春の青春18きっぷで伊部の医王山に登る、その1、アプローチ
3月下旬に青春18きっぷを使い、主人と京都にプチ旅行をしてきました。
各自往復一枚ずつ使用したので、1枚だけ残っていましたが、3月末は娘と孫が来ていたし、4月に入っても何かと忙しく18きっぷでのお出かけができませんでした。4月10日が利用できる最後の日だったのですが、この日は特に予定もなかったので、4月10日に岡山方面に行くことにしました。天気は午後からは雨模様とのことで、あまり遠くへ行くのも無理です。とりあえず岡山駅まで向かい、娘に迎えに来てもらって、総社の鬼ノ城へでも登ろうかと思ったのですが、生憎と娘は予定があるとのこと。ならば、赤穂線に乗り伊部の街のすぐ裏手に見えていた山にでも登るとしますか。
伊部は熊山に登る際に、伊部から歩き始めたので、多少の土地勘はあります。
備前焼の窯元が軒を連ねているので、歩くだけでも楽しい街です。
↑たまたま伊部の街を散策していて見かけたハグロシハイスミレです。
ハグロシハイは香川の山でも見つけたことがありますが、それよりももっときれいな株がいくつもあって嬉しくなりました。
山歩きや旅をしていると、思いもかけない花との出会いがあるものですね。
伊部の一つ手前の駅辺りでは、電車の車窓から眺める山肌にミツバツツジのピンクや紫が良く見えています。画像ではあまるに遠すぎて写らないのが残念ですが・・・。
伊部の駅を下りたのは結局11時半を回っていました。
駅で何か食べ物でも買ったら良かったのですが、登ったとしても低山なので、お茶だけ持っていいればよいかと、ごくごくお気楽なものです。
車窓からもずっと桜が綺麗でしたが、駅前の桜も満開です。
正面に見えている小高い山が目的の不老山のようです。
近くの備前焼のお店の方がお店の前にいらっしゃったので、お尋ねしたら神社のところから登れるとのことです。
スマホの地図を起動してまずは神社を目指します。
↑通りに面したお店はほぼずべてと言って良いぐらい備前焼のお店ばかりです。
ショーウインドウの中で備前焼の壺にヤブツバキとミツバツツジが生け込んであるので近づいてみます。
ガラスが反射して、あまり綺麗に撮影できませんが、渋い壺に華やかな赤やピンクの花は合いますね。
お店の前には朴半などのツバキの鉢植えが置かれています。
野草に限らず、花は何でも大好きなので、しげしげと眺めます。
伊部の街はほかの街に比べても、花が多いように感じます。
↑落ち着いたたたずまいの伊部の街並み。
通りに面した家の前に、園芸種のキブシが植えられていました。
自生のものと違い色が赤く、花序が長いですね。
教えていただいた神社は駅から10分もかからない場所にありました。
さすがに備前焼の街だけあって、狛犬も備前焼です。
ここは天津神社と言い、なかなか由緒のある神社のようでした。
神社の門の屋根瓦も備前焼です。
境内はいろいろな桜の花で色とりどりのピンクに染められていました。
ヤブツバキの木も多く、落花の数も半端ではありません。
早春を告げるセントウソウの花も咲いていました。
そして岡山ではちょっとした場所…どこにでも咲いているオドリコソウがここでも咲いています。ピンクの色が濃い、きれいなオドリコソウでした。
斑入りのこの葉はミズヒキの葉です。
忌部神社という道標がありました。
神社は伊部ではなく忌部の字を使うようです。
道端にはカキドオシの花も咲いています。
史跡の伊部北大窯跡です。
以前、主人と来た時にも昔の窯跡を少し見ましたが、ここだったのかどうか?
窯跡がいくつか点在しているようです。
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