3年ぶりの北アルプスへ、その4、ジャコウソウが綺麗
秩父沢の水はその上の雪渓が解けて流れた水ですから冷たくておいしいのです。
このコースは、秩父沢のちょっと上にも確か小秩父沢というのがあって、水場には困りません。なので、新穂高を歩き始めるときには水分はあまり持ちませんでした。この日は凍らせたアクエリのパウチを2つ+凍らせたポカリ+お茶1本です。そのうちのポカリ1本をすでに飲んでしまったので、代わりに沢の水を詰めました。何しろ、このコースを10年前に午後から登ったことがあるのですが、同行していた後輩がポカリを飲まずお茶だけ飲んでいたら熱中症になって歩けなくなったという苦い思い出があるのです。
それ以来、夏場の山登りは必ず早めにポカリを飲みます。
↑秩父沢のほとりは吹く風も涼しいので、暑い時期は絶好の休憩場所です。
お昼用に買ってきた柿の葉寿司を半分ほど食べることにしました。
私もRさんも暑がりなので、ついつい秩父沢で長居をしてしまいましたが、しまいには体が冷えそうなほど涼しくなりました。
10時15分、ようやく重い腰を上げました。
再び歩き始めたら、黄色いシオガマの花が咲いていました。
確か、これはエゾシオガマでしたね。
エンレイソウはすでに果実ををつけています。
10時24分、小秩父沢の木道を通過しました。
これも小秩父沢を通過する際に見えたオニシモツケかな・・・。
Rさんにサラシナショウマが綺麗に咲いていると聞き、小秩父沢を逆戻りして撮影したサラシナショウマです。
この辺りも結構な急登で以前は確かキヌガサソウなども咲いていました。
行く手に何やらピンクの花が見えてきて、何かな~?と思ったらジャコウソウがたくさん咲いていました。
確か香りがあると聞いてましたが、確かにジャコウソウに近づくと、良い香りを感じます。
一際色の濃い花が咲いています。
四国の山でも最近は少なくなっていて、見ると嬉しい花です。
クロバナヒキオコシもこの頃には何とか撮影できました。
足もとに赤い実が・・・。
赤い実も今の季節は多いですよね。
たぶん、タケシマランかと・・・
カメバヒキオコシももう咲いています。
これは最終日の槍平経由の下りでも標高の高い場所からひくい場所まで良く見ました。
赤い実はウスノキのようですね。
チボ岩と書いた場所に出てきましたが、ここでは休憩は取りません。
振り返ると、今度は乗鞍岳まで見えてきました。
ハクサンシャクナゲは岩ごろごろのトラバース道で以前にも見ていますが、さすがにこの時期は花は咲いていません。
西穂方面がばっちり見えてきました、
大好きなゴゼンタチバナがまだ楚々とした姿で咲き残っていました
はるか下には先ほど歩いてきた蒲田川左俣の様子が見て取れます。
かなり登ってきたらしく、雪渓が目の高さに見えてきました。
何やら花を見つけたのか撮影されているRさん。
岩の近くでヤマハハコが綺麗に咲いていますが、このヤマハハコも標高の高い場所からひくい場所まで、今回は実にたくさん見ました。
黄色い花は同じように見えますが実際は手前の大きいのがキオンで後ろのちょっと小さ目の花がアキノキリンソウです。
この辺りの急登も7月にはキヌガサソウやオオバキスミレが咲いていた場所です。
マユミの木かなあ??
ミヤマカラマツは可憐に咲いています。
11時5分、ようやくイタドリヶ原に着きました。
ここまで来ると、レンズの調子が悪くて、うまく撮影できませんので、レンズを外してみました。
すると、レンズの内部で曇っていたのです。確か新しカメラはレンズも防塵防滴のはずですがさすがに曇るのまでは防止できないようでした。(^_^;
こんにちは。3年振りの北アルプスですか。とても気持ち良さそうな山登りですね。ジャコウソウは見たことがありません。どんな香りなんでしょう。興味津々です。
投稿: 多摩NTの住人 | 2017-09-04 14:31
多摩NTの住人様、こんばんは。
一昨年、去年といろいろ用事があって、アルプスから遠ざかってしまいました。
その間に体力も衰えているので、不安でしたが荷物を軽くしたり行程をゆっくり
することで、何とか歩けるように工夫しました。
ジャコウソウは花と言うよりも葉が香るのではないかと思います。
同行のRさんにも香りを確かめてもらったのですが、近づくと確かになんとも言えない
香りがあります。ジャコウの香りを確かめたことがないので、ジャコウノ香りかどうかは
わかりませんが・・・。
投稿: keitann | 2017-09-04 21:39