初めての薬研谷でアケボノを見る、その1、やっぱり遠い
豊受山からの帰り道、次の週はどこに行きましょうかと話していました。
高松のRさんはまだ週末は用事続きでお山には行けそうもないということで、Pさん、岡山のYさん、私の3人で行先を考えます。そろそろアケボノツツジも咲いているだろうし、工石山か薬研谷はどうかな?とラインで話したりしていました。私もPさんも薬研谷へは行ったことがないのですが、岡山のYさんご夫妻が2度ほど行かれているそうで案内してくださるそうです。岡山の方に四国の私たちが徳島の山を案内してもらうのも情けない話ですが、何しろYさんご夫妻は徳島や愛媛のマイナーな山をよくご存じなのです。今まで瀬戸大橋の通行代にどれだけ投資したかわからないほどだと言います(^^;)
問題は待ち合わせ場所ですが、当初は府中湖PAはどうかなと言っていたのです。PAで私たちが待つことができれば岡山から高速で来られたYさんに拾っていただくのがいちば時間もかからないし、わかりやすいですね。ところが府中湖PAはETC出口などありますが、どういう仕組みになっているのか、今まで使用したことがないのでわかりません。前日にたまたま帰省していた横浜の友人を誘って府中湖PAまで偵察に行ってみました。ところが、まず高速の下の駐車場が7台しかなくおまけにウエルカムゲートが下り車線にはなさそうです。帰りにPAで下してもらうことができるかどうかも不明なので、PAでの待ち合わせは諦めて、いつも私たちが本州方面に行くときに集合している坂出の某所で集合となりました。
↑4月21日に歩いてきた薬研谷の岩場で咲くアケボノツツジです。
薬研谷というのはずっと以前から時折耳にしたり、掲示板で咲く花を目にしたりする場所でした。
私自身のブログでも2007年に雲早山に行ったときに、剣山スーパー林道を東から走ってくる車と出会い、その方たちが薬研谷からの帰りだということを聞いたと記してあります。その後も雲早山の登山口から少し東にあるアケボノ峠へアケボノツツジを見に行った時も、このまだ東に薬研谷があるのだな~と思った記憶があります。
なので、私としてはスーパー林道を走って薬研谷に行くものとばかり思いこんでいたふしがあります。
Yさんご夫妻が薬研谷へどういうルートでアクセスするか興味津々ではありました。
当日は坂出の某所に6時10分ごろに集合にしましょうとPさんと打ち合わせました。
Yさんたちは岡山のご自宅を5時半出発だそうなので、坂出着がそのぐらいになるかなと計算したのです。
ところが私が待ち合わせ場所に行くとすでにYさんたちは到着されてました。今回は鬼ノ城をご一緒したFさんも同行されます。Fさんはきっと、この日は3時起きだったのではないでしょうか。
皆でYさんの大きな車に乗り、いざ出発。
Yさんのご主人は私たちと違いノンストップで走られますので、板野インター経由で神山の道の駅には8時前には着きました。神山の道の駅でトイレ休憩をした後は、神山町役場近くから剣山スーパー林道に登っていく道があるそうで、どんどん登っていきます。Yさんのご主人のお話では雲早トンネルに行く道よりもこちらのほうがはしりやすいということでしたが、私にはどちらも同じような気がしました(^^;)でも、直接薬研谷方面に向かうので、こちらのほうがアクセスはよいですね。
車でどんどんと登っていくこと小一時間、最初よりも上のほうが道が広々としている感じです。
8時40分、駐車場所に着きました。
ここは柴小屋休憩所という場所のようで、道路の路肩が広くなった場所にすでに車が15台ほど駐車していますが、私たちはそれを少しやり過ごして草原のようなところに車を入れました。
Yさんたちもここには久しぶりで5年ぶりだそうです。
駐車場からはまたしてもシロモジの花が見えました。
8時53分、山歩きの準備も終わり、歩き始めます。
まずは先ほど登ってきた車道をさらに10mほど登ります。
四国のみちの道標が立っていました。
ここから大河原高原まで歩いて行けるんですね。大河原まで12.5キロか~、ピストンは到底無理ですね。
登りはじめに立派なヒメシャラの木がすっくと立っていて、ちょっと場違いな気がしました。
ヒメシャラはブナ林の中で見る樹木なので、こんな周りに何もない場所で見ると、違和感があります。もっとも徳島の山にはヒメシャラが多くて、砥石権現ではヒメシャラの紅葉に感動しました。
おや?登りはじめにトサミズキの花が咲いてます。
これは植栽でしょうが、徳島の山に自生しているはずはないので、植えるならなるべくその地に生えている木々を植えてほしいなと思いました。
そして、ここにもタムシバ。
これは自生でしょう。
4月に入ってから毎週のようにタムシバを見ていますね。
最初は緩やかな階段から始まりました。
なぜだか九重の牧ノ戸峠を思い出しました。
時折、シャクナゲが出てきますが、花芽はあまり上がってないようです。
大好きなコミヤマカタバミの花が咲いていました。
今年の初見です。
こんな風に一輪だけ咲いていると、ちょっと考えてしまいますが、ツボスミレですよね。
普通は群生していることが多いですが・・・
今度のコミヤマカタバミは赤い筋が入って、愛らしい花です。
振り返ると、こんな緩やかなコースです。
Yさんのご主人はそういえばこの日、駐車場で車のハッチバックを開けていて頭をぶつけて血が流れるという怪我をされたのです。包帯を巻いたりしているので、帽子がかぶれないみたいでした。相当痛かったことと思うのですが、最後まで何事もなく歩きとおすことができほんとによかったです。
この道を逆に下ると、悲願寺というお寺に出るのですね。
神山にあるお寺のようです。
ブナが出てきましたが、ブナには花が咲いているようです。
ということは、今年はブナが豊作?
緩やかな坂の下ったところに、何やら鳥居が立っているようです。
この道はファミリー登山で来られる方も多いのか、私たちのすぐ前も子供さん連れの方が歩いていました。
9時15分、鳥居のところまで下ってきました。
鳥居には柴小屋神社とかいてありますが、石には妙見神社氏子と刻んであります。
鳥居をくぐるのかと思ったら、そうではなく、下ってきた道をまっすぐ進みますが、鳥居は暗部に立っているので、ここからは上り坂になっています。
坂を少し登って、下にいるメンバーの方たちを見てみました。
この日はYさんご夫妻、Yさんの友人のFさん、そしてPさんと私の5人で歩きます。
空は快晴で、青空にタムシバの白い花が眩しいぐらい・・・
ただし、前の週の豊受山と違い、この日は気温が高くなるとの予報が出ていて、昼間は暑くなりそうです。
Yさんは前の週よりうんと薄着にされたそうなのに、私は?といえば、寒かった前の週と同じ格好(^^;)ただ、帽子だけは忘れてはいけないと思い、持参してあります。
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