4年ぶりに雪の伊吹山へ、その5、帰路はすっかり春山の雰囲気に
しらさ峠では休憩を取ることなく、そのまま下ります。
今度はRさんがトップを歩いてくれました。
下る途中で稜線が見えていたので、何とかRさんと子持ち権現とを一つの画像の中に収めてみました。
ここを通過すると、もう稜線は見られません。
やがて、ジグザグの急坂も下りきって、傾斜の緩やかな場所まで下ってきたら、後はそれほど気を遣う場所もありません。
この辺りにマンサクの木があるらしいとRさんが聞いたことがあるというので、レモン色の花が咲いてないかと見上げながら下りましたが、ついぞ見かけませんでした。
まだ時期が早かったのかしらん?
電柱のところまで下りましたが、傍に赤い樹肌のヒメシャラが目立ちます。
渡渉点も問題なく通過します。
この頃、後ろから話し声が聞こえてきました。
どうやら山頂直下ですれ違ったパーティーの方たちのようです。
もう追いついてきたところをみると、山頂でもあまりゆっくりされなかったようです。
14時10分ごろ、ワサビ田まで下ってきたので、ここで一休みすることに。
休み始めてすぐに、話し声が聞こえていたパーティーの方たちが下ってこられ、やはりワサビ田で休憩されているようです。
うち一人の方に見覚えがあると言い、Rさんが近づいてお話を伺ったところ、やはり高松のアウトドアショップ主催の山行だったようです。私たちのように上の登山口から歩き始められたのではなく白猪谷から歩かれたとのことで、道理で足早に下られているはずです。
結局、私たちより一足早く下山していかれました。
私たちは14時22分に最後の下りにかかりました。
↑歩き始めてすぐに見つけた雪とツルシキミの蕾。
赤みを帯びた花芽と白い雪が綺麗な取り合わせです。
例年だと、赤い実と花芽が一緒に見られることもあるツルシキミですが、今回は果実のほうはさすがに見られませんでした。
ワサビ田からはあっという間に登山口まで下ってきました。
トレースをつけてくださった愛媛の方たちの車がちょうど出て行くところでした。
結局、私たちは14時40分に車を駐車した地点まで戻ってきました。
この頃には朝と違い、気温もずいぶん上がりぽかぽか陽気です。
この分なら平野部はずいぶん暖かだったでしょうね。
帰りの道中は凍結したところもなく、Rさんもそれほど緊張することなくハンドルを握っていたと思います。
周辺の山肌も雪がかなり解けて土が見えているところが多くなりました。
時間もあることだし、眺めの良いところでは車を停めて撮影を楽しみます。
朝、フキノトウを見かけた場所でも車を停めて、撮影です。
周囲の雪でも少し置いてヤラセ画像でも撮ろうかとしていたら・・・
なんのことはない、自然に雪に埋もれたフキノトウがちゃんとありました(^_^;
撮影の後は夕食のためにフキノトウを少し頂き、主婦モードにちょっぴり戻りました。
やがて、国道まで出てきたとき、車中からフクジュソウの花が見えました。
勿論栽培している株だと思いますが、持ち主の方にお断りして撮影させていただきました。
すると、このフクジュソウはもともとは、この近辺にあったものだとか・・・。
この辺りにフクジュソウが自生するとは聞いたことがありませんでしたが、あまり知られてないだけで、実は人知れず咲いている自生地があるのかもしれません。
またロマンを一つ感じることができました。
帰りはのんびりと木の香温泉に浸かり、さっぱりとして帰途に就くことができました。
長距離、悪路、凍結と3拍子揃った登山口までの運転をしていただいたRさんに感謝の一日でした。
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