低山ながら好展望の和気アルプス、その6、クライマーたちを眺めながら下山
山頂から北の方角を眺めると、岡山の県北の山々が見えています。
↓の画像にはあまり写ってませんが、岡山の方に見えている山を教えてもらいました。
それによると、那岐山とか後山方面がまだらに白くなって見えているそうです。
けど、雲が多いので、全体がすっきりと見えるわけではありません。
この日の時点では、例年雪が多い岡山県北の山々も雪が少なそうでした。
お腹も空いたので、待望のお昼にします。
↑Yさんの奥さんが皆に2個ずつ焼いてきてくださったパンです。
美味しくて、途中の休憩で早くも1個は食べてしまいました。
この日のお昼は私にしては珍しく、クリームパスタ風のカップ麺です。
なので、いただいたパンと一緒に食べると味のバランスも良くて、洋風のお昼になりました。
Rさん撮影の山頂での様子を撮った画像をお借りしました。
食後でお腹も満ち足りて、全員、ニコニコ顔ですね。
下山後はセツブンソウを見に行く予定なので、食後のコーヒーも飲まずに下山にかかりました。
コーヒーはセツブンソウ自生地で飲むとしましょうか。
下山開始は12時2分です。
下山を始めると同時に、穂高山でお会いした単独の男の方が山頂に到着されました。
やはり槍や剣峰を周回されてからこちらへ来たようです。
縦走路までは元来た道を下ります。
12時9分、「→白岩様」と書かれた道標まで帰ってきました。
ここからは東に向かって進みます。
ここもやはりロープが張られていました。
↑菖蒲池と書かれた場所です。
平坦な場所なので、雨が降るとここに水が溜まるのでしょうね。
↑こんな道標もありました。
鷲ノ巣はロッククライミングのゲレンデだそうで、ほんとうの名前は白岩様なのだそうです。
この辺りも登りと同様に照葉樹林になっていて、ツバキが綺麗に咲いていました。
その名も「椿谷」なんですね。
落ち葉が積もった道を白岩様目指して下っていきます。
この辺りはまだ緩やかな下りです。
↑眼下に和気中学校や平野部が見えてきました。
12時21分、ここが白岩様の辺りでしょうか、縦走路からほんの少し離れた岩場で、クライマーの方たちが休憩されているようです。
Pさんが岩場を見てみたいというので、クライマーの方たちにお断りをして近くまで行ってみました。
ところが、岩場の丁度上にいる様なのですが、上からはなかなか見えないものですね。
諦めて、再び登山道を下ります。
この辺りから、急斜面の下りになりました。
下り始めてすぐに、東側に目をやったところ、ちょうどロッククライミングをされている方が見えました。
トリミングすると、↑のような感じです。
わ~怖い、あんなところを登るんだ~。
上の方で、ザイルを確保している方がいるようです。
少し後には、確保していた方と登っていた方とが仲良く岩の上に立ちました。
私たちもそれを確認して、安心して下り始めました。
分県ガイドのコピーをRさんが配ってくださったのですが、それを見てもこの辺りは一気に下るようです。
登りは3時間かけて登りましたが、下りはほぼ1時間で大部分を下るのです。
シダの中の道をどんどん下ります。
道があるから良いものの、シダのヤブ漕ぎはかなり大変なことはこの前の山歩きで痛感したばかりです。
↑コシダと言うようです。
「コシダの群落」と書かれた札があったので、初めて名前を知りましたが、香川の里山でも良く見かけるシダです。
よく似ていますが、お正月の飾りに使うウラジロも下山路沿いで見かけました。
シダは苦手ですが、これで2種類は何とか覚えました。
12時48分、平坦な場所まで下ってきました。
この辺りが「山の学校」と言われる場所のようです。
先ほどクライマーの方たちが登っていた白岩様が見上げると良く見えています。
その白岩様へと登って行く道が、ここから通じていました。
クライマーの方御用達の道です。
一方、私たちはすでに平坦になった道を下山口へと歩きます。
道の周囲をイノシシを追う猟犬なのか2匹犬がしきりに吠えながら辺りを走っています。
犬の飼い主はとうとう見かけませんでしたが、もし単独で山に来ていたのなら、2匹の犬に吠えられたら、気味が悪いですね。
イノシシ防止用の柵があったので、犬が外に出ないよう注意して柵の外に出ました。
↑赤い首輪をしたのが猟犬です。
柵を出ると、そこは墓地があったりで、すっかり山麓の雰囲気でした。
丁度6体なので六地蔵かな?
13時5分、下山途中に見えていた和気中学の裏手を歩きます。
思っていたより早めに下山できました。
帰りは由加神社に立ち寄ろうということになり、金剛川の北側の道を歩きました。
↑安養寺の前を通ります。
金剛川沿いにのんびりと歩いて行く私たちとは別に、Yさんは橋を渡って役場の方に向かわれたようです。車を取りに行かれたみたいでした。
由加神社ではちょうどロウバイの木がたくさん咲き誇っていて、良い香りを漂わせていました。
お参りはしましたが、ロウバイに気を取られて、つい神社の様子など撮影しそびれてしまいました。
ロウバイの色と香りを楽しんでいる間に、Yさんが車で迎えに来てくださいました。
結局13時45分に英田のセツブンソウ自生地に向けて出発することができました。
ほぼコースタイム通りに歩くことができ、セツブンソウ自生地に比較的早い時間に行くことが出来たのも、Yさんご夫妻のおかげですね。
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