5年ぶりに粟島の山に登る、その2、ハマダイコンにシマカンギク
港を歩き始めてしばらくは車道歩きとなります。
普通なら車道歩きはつまらないものですが、島の車道歩きは眺めも良いし、何より車が滅多に通らないので、気分良いです。
↑道沿いに何かピンクの花が咲いていると思ったらハマダイコンでした。
それも1本や2本ではなく、ちょっとした群生で咲いています。ハマダイコンだって普通は春の花ですから、やっぱり島は暖かいんですね。
やがて、行く手に山が見えてきました。
向かって右の方のピークが今回登りに来た柴谷山です。
向かって左のピークのように見えるのは5年前に間違えて登った大岩のあるピークです。
ここから見ても、向かって左のピークの方が格好良く見えますよね。
3月ぐらいになると、もう撮影もしなくなるカラスノエンドウですが、この日はまだ珍しいので、またまた撮影します。
道ばたのコナラだかアベマキの木も、四国本土ではまだまだ冬姿なのに、粟島の木は芽吹きが近いように見えました。
↑こんな感じでのんびりと歩いていきます。
もうすぐ、粟島の砂洲になっている場所にさしかかろうというところです。
あれ?
こんなところに公衆トイレがありました。
瀬戸内芸術祭が行われた関係で、新しく建てられたようです。
山から下りた帰り道、このトイレをお借りしましたが、綺麗なトイレでした。
私たちのように、島を歩く人間にとっては、こういう施設は有難いですね。
トイレの建物の後ろ側に見えるのは、どうやら島の小学校の跡?
シャリンバイの青黒い果実は冬場にも野鳥に食べられずに残ってるんですね。
シャリンバイだのトベラだのという木は海岸に多い木です。
9時43分、砂州のいちばん狭くなっている辺りにやってきました。
細長い砂州の幅は南北の幅が50mもありません。
北側の海岸に移動してみたら、あわよくばこの日登るつもりの阿島山が見えていて、それを撮影されるMさん。
ずいぶんぺしゃんこの円錐形をした山ですね。
↑ネット上から、粟島の地図をお借りしてきました。
地図上に中新田と書いてある辺りがいちばん狭いところです。
この砂洲で、高校時代にクラゲに刺されながら泳いでいたのを思い出します。
お盆頃の試合が終わったら、泳ぎに行く許可がようやく監督から出るので、バレー部の仲間と海水浴に来ていたのが粟島のこの場所です。
↑5年前に城山の山頂から撮影した画像です。
赤線で囲んだのが砂洲の部分です。
見事に細長いでしょう?
南側には鳥居があって、泳いでいたのはなぜかこちら側の海岸でした。
砂洲からほんのちょっと歩くと、北側に神社が見えてきました。
寄って行きましょうとMさん・・・。
その後も、木の枝で遊ぶメジロを撮影したり、ジョウビタキを見つけたり・・・・童心に返りまくりでした。
天気が良いので、野鳥も多そうです。
島ですから、もちろん水仙もあちこちで咲いています。
粟島は島遍路も有名だそうですが、この道のいたるところでも↑のようなお地蔵様を見かけました。
57とあるのは57番札所のことでしょうか。
やがて見覚えのある集落が出てきました。
5年前に登った時は、この民家の辺りから上を目指したような気がします。
向かって左側のピークから柴谷山までの稜線が見えてますね。
↑5年前にRさんと私がヤブ漕ぎして登ったピークが下から見えました。
大きな岩があるのですぐわかります。
今回もヤブ漕ぎを覚悟して、ザックのポケットには小さな剪定ばさみも持ってきた私ですが、Mさんは「ヤブ漕ぎはしなくても良さそう」と仰いますが・・・。
何でも一足先に登られたエントツ山さんが、山頂から草刈された道がついているのを見つけられたらしいです。
どこかにその道があるはずだと・・・
てくてくと歩いているとRさんがシマカンギクが咲いてると教えてくれました。
晩秋の花が、まだ咲き残ってたんですね。
そういえば、数年前に登った1月の高見島でもシマカンギクが咲き残っていましたっけ。
こちらは逆に、春を先取りして咲いているコバノタツナミです。
暖かな島では、2月でもいろいろな花が咲いているものですね。
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