大展望の矢筈山へ、その4、膳棚へお散歩
山頂からは石立山まで剣山系の稜線の上からちょこんと顔を出して見えるほど素晴らしい展望を堪能しながらお昼をのんびりと食べます。
しかし、お昼をゆっくり食べても、時間はまだまだ余りそうです。
私たちがお昼を食べている間にも、次々と山頂に登ってくる人がいて、皆さん時間が早いのと天気が良いのとで、石堂山へ縦走しようかと悩まれています。
私たちが着いたちょっと後にも、若い男性がやってこられ、Mさんに「黒笠山まではどのぐらいかかりますか?」と尋ねています。Mさんは「往復で3時間ぐらいでしょうね。最大でも4時間はかからないと思います」と答えてらっしゃいます。若い男性はちょっと考えている風でしたが、「行ってきます」と黒笠山方面へと歩いて行かれました。
まだ時間も早いし、このまま下るのも勿体ないような気がして、「膳棚まではどのぐらいかかりますか?」と私もMさんに尋ねてみました。膳棚とは黒笠山へ向かう途中の稜線上の小ピークです。すると、往復でも2時間はかかならないとのこと。それじゃ、ちょっと行ってみようかという気になりました。
膳棚へと足を踏み出したのは11時半ぐらいのことです。
特に道標があるわけでもなんでもない笹の中の踏み跡を下ります。
行く先には黒笠山や膳棚がはっきり見えているので、行けますが、これがガスだったらちょっとためらいますね。
上を見上げると抜けるような青空とはこのことですね。
気が生えているところが尾根だと思いますが、先ほど黒笠山目指して歩いて行った若者はこの尾根を下ったようです。
樹種を良く確かめなかったのですが、落ち着いた紅葉です。
踏み跡はまだまだ下っていて、あんまり下ると登り返しが心配になってきますね。
↑ちょっと谷になっているようなところへいったん下り、再び、尾根に復帰します。
ちょっとした谷になっているところの上の方を見上げると、いい塩梅の紅葉が見えました。
ここが鞍部になっているようで、この先は登り返しです。
ほんのり赤いドウダンの紅葉・・・。
果実もぶら下がっています。
この日は台風のためか綺麗な紅葉はあまり見られなかったのですが、↑のモミジは素晴らしかったです。オオモミジでしょうか?モミジは自信がなくて(^_^;
↑行く手に黒笠山が見えています。
山頂が尖っているので阿波のマッターホルンとも呼ばれています。
名前だけは以前から知っていて、あちこちから特徴ある山容は見ていますが、まだ登ったことがありません。
こちらは綺麗な黄色に染まった葉っぱです。
ブナの葉に似ていると思いましたが、ブナはこんなに黄色く染まりましたっけ?
こんな道標のところまで歩いてきました。
時刻は12時4分です。
矢筈山から1キロの地点だそうです。
黒笠山へはまだ2.3キロもあります。
その後すぐに、膳棚のいちばん西側と思われるところに着きました。
剣山系方面の展望が少しあります。
Mさんは一人で、稜線を先の方へと歩いて行かれたようです。
5分以上待っていたら、Mさんが引き返してこられました。
もう少し先のほうに岩場があるので、そこまで行くと良いよとのこと。
欲を出して、その先まで行ってみることにしました。
膳棚は南側が岩場の断崖絶壁になっているようで、そういう場所を好むシャクナゲが早速見えてきました。
剣山や次郎笈が相変わらず良く見えています。
↑の岩場を今から登ります。
岩場には石立山の岩場に生えていたのと同じような針葉樹生えています。イブキとかそんな木でしょうか。針葉樹は苦手なので、良くわかりません。
↑Pさんと私が何とかよじ登った岩の上からの眺めです。
下からこちらを心配そうな面持ちで眺めるMさん・・・。
行きは良い良い…帰りは怖い・・・・
そんな歌がありますが、下りも何とか下れました。
岩場からの素晴らしい空の色・・。
午後になってもこの日は青空が続きました。
12時25分、帰途に就きました。
とりあえずは矢筈山まで帰るわけですが、こちらからの矢筈山を眺めるのはちょっと珍しいかも・・・。
針葉樹の間には、ちらほらと紅葉した木々もあって、楽しめます。
こんにちは。
素晴らしい青空ですね。これなら元気が出ますね。
紅葉は始まったばかりのようですが、たまに真っ赤な樹を見つけると嬉しいですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2014-10-30 07:51
多摩NTの住人様、こんばんは。
この日は終日青空でした。
こういう日は山では貴重ですね。
二度の台風のおかげで、この日は紅葉は今一つでしたが
眺望はほんとに素晴らしかったです。
投稿: keitann | 2014-10-30 22:15