忘年登山で荘内半島を歩く、その4、箱峠へ下った後はプチ藪漕ぎを
山頂から次に目指すのは箱峠です。
箱峠への道の最初のほうだけは、毎年、花など見ながら下るのですが、その後の下りは8年前に下ったきりです。
山頂を下り始めたのは10時14分でした。
↑しばらくはなだらかな斜面を下るのですが、斜面の一画が綺麗に色づいた場所がありました。
春は桜ばかりを芽が追いかけるので、気づいてなかったのですが、こんなところにモミジが植えられていたんですね。
標高が低いので、11月末というのにちょうどいい感じに色づいています。
写真好きのPさんとRさんが早速、モミジの下へと行ってくれたので、よいモデルになってくれました。
この後、遊歩道は石段の結構急な道を下るようについています。
↑海に近い山なので、ツワブキも所々で咲いています。
少し下ると、ちょっと広い平坦な場所に出ますが、私がいつも下ってくるのはせいぜいこの辺りまでです。
陽だまりでは思っていた通り、コバノタツナミも咲いていました。
山頂と箱峠の中間地点まで下ってきました。
PさんとRさんの後ろに見えているのが先ほどまでいた紫雲出山の山頂です。
もう100mほども下ってきたかな~?
低山といえどもコナラが紅葉してきてますね。
サルトリイバラの実も赤く染まってきています。
これが赤く色づくと、初冬だなと感じますね。
「新田の城跡」と書かれた場所で、城跡を偵察に行ったエントツ山さんを待つ間、少しだけ立休憩します。
もっとも、城跡には何もなかったそうですが・・・。
8年前に歩いた記憶がすっかり薄れていて、「まだ下ったんだっけ?」と結構長く感じます。
下り道はヤマザクラの木も多く、ウバメガシなど出てきて、海が近い山ということが植生でもわかります。春はさぞきれ綺麗なんでしょうね。
「荘内半島のお花畑」に着いて書かれた説明の案内板がありました。
昔は荘内半島や志々島など瀬戸内の島では温暖な気候を利用して除虫菊が栽培されていたんですね。
今でもマーガレットやストック、キンセンカなど仏花用のお花があちこちで作られています。
まだまだ木の階段が続いていて、その向こうに半島の先端が霞んで言えています。
ハゼの木が真っ赤に染まっていて、青空に綺麗です。
先頭を歩かれるエントツ山さんとMさん。
お二人がいらっしゃるので、途中に藪漕ぎがあっても安心です。
二体並んで石仏の姿が見えました。
箱峠も近そうですね。
下ってくるメンバーの方たちと石仏。
香川の里山らしいショットです。
箱峠に下ったら、嬉しいことにコウヤボウキがまだ咲き残って待っていてくれました。
今年は何しろ、10月~11月にかけて、庭仕事と畑仕事が忙しくて香川の里山を歩く機会がなかったので、コウヤボウキも見そびれていました。
箱峠へ下ってきたのは11時10分でした。
紫雲出山登山口から箱峠までは普通に歩いて2時間半と、登山口の説明板に書かれていましたから、書かれていたペースとピッタリ同じペースで歩いてきたことになります。
↑「四国のみち」の案内板をじっくりと見入られているTさん。
さて、私も8年前にはここまで下って、ここからバスに乗って周回したので、これより先は初めて歩く道です。
ほんとは下見では、ここから仁老浜までぐらいは歩くつもりだったのですが、アクシデントでそれもしていません。
↑糸の越にはどこからとりつくのかな?と思っていましたが、あそこから糸の越にとりつくようですね。
箱峠から車道をほんの50mほど東に歩いたところに取りつき口があるようです。
車道からは粟島、高見島、佐柳島などここ2年間で冬場によく訪れた島が見えています。
取りつきに立っていた道標です。
ここから最終目的の三崎灯台まではあと3.3kmなんですね。
11時11分、三角点「糸ノ越」目指して歩き始めます。
直ぐ上に電波塔らしきのが見えていて、そちらへ向かう道はきれいなのですが、ここを右へと向かいます。
右へ向かう道を入るとすぐにプチヤブ状態になってきました。
ここからは2015年春に荘内半島を全縦走されているエントツ山さんについていくことになります。
ヤブということで、エントツ山さんがMさんにもトップを歩いてくださるよう声をかけ、お二人で先導してくださることに・・。
傍らに石仏があるので、もともとは地元の人が良く歩いていた道なんでしょうね。
それが山に入る人が少なくなって、道が荒れたということのようです。
去年の冬に歩いた佐柳島の山程度のヤブでそれほどひどいヤブではないですが、道がないのとお昼近くになって気温が高いのとで、ほかの人たちも必死で歩きます。
石仏に刻まれた文字を確認されているMさん。
登りと言っても100mにも満たない登りですから、直ぐに着くだろうと思っていたら、石積みのようなものが見えてきて・・・
11時31分、四等三角点「糸ノ越」に着きました。
ちょうど20分のプチ藪漕ぎでしたが、しばらく山歩きから遠ざかっておられたRさんとYさんにはきつかったと・・・後でお話を聞きました。
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