快晴の西赤石へ、その5、石鎚が見えてきた
西赤石の山頂までにはいくつかの偽ピークみたいなのがあって(単にコブですが)末っ子が小学5年ぐらいの時に連れて登ったとき、あれこそが山頂かと思ったらぬか喜びみたいな繰り返しで、とうとう末っ子が機嫌が悪くなって山頂まで行けずに引き返したことがありました。
その後、何度も登っているのに、いまだに山頂までの過程が覚えきれてないところがあります。対照的に東赤石の山頂への過程は実に詳細に覚えているのに、この差は何なんでしょう??
↑ともかくも山頂に至るまで、登ってはダラダラと平坦な道を歩きと言うっ繰り返しが2回はあると思いましたが、そのダラダラ歩きの途中にコクワガタが咲きます。
この時はコクワガタが咲いていることなど忘れてしまい、マクロレンズを持参しなかったので「こんなに小さな花だったか」といまさらながら思いました。
コクワガタの花も例年より良く咲いていて、小さな花が好きな私は嬉しかったです。
センボンヤリが咲いているのは、登り坂の途中です。
終盤なのか、あまり綺麗に開いてはくれませんでしたが、見られただけでも感謝ですね。
ササの花もなんか初夏で見かけましたが、ササの花は数年前にも西赤石の登りで見たことがあります。
山登りをしていると、結構、見かける機会があります。
嬉しかったアケボノツツジの花が一輪だけですが咲き残っていたこと。
Pさんと私は今年の春も何度か見ていますが、娘さんが里帰りお産をされていたRさんは山歩きを2か月お休みしている間にアケボノのシーズンが終わっていたのです。
大役を果たしたRさんへのご褒美と言うところでしょうね。
2つ目の岩場を登ろうと見上げたらニガナの黄色い花が青空を背景に咲いていたのが印象的でした。
ここまで来て振り返ったら、吊り尾根の向うに石鎚が見えてきました。
先ほどまでのガスが取れてすっきりとしたのです。
その手前に見えている山が肉眼ではなかなかわからなかったのですが、後で瓶ヶ森と西黒森とわかりました。
その前の週には手箱越~眺めた瓶ヶ森や西黒森を、1週間後には東の赤石山系から眺めるというのも、なんだか嬉しかったです。
少し引いて、沓掛山も入れてみます。
南に視線をやると大座礼方面とその向こうに稲叢山。
西側には東平がはっきりと見えます。
逆に東を見ると、前赤石の岩峰が見えています。
越えるのにちょっと難儀した前赤石の前衛峰もはっきりと手に取るように見えて、その時のことを思い出しました。
標高はすでに1600ぐらいだと思うのに、こんなところでもギンランが咲いています。
ギンランって里山からかなりの標高の山まで、適応力があるんですね。
タチツボスミレもまだ咲き残っていました。
またまたダラダラと平坦地を歩く場所があって、そこではヤマブドウの葉をいつも見かけます。
今年は珍しく、ヤマブドウの果実も実り始めていました。
秋にここに来れば、ヤマブドウのお味見ができるって訳ですが、さて、その頃は紅葉の追っかけに忙しいかな?
前の週にたくさん見かけたコヨウラクツツジがここでも咲いていました。
オククルマムグラかな?
これもマクロレンズが欲しい花ですね。
見頃の時は見事だったろうと思われるミツバツツジでした。
マイヅルソウの花が出て来たら、山頂も間近ですね。
ここでも石鎚を撮影します。
驚いたのは、兜岩のバックに海が見えていたこと。
こんなことは初めてでした。
Rさんもあまりの絶景にカメラを構えます。
pさんも石鎚をバックに良い場所に立っていたので、モデルになっていただきました。
ロープ場が岩場に見えたら、今度こそ山頂間近ですね。
この岩場には毎年、ツガザクラが咲きます。
青空も入れてみました。
最後の登りを頑張って登ってくるRさん。
2か月ぶりの山なので、西赤石ぐらいだと復帰第一弾にはちょうど良いですね。
Rさんのバックにももちろん石鎚。
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