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2018-02-04

初めての善通寺五岳縦走、その5、ウスタビガの繭

我拝師山と言えば最初に登ったのは20年近く前のことですが、コースはもちろん奥ノ院側からで、こんな里山に鎖場があるのだと知って驚いたものでした、

その時同行した方は山登り初心者の人だったので、鎖場の下りは特に慎重に下ったのを憶えています。

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↑下っていくと、捨身ヶ嶽が見えてきました。

幼い空海が身を投げたという場所です。

詳しくはこちらをどうぞ。

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向うに見えている山は次に登る中山ですが、この登りは大したことありません。

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捨身ヶ嶽付近は岩場下りになります。

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足元に注意ですが、真正面に視線をやると天霧山から弥谷山そして黒戸山に至る稜線がばっちり見えています。

その向こうに瀬戸内海と粟島などの島々。

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振り返ると私のすぐ後ろを下ってこられるMさん。

女性陣は、まだ岩場の上のほうで眺めを楽しんでいる様子。

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折角ポーズをとってくれたのに、木の枝が邪魔して笑顔が写ってないのが残念(^_^;

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足元の鎖は、以前私が登っていたころのものと違って付け替えられたのか、まだピカピカした新しい鎖です。

P2073042↑10年前に我拝師山~火上山を縦走した時の記録からその時の鎖です。

やはり当時は古い鎖ですね。

ついでに、2008年2月8日に今は亡き山友達のTさんと我拝師山~火上山を縦走したときの記録は

こちらです。この時は有岡登山口から登りました。

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鎖場を次々と下ってこられるMさん、Gさん、Bさん。

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こちらは奥ノ院すぐ上にある鎖場です。

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13時10分、奥ノ院のお寺まで下ってきました。

出釈迦寺の奥ノ院になります。

いつもは奥ノ院までの車道を登って、我拝師山に登りますが、この車道が普通の登山道より急な道で車道を登るのがきついです。この車道は私などは車では絶対登りたくないほどの急坂ですが、確かいくらかお金を払えば、送迎してくださるそうです。

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奥ノ院の建物と今登ってきた我拝師山の山頂。

岩場の岩が良く見えています。

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お寺の塀越しに天霧山方面を撮影中のRさん。

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お寺にお参りした後、次の中山を目指して歩き始めます。

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最低鞍部を越すとすぐに中山への登りが始まります。
この鞍部を南に下ると有登山口です。

 

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鞍部には紅梅が一輪咲き始めていましたが、寒さのせいかうなだれています。

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中山への登りの途中から振り向いて撮影した奥ノ院と我拝師山です。

この奥ノ院の建物は、下を通っている国道11号から眺めるとよくもまぁあんなところにと思うような場所に建っています。56歳で死んだ私の父は、私が子供の頃、ここにイワマツを取りに来ていたようで(50年以上も前の話なので時効でしょうか)、よく「禅定に行ってくる」と言っていました。「禅定ってどんなとこ?」と子供心に思っていましたが、父がよくここに来ていたんだな~と思うと今は懐かしい気持ちでいっぱいです。

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13時35分、中山の山頂に着きました。

この山頂もここ2年ほど来てなかった間にずいぶん切り開かれて展望が良くなっていてびっくりでした。以前は木や草が鬱蒼と繁っていたはずです。

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中山山頂には阿弥陀如来の像が祀られていました。

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中山から西への下りは、10年ぶりに歩くことになります。

以前よりなんだか整備が進んで、すごく歩きやすい道になっていました。

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この下りで見つけたのがウスタビガの繭です。

毎年、冬場に里山など歩いていると1度や2度は見つけるのですが、去年はあまり里山歩きをしなかったのか見ませんでした。それとも個体数が減ってるのかな?

たいていは高さ3mほどの木の枝で見かけるので望遠レンズで撮影するのですが、これは地上1mにも満たないような低いところにあって、撮影しやすかったです。

天蚕と言われ綺麗な絹糸が採れるヤママユの仲間ですが、ウスタビガの繭からは糸が採れないと言われていたのですが、最近の研究で糸が採れるようになったらしいです。

初めて見つけたときは嬉しくて舞い上がったものでした。

冬場の里山歩きの楽しみの一つですね。

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やがて中山と火上山との間の鞍部に差し掛かると、道はこんなに綺麗で平坦です。

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鞍部の南側には林道も通っているそうです。

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鞍部近くに鉄塔があるので、その管理のための林道ということらしいです。

10年前に歩いたときから記憶に残っていたのは唯一この鉄塔だけでした(^_^;

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この鞍部周辺にも道標があって、三井之江というところへ下っていく分岐になっているようです。

そういえば、中山の北斜面には車道が通っていますね。

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丁度、この辺りを歩いていたら、末っ子から電話がかかってきたので、皆さんに先に行っていただきます。

とはいえ、電波状態が悪いのか電話はすぐに切れてしまいました。

まぁ、急ぎの用事ならまたかっかってくるでしょう・。

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火上山への登りは少し南に巻き気味に進むようです。

10年前の記憶があまりなくて、覚えているのは登りは大したことなかったという記憶だけです。

途中で皆さんが待っていてくれたので、山頂へは一緒に登りました。

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14時17分、火上山到着です。

コメント

出釈迦寺から奥の院までの急坂は、お寺関係の慣れた人は普通に車で登られてますね。行きはよいよい帰りは・・・・歩いている人も後ろ向きに車道を降りているのを見たことがあります。

五岳山縦走は、車を善通寺において一人で歩いたので、ちょうど出会った方が、車道歩きが長くなるからこの鉄塔のところから「三井之江」方面へ降りるといいよ、と教えてくれました。
山を下りてからは、歩き遍路で歩いた道を善通寺までお寺をたどって帰りました(*^^*)

keitannさん こんばんは
周回五岳山、NO5火上山、お疲れさんです。
まだまだ続きそうですね。

昨日、高知へ行っててよかったね。
今日は里山もうっすら雪化粧、こんな日に自宅前を流れる川土手の草刈りがあったらしくて、吹雪いてる最中に土手にわんさ人だかり、ええーっとか思ってたら、しばらくして諦めて引き上げてしまいましたわ。
最近はヤベッチに参加する人たちも高齢化してるので、こういう日は危ない。
今シーズンはヒートショックで風呂場なんかで倒れる人が増えているらしい。

ウスタビガの繭、教えてくれてありがとね。
云ってくれなければ、完璧に素通りしてたわ。
初めてのものだし、見た目にも枝にぶら下がってる葉っぱだし、なんじゃこりゃーってな感じだった。
keitannさんと一緒に歩くと、樹木から花から昆虫までいろいろと教えてくれるんで、いつも感心してる。

ところで、若いころのニッカボッカ姿のアルバム、持参してくれてありがと。
keitannさんは特に繊細そうではないのに、よく気がつく親切な人なんだと思ったわ。
ほんとに、頭が下がります。

今日は自転車の定例日でしたが、中止、午後からは晴れ間が出たので、レンザティックコンパスと地図で山座同定をして遊んでました。
標高がさして変わらず特徴のない山は、雪が積もってコントラストがはっきりしてる時でも特定するのは難しい。
でも結構楽しいわ。

どんぐりさん、こんばんは。

奥ノ院へのとても急な車道…私も一度だけお寺の方がワゴン車みたいな車で下るところを
見たことがありますが、見てるだけでも怖かったです。
自分の足で登るときは、たいていのところはあまり怖いとは思いませんが、車はブレーキが
効かなくて猛スピードで滑り落ちだしたらどうしよう?と思いますよね。
特に今年みたいに寒くて道が凍るときなどは絶対に危険ですね。

私も車道を後ろ向きで下ったことがある人間の一人ですよ(^_^;
それか、車道の幅を自分でジグザグを切って下ったりします。
縦走で三井之江に下るということは火上山山頂から引き返してこの分岐を下られたのですね。
確かに鳥坂から善通寺までの車道歩きは長いです。
私は住んでいるのが丸亀で実家が高瀬方面なので鳥坂辺りはしょっちゅう通るので、よく
わかるのですが、確かに。下山してから1時間半も歩くのは一人だと大変ですよね。

むらくもさん、こんばんは。

善通寺五岳の縦走ではお世話になりました。
一気にブログをアップすることができないので、毎日ぼちぼちと書いています。

今日はほんと寒かったですね。
山歩きしているので、寒さにはかなり強いつもりですが、さすがに最高気温4℃とか
3℃とかいうのは堪えます。(我が家はほぼ炬燵だけなので)
うちの主人も血圧が高いので、お風呂に入るときは脱衣場には用心してヒーターを
つけてます。
ウスタビガは山歩きする人は結構ご存じみたいですよ。
昨日の高知の山では昆虫に詳しいアカリプタさんにいろいろと教えてもらいましたが
いろいろな知識を持った方と歩いていると、楽しいですね。
冬場は特に花が咲いてないので、野鳥とか木の芽などに目が行きます。

古いアルバムはむらくもさんのブログのコメント欄のやり取りを見ていて、思いつき
ました。biscoさんはお若いのに、昔の山用品に興味がおありなんですね。
昔は今みたいに速乾の下着などもなかったし、冬場は木綿の下着を着ていては凍死すると
いわれ、ウールの薄手のセーターを直に身に着けたものでしたね。
ダウンなんて普通の人間は持ってなくて、「羽毛服」と言ってました。
私は羽毛のシュラフを持ってなくて冬の八ヶ岳の雪の上にテント泊して死にそうなほど
寒かったのを今も思い出します。
それに比べれば今日の寒さなどどうということはないのですが・・(^_^;

今日は我拝師山のすそ野や大高見峰も雪化粧してました。

keitannさんこんばんは。
ウスタビガの本体の蛾の方はよく見かけるのですが
繭の方は私も見るのは初めてでした。

またまた貴重なお話を拝見させて頂きました!
ウールのセーターを直にですか・・チクチクしそうです。
こういった細かいお話はなかなかお聞きするチャンスがありません。

五岳山の時に学生運動の話もチラリとされていて
興味を惹かれました。
主に、読んだ小説の影響なのですが当時の時代背景などを
時間のある時にはネットで調べたりもしますが
やはり実際に経験された方からお聞きすると感動しますネ。

何気ないコメント欄からお気遣い頂き
アルバムを見せてもらって本当にありがとうございます。

biscoさん、こんばんは。

私は逆にウスタビガの成虫のほうは見たことありません。
もし、見たとしても見分けがつかないかも(^_^;
シンジュサンもヤママユガの仲間らしいですが、こちらは庭に植わっているモチノキに
時々大発生するので見かけることがあります。
ウスタビガの繭のほうは気を付けて見ていると里山などで結構見かけます。
見かける日は一日に何度も見たりしますよ。

昔もお金に余裕のある男子などはいわゆるラクダのシャツや股引?を着用していたの
かも?今度聞いておきます。私などは冬山はやる気がなかったので晩秋~早春の
山行にはウールの薄手のハイネックセーターを探して着ていました、多少はちくちく
しますが命に代えられませんから(^_^;
学生運動に興味がおありですか・・・
寮で相部屋になった観音寺出身の女の子が民青の活動してました。
別の部屋には中核の子もいましたが・・・
喫茶店であさま山荘のライブ映像を1~2時間ほど見ていたこともありましたが、私自身は
気楽なノンポリでした。

でも、あの当時の学生は全体的に今の学生よりはるかに大人だったような。
入学式や卒業式に親がついてくるなんてこと、なかったです。

こんにちは。すごいところを歩かれていますね。お元気で何よりです。ウスタビガの繭はいつも冬にはひとつくらいは見るのですが、今冬はまだ見ていません。気にはしているのですが、数が減っているのでしょうかね。

多摩NTの住人様、こんばんは。

画像で見るとすごそうな場所を歩いているように見えますが、実際は鎖もあり
足がかりもてがかりもあるので、それほど怖いことはないですよ。
それよりも急登の450mの登りが堪えました。
ウスタビガの繭…最近は以前より見かけない宵に思うのですが、やはり同じように
思われますか?
とすると個体数が減っているんでしょうかね。
もしそうだとすると、冬場の山歩きの楽しみが減って寂しいことです。

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