青春18きっぷで岡山の熊山へ、その3、高倉大明神
道はどこまでいっても勾配は緩やかで、相変わらずあまり登っている気配がありません。
そんな折、ふと淡い黄色の花が目に留まりました。
↑カメラがなかなか起動してくれず、起動までしばらく待たされました。
こういう滅多に見ない花は、スマホ撮影では納得いく画像が撮れないので、やはり一眼が良いですね。
ヒキヨモギは少し前に見たばかりだったので、見た目も雰囲気も違うのが良くわかります。
とはいえ、どちらも見てない人だと、ヒキヨモギなのかオオヒキヨモギなのか迷うところでしょう。
ヒキヨモギの鮮やかな黄色に比べて、色は淡い黄色で、全体に毛が多いです。
本州の関東地方以西、四国、中国中南部に分布するそうです。絶滅危惧Ⅱ種です。
私の住む香川にも分布するのですが、今までたまたま地元では見たことがありませんでした。
オオが付きますが、この前に見たヒキヨモギが1m近い立派な株だったので、こちらがオオが付くのがちょっと合点がいきませんでした。
私が見た場所では道路法面から垂れ下がるように咲いていました。
退屈な林道歩きでも、次々と花が出てくるので、ちっとも退屈せずに有難かったです。
いよいよ、山の風景に変わってきて、進行方向左手にたぶん屏風岩と思われる岩場が見えてきました。
白いのはセンニンソウが樹木に絡まっているのですが、その後ろに茶色く見えるのはネムの木の豆果です。ついこの前までピンクの花を見ていたように思うのですが、さすがに9月ともなると果実になるのですね。
タケニグサが空き地のようなところに蔓延っていました。
外国でははガーデン用の植物として人気があるらしいですが・・・。
↑この辺りの遊歩道や林道などの案内板です。
熊山まではまだ結構な距離がありそうですね。
先ほど遠くから眺めたネムの豆果を近くで見ることができました。
秋の地味な植物、チジミザサです。
こうやって見ると、ほんとに笹のような葉っぱです。
ずいぶん花つきの良いカエデドコロがありました。
これだけ咲いていると、見ごたえあります。
↑これはうちの庭にも勝手に出てくるダンドボロギクと言うボロギクの仲間です。
綿毛を飛ばす植物はうっかり咲かせてしまうと、後が大変ですね。
どこででも咲いていアキノタムラソウですが、このコースではあまり見かけませんでした。
ヒヨドリバナの咲き始めのようですが、ヒヨドリバナは咲いていてもあまり撮影しない植物の一つですね(^_^;
10時18分、高倉大明神の分岐までやってきました。
分県ガイドにはこのまま林道を歩くようになってますが、ついでなので、高倉大明神にも寄ることにします。
沢沿いに赤い鳥居が立っています。
道の傍で、2本の沢が合流しています。
今年は雨が多いので、水量は多そうです。
なおも鳥居をくぐって歩いていくと・・・
大滝林道への分岐もありました。
10時半、高倉大明神にやってきました。
狛犬ではなくキツネが鎮座していたし、赤い鳥居があるので、お稲荷さん?と思ったら、やはり高倉稲荷だそうです。
ここからも道がありそうだったのですが、まさか屏風岩を登るなんてことになったらやばいので、これは諦めます。
デジカメの調子が悪くスマホで撮影した屏風岩です。
10時33分、もとの林道鬼ヶ城線まで戻ってきました。
屏風岩が林道からも見えています。
10時38分、ようやく林道終点までやってきました。
道草や寄り道ばかりしているので、ここまでに1時間以上かかってしまいました(^_^;
小さな沢を渡ると、そこからが登山道の始まりのようです。
もう一度橋を渡りますが、この橋のたもとで一度休憩を取りました。
なにしろ歩き始めてから、まだ一度も水分補給をしていません。
5分ほど休憩した後、いよいよ登山道を登ります。
山の植生は貧弱で、シダばかりが目につきます。
この道標を南に行くと、先ほどの高倉大明神方面かな?
香川の里山にも多い、花崗土でできた山のようですが、ここからが傾斜もきつく暑くなってきた来たりでしんどかったです。
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