徳島~高知、欲張りドライブ、その2、アゼトウナとサーフィン
時間があれば、ナカガワノギクとシマカンギクとの交雑種であるワジキギクを見に行きたいところですが、ヤッコソウの咲く鈴ヶ峰には足で登らなければいけないので、ここは先を急ぐことにします。
那賀川流域から徳島の太平洋側に出るのですが、その辺りの風景が何とものどかで郷愁を誘われるものでした。今度時間があるときには、その辺りもゆっくり見てみたいものだと思いながら走っているうちに、太平洋が見える場所へと出てきました。
朝方の寒さは嘘のように気温が上がり、窓を開けて走らないと暑いぐらいです。
晩秋に来ても、徳島や高知の太平洋岸は半袖でもいいぐらいの暖かさなのです。
↑最初は海岸線が見える場所に差し掛かったので、海辺の景色を撮りたいと車を停めただけでしたが、ついでに休憩していたら、すぐそばに海岸へ下りる道がついていました。
その道を辿ったところ、アゼトウナを写すのに絶好の場所がありました。
アゼトウナを見るのはもちろん去年の冬以来のことですね。
去年は確かムラサキセンブリを見に行ったついでに足を伸ばして、須崎方面の海岸を見てきたのでした。
アゼトウナを初めて見たのは、もう8年ほど前になるでしょうか。
自分のブログを調べたら、2007年に初めての高知花散策に出かけていました。
アゼトウナを見たのは、このときが初めてだったろうと思います。
ハマナデシコやハマゴウは瀬戸内の海岸でも見られますが、アゼトウナは瀬戸内では咲いていません。
アゼトウナの黄色い花と群青色の海を眺めると、太平洋だな~と思ってしまいます。
車道からはこんな眺めになっているんですね。
いつまでも海を眺めていたいですが、ヤッコソウを見に行かなければ・・・・・。
ヤッコソウの自生する鈴ヶ峰は徳島と高知の境に近い宍喰まで走らねばなりません。
宍喰に近づくにつれて、鈴ヶ峰らしき山が海岸近くに聳えているのが見えてきました。
先ずは宍喰の道の駅でトイレ休憩です。
3年前に来たときには産直で買い物もしたのですが、今回は買い物はパスします。
車に乗り込もうとしたら、目の前の海でサーフィンする人がいたので、見物することにしました。
ボードを持って、海に入っていく人。
沖合に向かって漕ぎ出しています。
このときはまだ波もそれほど高いというわけではなかったのですが、それでも普段穏やかな瀬戸内海しか見てない私たちにとっては、波の高さは驚くばかり。
やがて、うまく波に乗っている様子が見て取れました。
テレビでしか見たことのない様子を目の前で見られて、驚くやら感嘆するやら・・・・でした。
ひとしきりサーファーを見た後は、やっとこさで鈴ヶ峰へと向かいます。
登山口への道はうろ覚えですが、何とか記憶が残っていました。
途中まで行くと、「鈴ヶ峰登山口」という道標が出ているので、それにしたがって走ります。
登山口からもう少し車で入れたような記憶があったので、少しだけ車で走り、路肩の広くなった場所へ車を停めます。
歩き始めは12時15分です。
↑早速、何かを見つけたらしく、カメラを向けるPさんです。
最初は林道歩きが少しあります。
少し歩いたら、車を回すことができる広い場所に出ました。そうそう、ここまで車で入れるんでした。駐車してある車が一台だけあって、今日の鈴ヶ峰は私たちとその車の方と、2組だけのようです。
道ばたでフユイチゴの果実の今年の初見を見ました。
撮影したら、その後はもちろん、お味見ですね。(^_^;
それにしても、フユイチゴって、こんなに暖かい海辺の山にもあるものなんですね。
前回たくさん見かけたコクランが目につかなかったのは、盗掘されたということ?
車道から登山道へと道が変わり、しばらく登ったら、先ほどサーフィンの様子を眺めていた宍喰の海岸が見えてきました。歩き始めから15分ほどの場所です。
keitannさん お早うごさいます。
その節には大変お世話になりました。
ナカガワノギクも然る事ながら自生地がとても雰囲気の良いところでしたね。
その中で咲くナカガワノギク、ウメバチソウの花を十分満喫する事が出来ました。
室戸岬には何度も行っていますが、海岸線を走っていると視界が広くて気持ちが良いですよね。
今朝は昨日の雨も上がり少し冷え込んできています。これで、里の紅葉も色付いてくる事でしょう。
霧氷も楽しみです。
投稿: クムトマト | 2015-11-26 08:58
keitann様 こんにちは
ヤッコソウを見られるかなと思いましたが、それは次回以降のようでしたね。
でも、この季節としては珍しいサーフィンを見ることができました。
こんなに気温が下がってもやっているのですね。
コクランは盗掘でしょうか、残念なことですね。
それほど風采の上がらないものですが、野生ランということで、マニアは放ってはおかないのでしょうね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-11-26 13:00
keitannさま こんばんは
アゼトウナ という花 高知の海岸沿いにたくさん咲いていましたね
初めて聞いた名前 初めて見た花でしたが四国にはどこにでも咲いているのかと思いましたら太平洋側に咲く花なのですね
四国特有の花にも咲く場所が限られているのですから植物の分布はほんとうに不思議ですね
先日森林公園にアシズリノジギク ノジギク リュウノウギクを観に行き可愛い可憐な花を観ることができました
ほんとうは足摺岬の風景の自然の中に咲いているアシズリノジギクを観たいのですが
今年は残念な状況で諦めです(泣)
四国は那賀川ですね ナカガワノギクという固有種もあるのですね
こちらにも文字違いの那珂川が家の前を流れています
投稿: あかね雲 | 2015-11-26 19:02
クムトマトさん、こんばんは。
こちらこそ、室戸の初見の花に餡愛していただいてありがとうございました。
また、海岸で拾った流木など、重いのに、車まで運んでくださって感謝しています。
ナカガワノギクはただ見るだけならば、植物園にも咲いているし、我が家の庭にも
咲きますが、やっぱりあの環境の中で咲いている姿を眺めるのは格別の感がありますね。
様々な花がその環境にあった場所で咲いている姿は見ていても美しく、こちらの心に
迫るものがあると思います。
宍喰~室戸の海岸線を走ったのはこれが初めてのことでした。
数年前に高茂岬にアシズリノジギクを見に行ったときには愛媛経由で帰りましたから
これで四国の海岸線はほぼぐるりと一周したことになります。
昨日から、今までの暖かさが嘘のように寒くなりましたね。
ヤッコソウを見に登った道すがら、汗をだらだら流したのが、同じ月のこととは思えない
ほどです。
これからは霧氷や陽だまりハイキングの季節ですね。
投稿: keitann | 2015-11-26 22:37
ぶちょうほう様、こんばんは。
今年は3年ぶりにヤッコソウを見に行きました。
決して美しいとは言えない花ですし、香川からはなにぶん遠い場所に自生するので
アシズリノジギクやシオギクなどとセットにして見に行かなくてはならない植物です。
けれども、日帰りで珍しい植物を見られる私たちは、まだ恵まれているのかも知れません。
ヤッコソウを見に行ったのは11月12日のことですが、この日の徳島南部の海岸は、とても
暖かだったです。
↑にも書きましたが、ヤッコソウを見に行った山では大汗をかいたほどでした。
なので、サーファーの方たちもそれほど寒そうではありませんでした。
コクランは3年前にはかなりの株数があったので、それが目につかないとなると盗掘かも
しれませんね。コクランを売っているのを見たことがありますし・・・。
こんな地味なランまで盗掘されるなんて、どうなってるんでしょうね。
投稿: keitann | 2015-11-26 22:44
あかね雲さん、こんばんは。
そうそう、去年、高知までご一緒した時にもアゼトウナが咲いていましたね。
九州から伊豆半島の太平洋岸に分布しているそうです。
同じ四国でも太平洋側と瀬戸内側とでは、植生もかなり違うんですよ。
ノジギクやタイキンギク、シオギクなども瀬戸内では見られない花です。
アシズリノジギク・・・・公園のものをご覧になってきましたか?
どこで咲いていても花は可愛いですが、やはり背景が海だともっと素晴らしいですね。
今年は残念な状況なんですか?
ナカガワノギクのほうがご覧になるのだったらまだ心もち近いかもしれませんね。
どちらにしても、ご都合がつくようでしたら、ご一報くださいね。
投稿: keitann | 2015-11-26 22:50