2015年秋、里山のキクの花いろいろ
センブリの花の時期は、ちょうどキク科の花の時期でもありますね。
センブリを見に行くと期せずして様々なキクの花を見ることができます。
今年もまたリュウノウギクとシマカンギクの交雑種のキクを見ることができました。
このキクはどこででも見られるというわけではないので、毎年、「今年は見られるだろうか?}と思いながら、山を登ります。
↑今年も何とか見ることができた、リュウノウギク×シマカンギクの交雑種のキクです。
色合いも丁度その2種のキクの中間的な色合いをしています。
交雑種のキクの葉です。
葉はどちらかと言うとシマカンギクの葉の方に似ています。
これも交雑種のキクです。
↑このキクも一見リュウノウギクに見えるのですが、葉がちょっと違いますね。
↑こちらはリュウノウギクで間違いないようです。
↑こちらはシマカンギクでシマカンギクとリュウノウギクの両方が近くで咲いているので交雑種が出来るようです。
ヤマジノギクも咲いていましたが、ヤマジノギクには今年は広島の山で見事な株に出会うことができました。
2輪咲いていますが、花の色が微妙に異なるヤマジノギクです。
センブリの咲く山では今年はヨメナが大群生でした。
子供の頃から田んぼの畔で見慣れているヨメナには懐かしさを覚えます。
子供の頃はこのヨメナを「野菊」と呼んでいました。
春のスミレと秋の野菊は妙にお気に入りの花だったのです。
群生で咲くヨメナ・・・・ある意味、贅沢な眺めですね。
ヨメナは山すそで咲きますが、シロヨメナは山中で見かけることが多いですね。
秋早いうちから咲くシラヤマギクはセンブリが咲くころにはもう終盤の姿をしていました。
ヤクシソウは10月ごろに花の盛りを迎えるようで、シマカンギクが咲き始めるとヤクシソウのほうはもうあまり綺麗ではなくなります。
アキノキリンソウも里山から高山まで幅広く見かけることができるキクの仲間ですね。
そして、海に近いこの山ではツワブキが早くも咲いていたのでした。
今年はツワブキもずいぶん早くから咲き始めたように思います。
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