しまなみ隊と香川の里山を歩く、その1、足慣らしにカッパドキア
1月も第4週ともなると、さすがに行事もあらかた終わり、自由な時間が取れるようになります。
さて、どこの山に行こうかと思っていたら、山友達のRさんからメールが届きました。四国の山仲間の間では知らない人のいない「はるちゃん」が香川の里山に来られるそうで、エントツ山さんからの呼びかけで一緒に歩きませんかと言うことでした。
コースは五色台の通称カッパドキア&袋山~勝賀山縦走です。
前々から歩きたいと思っていたコースなので、二つ返事で参加の旨をエントツ山さんに連絡しました。
いつもの山仲間のRさんEさんは都合で参加されないようですが、MさんPさん、Sさん、それにYさんご夫妻、Tさんご夫妻も参加されることになりました。なんでも総勢17名と言う賑やかな歩きになるそうです。
どんな山行になるのでしょう?楽しみです。
↑この日の山行を無事終えたところで、はるちゃんの卒寿をお祝いしてエントツ山さんから山仲間たちの寄せ書きを差し上げた場面です。
はるちゃんは大正14年生まれでいらっしゃるのですが、登山口までの運転はもちろん、四国中の山を歩かれ、今も現役バリバリの山行をこなされています。私たち四国の山仲間が、かくありたいと願っている憧れの方です。私も2009年6月の天狗塚~牛ノ背でたまたまご一緒させていただいたことがありましたが、私たちはそのときはるちゃんのパーティーに追い抜かれてしまい、驚いたものでした(^_^;あれから6年、はるちゃんは90歳になられた今も、お元気で、私たちも元気をいただいたことでした。
当日は朝8時半に五色台の遍路ころがしの駐車場に集合となりました。
この日歩くのははるちゃんたちしまなみ隊4名(はるちゃん+しまなみフラワーズ3名)はるちゃんの知人の高知の4名、香川の山仲間9名の合計17名です。
私はいつも良く行く駐車場なのに、うっかり曲がり角を曲がり損ねて行き過ぎてしまい、途中で引き返したもので、集合場所に着いたのは8時20分ぐらいでした。でも、私が着いたときにはほかの皆さん、全員集合済みでした。
↑めいめいがざっと自己紹介をした後、8時28分にカッパドキア目指して歩き始めます。
トップはエントツ山さん、次にしまなみフラワーズ、高知組、最後に香川の山仲間と言うオーダーです。
因みに私たちがカッパドキアと呼んでいるのは五色台中腹の遍路ころがし周辺、凝灰角礫岩がえぐれた場所です。遠目にも白く見えるその場所はさながらトルコのカッパドキアに似ているところからエントツ山さんが命名されたようですね。
いきなり、こんなヤブっぽいシダの中を登っていきます。
でも、前日にエントツ山さんがシダやイバラなどを刈ってくださっていたそうで、当日は順調に登ることができました。
結構急な坂道を登るので、まだ気温が低い朝のうちとはいえ、すぐに汗が噴き出します。
垂直距離にして100mも登ると、そこは白い凝灰角礫岩の岩場になってきました。
白い岩場に沿って登っていきますが、途中、キノコののような岩の横をすり抜けていきます。
小豆島の寒霞渓もこんな感じですね。
これが博智山ならさしづめ「はったけ岩」とか「まったけ岩」とつけるんでしょうか?
空は青空、上方には五色台の見慣れた電波塔が立っていて、気分も爽快です。
えらくトゲの目だった木が目につきました。
もしかしたらカラスザンショウかな?
ぱっくりとえぐれているその向こうに国分寺の町やため池が見えています。
最後にちょっとしたザレ場みたいなところを登ります。
登りきると、下の方にはるちゃん、Pさん、Sさんの顔が見えました。
素晴らしい展望が待っていました。
池の向こうに12月に登ったばかりの鷲ノ山が見えていますが、やっぱり格好の良い山ですね。
その後ろには忘年山行で登った大高見峰や猫山も良く見えています。
そして、綾歌辺りと思わるのですが、朝霧がかかっていました。
見慣れた讃岐の里山ですが、初めての場所から眺めるのは良いものですね。
皆で記念撮影をした後、エントツ山さんのガイドに従って下っていきます。
あとで聞いたのですが、真新しいテープがあると思ったら、前日にエントツ山さんが道を外さないようにつけて下さったようです。確かに、16名もひきつれて危険な個所やヤブの中を歩かせるわけにはいかない・・・・案内する側となったら、そう考えますよね。
↑の場所なども、ざらざらとした滑りやすい場所なので、歩くときはどこを歩くか、結構気を遣います。香川の里山はそういう場所が多いのです。
↑すぐ後ろを歩かれていた高知組の方は、後でわかったのですが、2013年秋に寒風山でお会いしたOさんでした。そういえばどこかでお見かけしたような気がするとは思いましたが・・・。
なんと去年の雲早山~高丸山を歩いたときもお会いしたそうです。全然、気付かなかったようで、失礼しました。
最後に凝灰角礫岩がむき出しになった斜面を下ってきたら、すぐ下に車道が見えています。
登山口に戻ってきたのは9時25分ぐらいでしょうか。
予定時刻より30分ほど早い下山で、余裕でした。
下山後、はるちゃんから差し入れの竹輪をいただきました。
竹輪を配られているのが今回の山行のお世話をしてくださったエントツ山さんです。
皆で一本ずつ丸かじりしましたが、行動食に竹輪と言うのも食べやすくて良いものですね。
これは楽しい山歩きですね!
高齢になってもお元気な方が一緒だと、パワーをもらえる気がします。
町並みとため池と山々の組合せが箱庭のようにも見えますが、こちらでは見たことのない風景です(^o^)
投稿: 加納@新潟 | 2015-02-04 22:10
加納さん、こんばんは。
この方は90歳の今も今治から高速を運転して、山登りにいらっしゃるんですよ。
お元気なだけでなく、謙虚なお人柄、高齢だからという甘えは微塵もなく責任感の
強くていらっしゃいます。
私も何とか70ぐらいまでは山歩きが出来るかな~という気になりましたよ。
香川の里山とため池の風景・・・・これは讃岐だけの独特の風景かもしれません。
私はこういう地でそだちましたので、18歳で東京に出るまで、山はどれもこういう
形をしているのだとばかり思い込んでましたよ。
新潟の山は妙高や巻機、越後駒などは良く知ってますが、平野部の山はどんなんでしょうね。
また、そのうち越後にもお邪魔したいですね。
投稿: keitann | 2015-02-04 23:16