低山ながら好展望の和気アルプス、その3、エボシ岩に和文字焼き
和気富士を越えてほんの2~3分下ったら、一枚岩の上に出たようで、素晴らしく展望の良い場所に出ました。
↑眺めを楽しまれるYさんの奥さんとFさん。
岩の上なので木が生えてなくて、そのためストレスなく展望を楽しめます。
吉井川が金剛川と合流す手いる様子も見えますね。
時刻や天候の加減もあるでしょうが、山々に囲まれた中を吉井川がゆったりと流れる様子が綺麗に見渡せて、四国ではあまり見ないような風景だと思いました。
眺めを楽しんだら、縦走路を北上します。
前を歩かれるお二人の向こうに見えている高みがこの日歩く最高峰になる神ノ上山です。
標高は400m足らずなのに、山頂にいたる距離が長いですね。
登山道は緩やかな樹林の尾根を登ります。
この後も数えきれないほどのアップダウンがあって、わずか400m足らずの山に登るのに、これほど小刻みにアップダウンを繰り返したのは初めての経験です。
9時8分、エボシ岩と書かれた岩場が縦走路のわきにあるようで、Fさんたちが登られています。
ここも展望が良さそうですね。
思った通り、素晴らしい展望です。
↑まずは神ノ上山の山頂方面。
そして、吉井川と対岸の山々。
山には雲が影を落としていて、それが良い雰囲気です。
吉井川を少し遡った左岸に見えている山頂が平らな山は佐伯天神山と言う山らしいです。
英田のセツブンソウを見に行くついでに登ろうかと考えたことのある山です。
これも標高は400mちょっとで、岡山にはこのぐらいの高さの低山が実に多いですね。
そしてすぐ目の前の山に見えているブルーシートの辺りが和文字焼きの場所だと、Yさんの奥さんが説明してくださいました。
5分ほども展望を楽しんだ後、エボシ岩を下ってくるこの日のメンバー。
最後尾をYさんご主人が歩かれています。
和文字というプレートが立木にかかっていました。
9時19分、和文字焼きの場所に差し掛かりました。
和文字焼きとは京都の大文字焼きのような送り火のことで、大文字焼きの送り火の点火と同時にこちらも点火されるそうです。
レールが見えているのは和文字焼きに使われる資材を運び上げるためのようです。
Yさんのお話では昔はこんなレールはなかったとのこと。
レンガで組まれたのが点火場所でしょうか。
吉井川の河原付近から眺めると良く見えそうですね。
麓の家々が真下に見えていて、西側斜面はずいぶん急斜面のようです。
眺めをカメラに収めるPさんとRさん。
Rさんの向こうに見えているなだらかな山容が熊山で、私が去年9月に登った山です。
あちらのほうが標高は少し高くて確か500m以上はあったと思います。
和文字焼きの場所を過ぎるとまたまた下りになるかと思ったら・・・・
↑すぐに登りになります。
アップダウンを繰り返すので、飽きずに歩けます。
9時31分、エビ山というプレートがかかった小ピークを通過します。
地図にはない山名ですが、この山を整備された方がつけた名前なんでしょうか?
このエビ山は2万5千図では164mの小ピークになっています。
つまり、アップダウンを繰り返して、まだ和気富士よりも低くなったのでした(^_^;
エビ山からまた下っていきます。
いちばん奥に神ノ上山そして手前に今から歩く凹凸のある尾根が見えています。
↑この辺りも岩稜帯になっています。
生えている木は香川の里山と同じネズの木が多いですね。
痩せて岩場の多い山に多い木です。
熊山もそうでしたが、岡山の山は南面はこういう地質の山が多いようです。
西側の平野部が見える場所がありました目がくらむような光景です。
分岐があるものの、登り専用で下りは危険と書いてありました。
書いてなくても、こんなコースは下りたくないですね。
道はまたまた登りに差し掛かりました。
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