晩秋の徳島ノギク&紅葉ドライブ、その3、ナカガワノギクほか
いよいよナカガワノギクの見られる場所までやってきました。
まず目に付いたのはアオヤギバナでした。
アオヤギバナは知らない人が見ると、アキノキリンソウにしか見えませんが、渓流植物として典型的な花だそうで、私はここ那賀川の河原でしか見たことがありません。
アキノキリンソウのよいにまっすぐには伸びず、草丈も低くて、時には流れに身を任せるのか茎はくねっています。
今年の夏は那賀川は大雨が降り、被害もかなりあったのですが、皮肉なことにナカガワノギクなど渓流の植物にはそれが良かったようで、2年前に来たときよりも花が見事でした。
↑はリンドウとナカガワノギクのツーショットです。
↑河原の岩場でたくましく咲いています。
ウメバチソウも今年は花数がずいぶん多かったです。
苔の生した岩に点々と咲いているウメバチソウです。
ナカガワノギクは花後はピンクに変色することが多いですが、↑の花は花がまだ綺麗なので、最初からピンク色をしている個体かもしれません。
岩場の間に水が溜まった、そういう水場を背景に咲いているナカガワノギク・・・。
こちらはちょっとした群生で咲いているリンドウです。
ウメバチソウの向こうにリンドウのブルーが覗いて、時ならぬお花畑が出来ています。
車で少し移動して、またちょっと違う雰囲気で咲いているナカガワノギクを見ます。
ナカガワノギクの花の傍に見えている実は野生のシランの果実です。
春にはシランが咲く場所です。
↑岩に着生しているナカガワノギク。
強い花です。
岩の上で点々と咲いている様子は那賀川でしか見られない光景でしょう。
時間がおしてきたので、仕方なく徳島市内へ向かったのですが、途中、「道の駅わじき」出休憩のため立ち寄りました。
買い物をしたあと、何気なく道路の上を見ると、白いキクが咲いていました。
もしかしてと思い、道の駅の人に尋ねてみたら、案の定、「ワジキギクです」とのこと。
急いで近づいてみました。
ワジキギクとはシマカンギクとナカガワノギクの交雑種です。2年前には徳島在住の方に自生地情報をいただき必死に探したものでした。
今回は時間切れで探す時間がないと思っていたら、運よく、ここで見られました。
↑もっとも、道の駅で見られるのは植栽されているワジキギクですが、自然の状態で見られるワジキギクは数少ない貴重な花です。
黄色いのはシマカンギクかと思いましたが、ネットで調べると、ここのものはもともと牧野植物園で植えられていたワジキギクを増やしたものだとか・・・。
植栽ではありましたが、何とかワジキギクまで見ることが出来て、ラッキーでした。
色々な野菊とっても綺麗ですネ!
岩に着生しているナカガワノギクなど可愛いですネ!
風景もいい写真です。
沢山のお花、楽しいでしょうねぇ~
投稿: 遊書画momo | 2014-11-20 01:14
ナカガワノギクとリンドウのツーショット、雰囲気ですね。
東海地方から四国にかけては見たい花々がたくさんあるので、いつの日か
訪ねたいと思ってます。
こちらではノギクの仲間やリンドウも終わり、少しずつ冬の佇まいになっ
てきました。落ち葉がサラサラ、陽だまりトレッキングの時季ですね。
投稿: 翼 | 2014-11-20 13:16
keitannさん、こんばんは。
野菊の季節到来ですね。
アオヤギバナは此方、武庫川の上・中流域でも僅かですが咲きます。
でも、此方で見る花は花付が豪華ですが武庫川のは少し貧弱です。
勿論、兵庫県RDB種で貴重な花ですが。
ナカガワノギク・ワジキギクは未だ見た事がありません。
投稿: k2 | 2014-11-20 21:55
遊書画momoさん、コメントありがとうございます。
四国はノギク王国だそうで、そのことは四国に住んでいる私も
つい7年ほど前に知ったことです。
岩に着生しているとアルプスの花などもとてもかわいく見えますね
岸辺の花でも岩に咲いているのは健気でつい応援したくなります。
この場所は晩秋だというのにお花畑状態で、本州の人にはちょっと
信じがたいような場所ですね。
投稿: keitann | 2014-11-20 22:14
翼さん、こんばんは。
関東はお花もあらかた終わった時期でしょうね。
今週初めにOB会で上京したので、丹沢山系の大山に登ってきましたけど、
咲いている花と言っては、麓のノギクぐらいでした。
四国は今もムラサキセンブリ、ノジギクなど、高知に行けば結構花盛りです、
四国においでになるときはご一報ください。
こちらでもさすがに12月に入れば山は陽だまりハイキングとなります。
投稿: keitann | 2014-11-20 22:18
k2さん、こんばんは。
アオヤギバナは兵庫の武庫川でも咲くんですね。
私はいつもナカガワノギクを見に行くとアオヤギバナも咲いているという
ついでに見る花になってしまいますが、リンドウのブルーナカガワノギクや
ウメバチソウの白に混じって、黄色のアオヤギバナが色を添えています、
今年は那賀川が氾濫したのが、花には良かったようで、ちょっと皮肉ですね。
山登りせずとも見られる花ですから、場所さえわかればすぐに見られます。
そのうち一度おいでになってくださいね。
投稿: keitann | 2014-11-20 22:21