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2021-08-01

3年ぶりの遠くの山は、その6、朝日岳へ

剣ヶ峰のトラバースが終わると、いよいよ朝日岳への登りにかかります。

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登山道が朝日岳へとさしかかると、山肌が赤茶けて、急に荒々しい眺めになってきます。

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その赤茶けた岩をバックに咲くハクサンオミナエシ。

ここでは花も咲きはじめていました。

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こちらも初々しい白い花も見かけるようになったマルバウツギです。

確かに葉が丸っぽいですね。

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緑の山を背景に咲くハクサンオミナエシも素敵です。

眼下は緑濃い樹林となっています。

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道が登りになってきました。

久しぶりの山歩きのOさんがちょっとしんどそうです。

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ちょっとした岩場を登っていきます。

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先ほどから、何かの花芽が上がってるな~と思っていたのですが、ここまで来てこの様子を見たらわかりました。

シャジンの花芽だったのですね。

もうすぐ咲きそうですが、どこかに咲いてないかな?

この頃、Oさんがあまりにしんどそうなので、見かねてMさんが「少し休憩を取りましょう」と・・・

少し広くなった場所で、水分補給をしたりします。

そのうちMさんが「あそこに何か青いものが見えるけど?」と・・・

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何とそれはシャジンの花が咲いているのでした。

気の早い花が一輪だけ咲いていてくれたのです。

MさんもOさんも大喜びです。

もちろん私も・・・・

いろいろ調べたところ、ヒメシャジンではないかと思いました。

何しろ、那須は東北の入り口みたいな場所なので、北アルプスよりも東北の山の花に通じるものがあるようです。

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正面に見えるのは茶臼岳で、斜めに登山道が横切っていますが、明日はあの道を下りますとMさん

手前向かって右は、今まで歩いてきた剣ヶ峰のトラバース道です。

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10分ほど休憩した後、再び登り始めます。

この辺りは鎖なども張ってあって、この日のコースではちょっとした難所だったのかも・・・・

Oさんの頭上に見えている緑のピークは、その後歩いた隠居倉という小ピークでここを下ると三斗小屋温泉です。

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11時32分、「朝日の肩」に着きました。

ここを右に行けば朝日岳、左に行けば三本槍岳方面です。

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Oさんは朝日岳には行かずにここで待ってますと仰るので、Mさんと私の二人で朝日岳に向かうことにします。と言っても、ここから朝日岳には10分ぐらいしかかかりません。

↑見えているのが朝日岳のピークです。

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この朝日の肩付近から「燧が見えるよ」とMさんが教えてくれたので急いで撮影しました。

↑稜線越しに見えている三角錐が燧ヶ岳だそうです。

燧は1年の秋合宿で歩いた山です。

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朝日岳の山頂直下は意外にもいろいろな葉っぱが見えました。

↑キソチドリかホソバノキソチドリのようなランの仲間も見えていますが、花が終わっているので、同定は難しいです。

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四国のコメツツジとはちょっと雰囲気の違うコメツツジも咲いています。

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そして、もうすぐ山頂というときに、足元に白い花を発見。

これって、見覚えがあるけど、なんだったっけ??

すぐそこが山頂なので、下りにMさんにお尋ねするかな?と思いながら、画像だけ撮ります。

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この壺型の花は?

シラタマノキの木の花ともちょっと違うし・・・・

調べてわかりました、どうやらクロマメノキの花のようです。

何しろ、四国には分布しない木や花が多く、名前がすぐには出てきません。

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11時44分、山頂に着きました。

辺りは少し雲が出てきています。

画面の中にゴミみたいな黒っぽいのが写っているのはトンボです。

朝日岳山頂は何百羽というトンボが飛び回っていてびっくりしました。

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↑この画像にもトンボが写っています。

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山頂から「あれが三本槍らしいよ」とMさんが教えてくれました。

画像中にテキストを入れたなだらかな丘のような山だそうです。

三本槍という名前から槍ヶ岳のような鋭い山頂を想像していた私はちょっとイメージが狂いましたが・・・

ネットから拝借した由来によると「那須連山の最高峰、標高1,917 mの三本槍岳です。 三本槍の名は、江戸時代に山麓の会津、那須、黒羽の藩の領地争いがあり、境界がはっきりしなかった山頂部にを立て、自藩の領地を主張したことにちなむと言われています。」だとか・・・

三本槍の横にこちらの方が槍のようにとがった山は須立山というようです。

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尾根の後ろに見えている山は流石山というようで、これも標高1800ほどあるようで、その夜泊まった三斗小屋温泉の部屋からよく見えていました。

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