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2022-06-26

サラサドウダンの咲く広戸仙へ、その2、タニウツギのピンク

第一展望所で水分補給などしていると、登山口でお暗示頃に登り始めた地元のご夫婦と一緒になりました。病後に時々体力維持のために山を歩かれているそうです。

夫唱婦随で仲良く歩かれている姿は微笑ましかったです。

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↑10時丁度に第一展望所を出発しました。

ここからは植林帯の尾根の登りです。

それまでのゆるゆる歩きから一転、ちょっとした登り坂となりました。

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登山からちょっと外れたところに、ギンリョウソウ発見。

私にとっては今季初めてのギンリョウソウでした。

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木製の階段がつくられていますが、土がえぐり取られてしまい、ついつい横の方を歩いてしまいます。

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10時14分、稜線に出たようです。

広戸仙には右に行くようですが、左手に展望所があるようなので、そちらを先に見に行きました。

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稜線で咲いていたツクバネウツギ

萼片の数が5枚あるのをツクバネウツギというようです。

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ほんの2分で第2展望所に着きました。

ここも第1展望所同様、東屋があります。

展望所の眺めは大したことがなかったのか、展望写真は撮影していませんでした(^^;)

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↑その代わりに、東屋の下の地面にこんなものが置かれていました。

ここをそのまま稜線伝いに歩いていけば、ふるさとコースになっているようで、ここがその西入り口なんですね。

ふるさとコースは滝が多くて見どころ満載のようですが、時間がかかりすぎるので、この日は楽々コースでサラサドウダンを見る予定です。

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展望所から再び引き返して、広戸仙を目指します。

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花つきの良いタニウツギが出てきましたが、空がグレーではね・・・・

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尾根を登っていると、白い花が咲いているのが見えました。

花つきがとても良くて、まずまずの大きさの木です。

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バラ科の花なのは一目瞭然なのですが、カマツカ?アズキナシ?

アズキナシの葉は葉脈がはっきりしているので、違うと思いますが、カマツカにしてはあまりにも花が綺麗なのと四国で見るカマツカとは雰囲気が違うので、、皆で何だろう?としばらく悩みました。

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↑葉も確認用に撮影しました。

小さな鋸歯があります。

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↑今年5月15日に雲早トンネル周辺で撮影したカマツカの花です。

比較すると、広戸仙で見た白い花は、やはり、カマツカの花のようですね。

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↑もう一枚比較のためにアズキナシの画像をアップしておきます。2011年6月14日に剣山周辺で撮影したものです。

花はよく似てますが、葉の葉脈がはっきりしていますね。

話は元の広戸仙の登りに返ります。

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青空が出てきて、ようやくタニウツギのピンクが映えました。

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林床にはあまり花はないのですが、フタリシズカだけは咲き誇っていました。

待てよ?これは徳島の山と同じではないですか。

そう思って見てみると、笹がどこにも見えません。

那岐山はシカの食害でサラサドウダンが枯れてしまったと聞きましたが、広戸仙も同じようにシカが入っているようですね。

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山なみをバックに登ってくるPさん

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マユミの花かなぁ?

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鎖場も出てきましたが、大したことはないです。

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南の方の山や、平野部を振り返るPさんとRさん

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登りがちょっと急になってきてますが、Pさんが登ってきています。

林床に、やはり緑が見えませんね。

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登り一辺倒の道が続きます。

そういえば、以前登った那岐山の稜線もこんな感じの道でした。

けど、その時は登山道横にササがちゃんと生えていたように記憶しています。

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↑2013年6月の那岐山の登りの様子です。

この時はササがちゃんと生えていました。

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再び、今年の画像で、青空バックのタニウツギです。

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何やらグミのような花が出てきました。

花がびっしり咲いています。

この時は思い出せなかったのですが、珍しいグミの花があって、以前、塩江で見ていました。

調べてみると、ナツアサドリというグミの一種で、県によっては絶滅危惧種になっているところもあるほど珍しい種類のようです。

ナツアサドリについて検索すると以下のような記載がありました。

「ナツアサドリは岡山県に分布の中心があり、広島や兵庫の隣接地域にも見られる。
吉野善介によって発見され、牧野富太郎によって新種記載されたもので、岡山にとってローカリティー色溢れる種である。
名前の由来は、アサドリが岡山でのグミの呼び名だそうで、夏のグミとなるが、ナツグミという種は実際にあって、東日本に分布している。東のナツグミに対し、岡山らしくナツアサドリという名前にしたのでしょうか」

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かなり前に塩江で見ていて、その時にもナツアサドリについて調べていたのですが、ブログに記録してなかったよです。

グミもいろいろあって、難しいですね。

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↑綺麗な斑入りのスミレも花が咲いていないので、種類は確認できませんでしたが・・・・

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稜線を登り始めて30分ほどしたころ、ようやくベニドウダンが出てきました。

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ベニドウダンの花はいつ見てもイチゴみたいな色をして可愛いですね。

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11時1分、標高1000m地点を通過しました。

広戸仙は標高1115mですから、後100mほどの登りですね。

コメント

こんにちは。初夏の山登りは春と夏の花が入り乱れて見られるので楽しいですね。斑入りのスミレは何でしょうか。当地ではヒナスミレがこんな葉ですが他所のものはわかりません。

こんにちは。私は5月23日に行きました。ベニもサラサドウダンも激減していてびっくりしました。こちらはサラサドウダンよりベニが多かったのですが、ベニドウダンもものすごく少なかったです・・・
ふるさとコースは山芍薬のころ行ってますが、名前とは裏腹な穏やかな感じではないコースです・・・

おはようございます。
ベニドウダン、とても綺麗ですね。
鎖場もあって険しい山登りでしたね。

多摩NTの住人様、こんばんは。
そうですね、高い山へ行けばまだ春の名残の花が見られますし、低い場所では
初夏の花がもう咲いてました。
斑入りのスミレは何でしょうね。
葉の裏を確かめればよかったです。
ナガバノスミレサイシンにしては葉が短いし・・・
出もスミレサイシンはもっと丸っぽいですし・・・
ヒナとかシハイとかでしょうかね。
いがりさんの「日本のスミレ」を見ると、ヒナスミレがこんな形をしてますね。

どんぐりさん、こんばんは。
広戸仙は私は初めてだったのですが、ほかのお二人は5年ぶりぐらいでの再訪だった
そうですが、以前と雰囲気がかなり変わっていたようです。

林床にササがなくて裸地になっているのはまるで徳島のシカ害の山を見ているようで
つらかったです。ドウダンはシカが齧るんですね。

シカが入ると、しまいには樹木も枯れて殺伐とした風景になってしまいます。
ふるさとコース、昨日、検索して様子を見てみたら、結構厳しそうなコースですね。
ヤマシャクヤクが咲くんですね。
峠の茶屋にヤマシャクの写真があったので、どこで咲くのかな?と思っていました。
中国地方では朝鍋鷲ヶ山への林道沿いで一度見てますが、四国と違い少ないですよね。

おみやさん、こんんばんは。

四国でもベニドウダンが咲く山がありますが、どちらかというとシロドウダンが多く
ベニは珍しいです。
鎖場はありましたが、全体的に見ればそれほど険しい山ではなかったです。
サラサドウダンは四国ではほんとに珍しいので、たいてい岡山の山に見に来ます。

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