初めての蒜山三座縦走、その6、最後の登り返しで上蒜山へ
鞍部を過ぎて、いよいよ最後の登りが待ち構えていますが、下蒜山からの下りほど下らなかったので、登りもそれだけ楽かな~?と甘い考えでいたら、これが結構厳しかったです。
鞍部から中蒜山方面を振り返るとこれが良い感じです。
↑もう少し山が大きければ剣山からの眺めみたいな感じに見えなくもない中蒜山方面。
一方、こちらはいまから登る上蒜山。
蒜山三山の中ではいちばん標高が高いようです。
山肌はブナなどの樹林に覆われているようですが、すでに落葉した木が多そうですね。
↑どうやらサワフタギの果実らしいですが、ほとんど実が落ちてしまっています。
以前見た時は綺麗な瑠璃色の実で美しい実だったのですが‥残念・・・
おや?この葉は見覚えがあります。
確か大山の地獄谷を歩いているときに見ましたっけ。
名前がその時出てこなくて、帰宅してから調べたらハスノハイチゴでした。
結構、珍しいイチゴらしいです。
大山と近いので、やはり植生も少し似ているんですね.
2015年の夏に大山のの振り子沢を上がるときに撮影したハスノハイチゴの果実。
赤くならないイチゴで、果実も珍しいようです。食用になるのかどうか調べましたが、調べた範囲ではこれを食べたという報告はありませんでした(^^;)
赤く染まったカエデもありますが、なにぶんこの頃には日差しがなくなってしまって、見栄えはいま一つです。
いよいよ出てきました…鎖場です。
上蒜山はもっと楽勝で登れるのかと思っていたけど、ここもやっぱり急登があるんですね。
中蒜山から上蒜山に向かう人はぐっと少なくなるけど、2~3グループの人が登っていました。
岩場をよじ登るような感じのところもあったり・・・
これはツルアリドオシの果実ですね。
そうこうするうちに、後ろを登ってくるPさんが、しんどそうです。
ここまで登ってきたら、あと10分ぐらいなので、ゆっくりでも良いからね・・・
Pさんを待ってる間に、ムラサキシキブを発見。
葉はもう茶枯れてますが、紫の実が可愛い・・・
おまけに足元にはツルリンドウの実もたくさん・・・
もうすぐ山頂というとき、赤いウエアを着た単独男性とすれ違いましたが、この方は下蒜山の登りでもお会いした方でした。ということは、蒜山三山をピストン?縦走でもきついのに、ピストンとは・・・
しかも日の短い時期なので、下山は真っ暗でしょうね。
この方曰く「神戸の六甲山よりこっちの方がよほど良い山だから・・」地元の方なんでしょうか?
振り返ると、中蒜山が同じ目の高さになりました。
最初に登った下蒜山も見えています。
進行方向には上蒜山から伸びる長い尾根が見えていて、下山はあの尾根を下るようです。
一歩一歩登ってくるPさん
この辺りが一番きつかったのでしょうね。
晴れていれば、良い眺めになりそうな場所です。
蒜山盆地が眼下に一望できます。
この画像をよく見たら・・・
タムシバらしき木も写っていました。
その時は気づかなかったのですが、もう花芽もついてますね。
やがて、もうこれより高い場所も見えなくなって、まばらに木が生えた場所が山頂のようです。
山頂のすぐ手前で、谷を見下ろす場所がありました。
西日があれば、紅葉が輝いていたんでしょうが・・・
前の週のサガリハゲがあまりにも天気よすぎたのですが、蒜山では雲海まで眺めたりと昼間に運を使ってしまいました(^^;)
14時58分、上蒜山山頂に到着しました。
ここの山頂は私たち以外は若い男の子が2人だけでした。
やはり上蒜山まで来る人は少ないようです。私たちの到着時間が遅かったせいもあるかな?
山頂から5分ほど下ったら三角点もあるようですが、明るいうちに下山したかったのでパスします。
その代わりというか、熱いコーヒーを入れて飲みました。
陽射しがなくなったので、じっとしていると、結構寒いです。
下山するにあたって、Pさんの負担を軽くするためPさんの荷物のうち重そうなものをRさんと私とで分けて持つことにしました。
15時21分、上蒜山からの下山にかかりました。
コースタイムでは2時間ぐらいになってますが、何とか明るいうちに下れるとよいのですが。
途中、やはり滑りやすいところがあってPさんが尻もちをついたり、私も危うく滑りそうになりましたが、危ないところではないのでどうということはありませんでした。
ある程度下ると、こんななだらかな道になります。
先ほど見えていた尾根もなだらかでした。
東の方角には中蒜山や下蒜山も見えています。
ここが昭文社の地図にあた展望良と書かれてあった場所かな?
時間もそろそろ夕方にかかってきて、山がくっきりと見えてきたようです。
山頂からはずっと下りなので、Pさんも普段通りのペースに戻りました。
良かった良かった・・・
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