2016年の登り納めは毛無山~白馬山、その4、白馬山へ向かう
毛無山の登りの途中では、大山の姿は一切見ることができません。
なので、山頂に着く前は大山が見えているかどうかが、ずいぶん気になって仕方ないのです。
見えてるかな~?それとも?
残念・・・・大山は稜線が雲に隠れて全貌を現してはくれませんでした。
山頂着は11時21分でした。
先客の倉敷から来られている単独男性の方のお話しでは、あれは雪雲だから待っても取れないな~と・・・。
ありゃまぁ・・・。
四国でも標高1500m以上の雲がなかなか取れないことがよくあるのですが、中国地方でも同じなんですね。
大山の雲は取れませんでしたが、日本海は肉眼では綺麗に見えていて、弓ヶ浜がはっきりと確認できました。冬場に山頂から日本海が見えたのは初めてのような気がします。
一通りの展望を楽しんだら、後はお昼を頂きます。
冬山ではカップ麺が体が温まっていいですね。
ここでもお箸を忘れるという失敗で、いつも余分を持っているPさんにお箸を恵んでいただきました(^_^;
Rさんも私も雪の毛無山は5年ぶりかな~。
前夜のクリスマスケーキの飾りをRさんが捨てずに持参してきたというので、小さな雪だるまを作って山頂標識の前に置きました。
雪だるまの目は山頂に生えていたタニウツギの果実で、口は私が食b¥後のデザートに持ってきた紅まどんなの皮を利用しました。
私たちが着いた後から続々と登ってこられたのですが、その中の米子から来られた女性二人組の方も手伝ってくださいました。雪を見ると童心に返るのはどなたも同じなんですね。米子からの方は高松にもしばらくいらしたそうで、その折に某B社のツアーで四国の山にもよく登ったものですと懐かしそうでした。
↑前回、2011年に登ったときの山頂の様子です。
この年は豪雪で、山頂標識が今年よりも30センチほど深く埋もれていますね。
山頂は長時間いてもそれほど寒くもないと思ったら、気温は4℃もありました。
次々と山頂に登ってくる方がいらっしゃるので、そろそろ下山にかからないといけないのですが、問題は下山のコースです。
この日は雪も少ないので、白馬山方面から登ってこられる人もいました。
雪だるま作りを手伝ってくださった米子の女性二人組も白馬山周回で下されるというので、私たちも思い切って白馬山経由で下山してみることにします。
春の花の時期には朝鍋鷲ヶ山から毛無まで二度も縦走しているので、道の様子はわかっていますが、積雪期は初めてです。
でも、これだけ歩く人がいれば、トレースはばっちりなので、道に迷う心配はないですね。雪が少ないというのは、良いほうに考えればいつもと違うコースを歩くチャンスでもあります。
ちょっと雲の多くなってきた山頂で、下山の準備をします。
毛無山から白馬山まで距離にして1.9kmとありました。
山道の1.9kmって結構長いと思うのですが、アップダウンがあまりないので、意外と早く歩けるのかな?
12時10分、いよいよ冬に歩くのは初めてのコースを下山にかかります。
後ろを振り返ると、Rさんがもう小さく見えます。
ふかふか雪なので足に優しい下りです。
雪の多い年には樹氷になる針葉樹も、ようやくクリスマスツリー程度の雪をかぶっています。
緩やかな尾根道は何のストレスもなく下れます。
木々の枝の上に雪が積もってるな~と思っていたら・・・
そのうちに、霧氷が現れてきました。
そういえば、山頂から稜線を眺めたとき、木々が白くなっていたのでした。
陽射しが出てきて、風もなく、このぐらいの雪奈良歩きやすいものです。
PさんとRさんはアイゼンを山頂から装着したようですが、フカフカの雪で凍っていないので、私はこの日は結局アイゼンは装着することなく終わりました。
稜線はやはりお昼までの気温が低かったんでしょうね。
エビの尻尾らしきものも見えます。
後ろから来られた米子の女性二人組はさすがに雪上歩行に慣れてらっしゃるのと、霧氷も私たちのように珍しくはないのでしょうね。撮影することもなく、さっさと下って行かれました。
霧氷は今季初めてという私たちは、何枚も何枚も撮影します。
おまけにバックが青空なのだから嬉しいですね。
お昼を食べている間は、曇り気味だった空も、再び青空となってきました。
この日は日本海側でも晴れマークという珍しい予報でしたが、予報がよく当たりました。
思いがけない霧氷にPさんもRさんも大喜びです。
白馬山周回にしてほんとに良かった、良かった・・・。
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