5月5日の里山散策にて、その他の草花
例年は5月に入ると、里山にはあまり登らなくなってしまうのですが、今年はコロナのおかげで高山に行き難いので里山に登ることになりました。
里山には里山ならではの花も咲いていて、決して珍しい花ではないけれど、ありふれた花の記録もたまにはいいのではないかと思います。
↑珍しくない花と書いたばかりですが、トップ画像はアツミゲシです。
これは麻薬成分を含んでいるので、取り締まりの対象になる花です。
毎年、春先に車で走っていると、年に1度や2度は見かけます。
10年ほど前には某ファミレスのすぐ近くでちょっとした群生になっていたので、私も通報したことがあります。
アツミゲシのすぐ横で、こちらはいつの間にか日本の道端にお馴染みのナガミノヒナゲシ。
もちろん山麓で見たものです。
10年以上も前に、友人が綺麗だからとナガミノヒナゲシを我が家に持ってきてくれて植えたことがありました。それ以後、毎年、無数に出てきて蔓延るので、抜いて抜いて・・・・・ようやく最近はあまりでなくなりましたが、今年もまだ草丈10センチほどのがあちこちで咲いています(^^;)
↑標高の高い場所ではまだ咲いていたジシバリ。
これは平野部の道端などでは見かけないようです。
高知の山では3月にすでに咲いていたヒメハギですが、香川の山では5月でも見られました。
これは香川の車道端では群生して咲いているナヨクサフジ。
20年前にはこれほど多くなかったと思うのですが、年々、増殖してますね。
実家に行く途中の道端に白いのが咲いているので、今度撮影しようと思いますが・・・
ミヤコグサはどこにでも生えているという訳ではないですが、これは可愛い花ですね。
下山時のミヤコグサ。
よく似た花にセイヨウミヤコグサなるものがあるそうですが、花序に1~3個の花をつけるのは在来種のミヤコグサだそうで、これはミヤコグサですね。
標高の高い場所で見かけたアマドコロ。
斑入りアマドコロは我が家の庭にもあって、かなり大きくなりますが、山で見かけるアマドコロはせいぜい50センチぐらいのしか見たことがないです。
山菜として食べても美味しいそうですが、まだ味わったことがありません。
ムラサキケマンもいつの頃からか自宅庭にいっぱい生えるようになり、抜きまくっています。
山で見たのは撮影しますが、これは種を飛ばして増えまくりますね。
これも雑草の部類に入るヤエムグラ。
昨日も自宅の庭でかなり抜きました(^^;)
山で見るクルマムグラなんかは喜んで撮影するというのに・・・・
ヤエムグラの花を撮影したのはこれが初めてかも?
道路法面のコンクリートの壁を這い上がるヤエムグラのすさまじい生命力。
茎に下向きのトゲが生えているので、何にでもくっつくのですが、こんな風にコンクリート壁をよじ登ることもできるわけです。
今の時期、道端でよく見かけるナワシロイチゴ。
果実はあまり食べたことがないのですが、一度ぐらいはお味見しましょうかね。
ウマノアシガタは香川ではもうあまり見かけなくなった野草です。
それだけにこの山は従来の植生が良く残っていると言えます。
不思議だったのは、以前来た時はたくさん咲いていたニワゼキショウが一輪しか見なかったこと。
同じ時期に同じ山を訪問しても、毎年、同じではないところが自然の野山の面白さです。
こんにちは。コロナは緊急事態宣言が解除された県もありますが、東京はまだまだ続きそうです。ヒメハギは先日、近所で見てきました。ミヤコグサの開花は早いですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2020-05-14 18:40
多摩NTの住人様、こんばんは。
香川は緊急事態宣言は解除されました。
もうここしばらくは感染者も出ていないようです。
ヒメハギ…今年は三度ほど見かけました。
高知の山に行くと、いろいろな春の花をいち早く見られます。
投稿: keitann | 2020-05-14 23:04