上阪の機会を利用して比叡山へ、その1、比叡山坂本駅から歩く
3年前から5月下旬に、大学時代の山歩きの仲間で集まっています。
私たちの同期の仲間はすでに3人の男子が亡くなったこともあって、年に一度ぐらいは元気な顔を見ておきたいねということで始まりました。1回目、2回目は東京駅近辺で集まりましたが、今年は去年の集まりの時にすでに大阪で集まろうということに決めてありました。
日程は5月19日で、最初はその頃の天気が余りよくなさそうだったので遅くなっても何とか日帰りしようと思っていましたが、途中から翌20日の天気が晴れに変わりました。天気が良ければどこか京阪神の山に軽く登ってこようという気持ちが出てきて、19日は新大阪近くに宿をとることにしました。
前日は久しぶりの顔ぶれで楽しくお酒を飲み語ったところで9時前にお開き。
その後ホテルにチエックインしてから、20日はどこに登るかスマホで候補を考えます。近江富士でも良いけど、ちょっと軽すぎるかな?そのうち比叡山というのが目に留まりました。たまたま見たサイトに比叡山を登りながらカキノハグサが咲いていたと書いてあって、それは6月上旬のことらしいのですが、今年はいろいろな花がえらく早く咲いているので、運が良ければ見られるかもしれないと思い、20日は比叡山に比叡山坂本駅からの医ぼる登ることに決めました。
翌朝はホテルで5時半ごろ目覚めました。朝食を食べたら8時頃にホテルをチエックアウトします。
比叡山坂本の駅は琵琶湖の西側を走っている湖西線の駅のようで、湖西線には若いころ何度か乗ったことがありますが、ここ40年近く乗っていません。新大阪からは快速に乗りましたが、京都の次の山科駅で湖西線に乗り換えればよいようです。
↑比叡山への登り道の傍らで咲いていたクリンソウです。
クリンソウは一番最初は15年ほど前の北沢峠で、2度目は数年前のちくさ高原で数万株という花を見ましたが、やはり山道を歩く途中で見るのがいちばん好ましい姿ですね。
さて、↑は湖西線に乗り換えるために山科駅のホームで少し待っていた間に撮影した画像です。
山科は私の弟が学生時代に下宿していたところで、弟のところに一度泊ったことがあって、その時だけです、駅を降りたのは。今回もホームで待ち合わせをしただけなのですが、京都トレイル歩きのついでにでも、一度ぐらい立ち寄ってみたいですね。
山科駅で湖西線に乗り換えたら、比叡山坂本駅は三つ目の駅でした。
ホームはは高架になっていて電車から降りると目の前に琵琶湖そしてその向こうにあの形は近江富士でしょうか。
駅の構内にあった地図です。
この地図によると、比叡山方面には駅前の大きな通りをまっすぐ歩いていけば良さそうです。
この地図では↑が西になっています。
今回はとりあえず登山口として日吉神社を目指します。
この道をまっすぐ進めばよいようです。
正面に見えているのが比叡山ということでしょうか。
京都側からだと特徴のある形をしてますが、こちらから眺めると普通の山ですね。
この道はまっすぐについていてかなり広さがあります。
参道ということでしょうが、調べてみるとやはり延暦寺への参道のようです。
どの家もこざっぱりとしていて、玄関には花などが綺麗に植え込まれています。
咲いている花を見ると、私の住んでいる辺りよりも季節の進み方がゆっくりですね。
公人屋敷というのが見えました、時間があれば、見てみたいところですが今から比叡山に登りその後下山して四国まで帰らなければいけないので、見学はまた次の機会ということで我慢我慢・・・
因みに公人屋敷を検索すると「公人屋敷(旧岡本邸)は、江戸時代に延暦寺の僧侶でありながら妻帯(さいたい)と名字帯刀(みょうじたいとう)を認められた「公人(くにん)」が住んでいた住居のひとつです。内部が原型をとどめないほど改装されている住居が多い中、岡本家の家屋は全体に公人屋敷としての旧状をよくとどめた社寺関係大型民家の特徴を示す住宅として残されてきました。平成13年に坂本地域の歴史的遺産の保存を目的として大津市に寄贈されたもので、主屋、米蔵・馬屋等は平成17年3月に大津市指定文化財に指定されています。」とあります。
あらまぁ、私はJRで比叡山坂本駅までやってきましたが、京阪電車も坂本の駅があるんですね。
そして、ケーブルに乗ればあまり歩くことなく比叡山まで行けるようです。
そういうワタクシメも以前比叡山を訪れたのは近江今津からドライブウエイを登ったように記憶しています。
観光案内所が見えたので、比叡山への登山道の地図などないかとお尋ねしてみましたが、それはないそうです。
やはりスマホの地図頼りになりそうです。
坂本の町もいろいろな史跡がありそうですね。
山のほうから水路が流れていて、その傍らに雰囲気の良い道があります。
石積の町。坂本と駅に書かれていましたが、これがその石積?
この石積に着いてはこちらを参考にしてください。
清冽な水が流れるは水路沿いにはミズタビラコの花が咲いていて、山に行かずともこの花が咲いているんですね。
これも道沿いに咲いていたハナニガナ。
舌状花が8枚もありますからハナニガナですね。
目の前を歩かれているグループの方たちは俳句を詠む方たちのグループでした。
吟行されているんでしょうか?
それにしても、緑陰あり、清冽な水路ありで気持ちの良い道ですねt。
途中、律院というお寺があったのでお参りしてみることにします。
こういうお寺を里坊と言い、里坊に着いてはこちらのサイトをご覧ください。
京阪神にやってくると。町を歩くだけで歴史の勉強になります。
山から流れてくる清冽な流れ・・・
ミズタビラコが嫌というほど咲いています。
日吉大社まで0.3キロとなりました。
こんにちは。比叡山は中学生の時の修学旅行で行ったきりです。カキノハグサはぶちょうほうさんのところで見せていただきましたが、実際に見たことがありません。楽しみですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-06-06 08:03
keitann様 こんにちは
昔のお友達との一年ぶりの歓談の後に、あくる日はお一人で歩かれたのでしょうか。
比叡山は小生も52年前に一度だけ、それもバスで行っただけですので、記憶はほとんど残っていません。
ドライブウェイに猿が出てきて、物珍しかったことくらいしか覚えていません。
そのお猿が相当、数が増えていて、観光客にいたずらをするとか聞いていて、「比叡山に行く時は猿に気をつけて・・・・」と言われていました。
keitann様はその点は大丈夫でしたでしょうか。
投稿: ぶちょうほう | 2018-06-06 21:48
多摩NTの住人様、こんばんは。
比叡山には修学旅行で行かれましたか?
そういえば、高松在住の山仲間の方も修学旅行で行かれたそうです。
私たちのころは、小学生では高知、中学では九州~中国地方、高校では東京と
奈良や京都は大学に入って帰省の途中で立ち寄るまでは一度も行ったことが
ありませんでしたよ。
比叡山は息子が神戸の大学にいたころに、ついでに比叡山までドライブで行ったのでした。
そのときはまだ比叡山に歩いて登ろうとは考えてもなかったですが、最近ではどこに
行ってもちょっと登れる山はないかと考えていますね。
投稿: keitann | 2018-06-06 21:48
ぶちょうほう様、こんばんは。
昔は同じ山を登っていた仲間も、今では半数ぐらいは山山から離れてゴルフを
しているようです
山梨からきていた仲間は翌日は伊吹山に登りたいと言ってましたが、ゴンドラが
なくなったと聞いて諦めたようです。六甲に登れば?と勧めましたが、さて、どうなったか?
私のほうは何しろカキノハグサのことを思いついたもので、あわよくばカキノハグサを
見てみたいという一心での比叡山でしたから、動機が不純ですね(^^;)
おサルのことはそういえば看板に何やら書いてありました。
サルは小豆島の寒霞渓にも多くて、こちらはほんとうにサルの群れにでくわしたので
小豆島に行くときはストック持参すべしと思っています。
でも、比叡山では途中までは人にも獣にも会わず、静かなものでした。
投稿: keitann | 2018-06-06 21:54