10年ぶりに笹倉湿原へ、その2、若い人たちと出会う
歩き始めて1時間も経たないと思うけど、10年前にも確か休憩した場所で休憩を取ります。
以前はここにもオモゴウテンナンショウがあったと思うのだけど、今はありません。
この日は蒸し暑くなるのかと思ったけど、木陰の中の歩きはひんやりとして熱い飲み物が恋しいぐらい・・・
再び歩き始めると・・・・
↑こんな苔生した倒木の下をくぐったり・・・
季節的なものもあるのでしょうが、とにかく緑が綺麗で癒されます。
今度はこのコース中で一番大きいというブナが出てきました。
先ほどの針葉樹よりは幾分幹回りは小さいようですが、それでも幹は直径1mはあります。
ところがこのブナ、片側の大きな枝が折れていて…どうやら最近折れたようですが、その折れた枝としか思えない枝が傍らに見えていますが、どう見ても10mはあろうかという大きな枝で、それだけで1っ本のブナみたい・・・・
↑の画像に折れた枝の跡が見えています。
空中湿度が高いのか、倒木はどれも苔がいい感じで着生してますね。
登り坂もそれほどきつくはないし、気温も低めで快適に登ってくるRさんとPさん・・・
あらら・・・これも10年前に見覚えのある木でした。
片方の木がもう一方の木の幹に値を回していて・・
10年前にはまだ枯れてはいませんでしたが「片方がそのうち枯れるだろうと思っていたら、やっぱり枯れてしまったようだな」とS君。
あちこちと周囲を見回しながら登ってくるRさん・・・・
良い画像はモノにできましたか?
そのうち,登山道から少し入ったところに巨木を発見。
これは何の木だろうと上を見上げると、葉っぱがどうやらハリギリの葉っぱです。
ハリギリってこんなに大きくなる木だったの??
近くからではとても全貌が撮れないので、坂を登って全体を撮ろうと試みますが無理でした。
株もとに立つRさんも大柄なほうですが、どうやらこの木は樹高30m近くありそう?
森林浴の効果なのか満面の笑みを浮かべて登ってくるPさん・・・
タニギキョウも苔のなかで咲いていると、よりしっとりとした雰囲気ですね。
石鎚山系にはヤマシャクヤクは多く、それほど珍しくはありませんが、花はもうとっくに終わっていて果実になっています。ここは標高1300mほどですから、開花時期もかなり早かったようです。
9時50分ごろ、二度目の休憩を取ります。
ここもまた水場になっていて、岩のそばから水が流れ出ているのがわかります。
被写体を探しているのかな?
そうこうするうちに、珍しく若い男の子たちが登ってきました。
高校生?それとも大学生?と尋ねると、愛大山岳部だと言います。
確かに胸に愛大山岳部と書いてあるウエアを着ています。
この日は新人歓迎のハイクだったようで、そのあとからも彼らの知り合いの女性たちが登ってきました。愛大山岳部の人数や活動のことなどで、しばらく話をしたりして賑やかでした。キャプテンの方の話では、今年は人数が少し増えたので、いろいろとチャレンジしたいとのこと。そうそう、山岳部でもなんでもですが、人数がある程度いないことには活発な活動は難しいですよね。
ここでS君が彼らに提案をしました。実はこの日は笹倉湿原近くにある古木に案内してくれる予定だったのですが、彼らも一緒にどうですか?という提案です。
笹倉湿原までなら、時間もかからないし、そのぐらいの寄り道はできるということなのでしょう。若い人たちも「行きます」ということで、にわかパーティーを組むことになりました。
さて、休憩を終えて歩き出そうという段になって、目の前にコケイランが咲いているのに気づきました。
あれまぁ、今まで目に入ってなかったんですね。
よく見ると、その傍らにはユキザサまで咲いてます。
お花2種類を激写したのち、今度こそ、古木を見に行くことに・・・・
これはシロバナエンレイソウの花後の姿かな?
ヤマシャクヤクもところどころで見かけます。
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