないし・・・う~ん、お手上げです。
ツルリンドウはとっくに花は終わったと思っていたら、まだかろうじて咲き残っていました。
私の掌に載せているもの、おわかりでしょうか?
これが何であるか分かった方は、相当な樹木通です。
堪えは次の記事で・・・・。
山頂が近くなるとさすがに色付いた落ち葉が見えてきました。
3裂した葉はもちろんシロモジですが、モミジの仲間は勉強不足でわかりません。
一足早く真っ赤に染まっているのはツタウルシかな?
これにかぶれるとひどいようです。
こちらは、前にも見かけたのですが、クチベニタケみたい・・・。
ちょっと色変わりのアサマリンドウもありましたが、残念ながら山頂付近のアサマリンドウは花が終わっているのが多かったです。
ガスが出てきて、風も吹いてきたようです。
やはり、朝のお天気は続きませんでした。
どうも、この日は標高1500m付近ははガスっていたようです。
幻想的なガスの中を登ってこられるPさんとRさん。
稲叢山の山頂は5度以上は来ていると思うのですが、こんなに道のりが長かった?と思いました。
山頂着は11時35分です。
登山口ではほかの車を見かけなかったので、山頂には途中で追い越された若いカップルだけかと思っていたら、思いがけず10人近くの方がいらっしゃいました。
たぶん、トンネル登山口から登ってこられたんでしょうね。
尾根道は風が結構あったので、山頂でお昼を食べるのは寒いかと心配したのですが、風は南から吹いてくるようで、山頂は思ったほど風が吹いてこず助かりました。
それでもウインドブレーカーを羽織り、食後はホットコーヒーにします。
山は10月に入ると、テルモスに熱いお湯、またはガスコンロを用意したほうが良いですね。
展望がないので、食べたらそそくさと下山します。
↑山頂付近にあったドウダンです。
紅葉はイマイチですが、ぶら下がった実が可愛い・・・。
まるで苔の見本市みたいに、いろいろな苔が貼りついた岩でした。
時間があれば、じっくり眺めるのも楽しそうです。
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