今年も広島花散策登山へ、その5、立烏帽子へ
ようやく立烏帽子の駐車場も近くなってきたかなと言う頃、見覚えのあるサンインヒキオコシの花が咲いていました。
去年はそれが何と言う花なのか、歩いている途中ではわからず、帰宅してから調べてわかったのでした。
↑手前にサンインヒキオコシ、バックの赤いのはユキザサの果実を入れてみました。
サンインヒキオコシは四国の山で咲くミヤマヒキオコシとよく似ていますが、花姿が大きいですね。
調べてみると、サンインヒキオコシはミヤマヒキオコシの変種で、葉の幅がミヤマヒキオコシより広く、花も大きいそうです。
↑愛媛の寒風山で撮影したミヤマヒキオコシです。
こちらはサンインヒキオコシです。
葉の幅が広いというよりも、葉そのものが大きいと感じます。
全体に何もかもがミヤマヒキオコシより大造りと思います。
花の形はヤマハッカにそっくりですね。
それもそのはず、ヤマハッカ属です。
↑こちらはつい数日前に里山で撮影してきたヤマハッカですが、花だけ見るとサンインヒキオコシと区別がつきません。どちらもキツネ顔です。
またまた大きなブナが出てきたので、感心しながら歩きます。
「立烏帽子P」と書かれた道標がようやく出てきました。
さきほどはサンインヒキオコシの紫の花が出てきたと思ったら、今度はアキチョウジの花が咲いていました。
どちらも良く似た色と花の形とで、野草を見始めたばかりの人には区別がつきにくいでしょうね。
因みに↑がサンインヒキオコシです。
やっと、立烏帽子の駐車場が見えてきました。
やれやれ、結構歩きました。
駐車場手前にはサラシナショウマが咲いていました。
伊吹山で群生で咲いているのを見てから丁度1か月ぐらいになります。
この赤い実はミヤマガマズミの果実かな?
葉の先端が尖っていますから・・・。
竜王山への道標が見えています。
池の段まで行ってから、時間があれば竜王山に登ろうという話になりましたが・・・。
トイレの傍に、ここでも赤花のゲンノショウコが咲いています。
この日は赤花のゲンノショウコしか見ませんでしたね。
これもトイレ横のフェンスに絡まって咲いているツルニンジンで、こんなところに咲いているのは初めて見ました。
駐車場には車はそれほど駐車してなくて、ここが満車になるのはきっと紅葉の時なんでしょうね。
結局、トイレ休憩などして、立烏帽子へと歩き始めたのは11時48分のことでした。
お昼も近いですが、池の段に着くまではお腹が空いても我慢ですね。
立烏帽子への最後の登りはやっぱりブナの道でした。
途中、アキチョウジが群生しています。
ツルニンジンも咲いています。
私の好きなブルーの花が多くて、幸せです。
ブナの枝越しに山なみが綺麗に見えています。
この分だと池の段からの展望が期待できますね。
少しですが、キバナアキギリも咲いています。
赤い屋根などの建物が見えているのはどうやらセンター方面みたいです。
この日見た中でいちばん綺麗だったツルリンドウです。
カエデの紅葉が少し始まっています。
そして、嬉しいことに、山頂直下でフウリンウメモドキの赤い実も発見です。
寒風山に続いて、今年2度目の発見でした。
でも、Rさんは今年初めてだそうで、喜んでいました。
少し紅葉し始めた木々の向こうの山なみです。
池の段の西側にある山のようですが、特に山の名前はないようです。
12時14分、立烏帽子山頂を通過しました。
立烏帽子山頂付近からは竜王山が良く見えますね。
ほぼ平坦な道なので、歩いたとしてもそれほど時間はかからなさそう・・・。
keitann様 こんにちは
なるほど海を越えてここまで足を延ばすだけのことはありますね。
実にたくさんのものが出てきて、見ていてワクワクします。
ヤマハッカ、ヒキオコシ、アキチョウジ・・・・と似たものが並び、画で見るだけでも頭の中が混乱してきます。
ツルニンジンが何度も出てきますね、そしてツルリンドウも。うらやましいような・・・・
天気に恵まれて、山頂からの景観もなかなかのものがありますね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-10-12 10:15
ぶちょうほう様、こんばんは。
私たちは平均すると1月に1度ぐらいは瀬戸大橋を渡って、本州の山に登って
いるようです。
今年は特に岡山の山や大山にも何度も登りました。
広島の山には秋しか来てませんが、瀬戸大橋を渡るだけの価値はあるようです。
アキチョウジやヒキオコシは四国でも咲きますが、サンインヒキオコシは山陰に
特有のヒキオコシですね。
この日はツルリンドウも何度も出てきました。
ツルリンドウは四国の山にも以前はずいぶん多かったのですが、最近は少し減ったように
感じています。何ということもない花ですが、毎年、見たい花ですね。
投稿: keitann | 2015-10-12 22:50