ヤマジノホトトギス
今年の1月だったか2月だったか、高知の山に登りました。
下山してくる途中、道路法面からしだれるようにしているホトトギスの株を見つけたのでした。
見ると、もう冬だというのに、まだ種のサヤがついていて、うち1つだけ採取してきて、種を播いておきました。その花が、今朝、咲いていました。
咲いた花をみて、ようやく、ヤマジノホトトギスだということがわかりました。
ホトトギスは種からの栽培が容易で、種まきから一年も経たない間に開花に至るということが、去年、白花ホトトギスを育ててわかってはいましたが、今回もやはり2月の種まきで9月の開花ですから半年ちょっとでの開花です。山野草はたいていは種まきから開花まで2年ほど要するものなので、これは異例と思えるほどの早さです。
夏ごろまで、一つの浅鉢に種まきして植え替えをせずに育てましたが、夏の終わりに、半分ほどを別の鉢に移しました。
そうしたら、移した株の方は、やはり花芽があまりあがらず、上がっていても、まだ小さい花芽です。
移植はやはりある程度、ダメージを伴うようです。
野生のホトトギスは種をしっかりつけるので、今年咲いた花から種を採ると、来年は相当、株が増えると思われます。
ホトトギスの名前、よく分かりません。
ヤマジノホトトギスはなんとなく野草っぽいですね。
我が家にきている似たようなのは「フイリホトトギス」の名前ですが、花だけ見るとおんなじみたい。花は全て孤立して咲いてるように思います。栄養不足のせいもあるでしょうか?
花のつき方、葉のつき方、果ては模様も違うのでしょうか?
黄色い花のジョウロウホトトギスもさっぱり、、、。紀伊も土佐も、、、。
今年はギボウシもホトトギスも花付きが極端に悪いような気がします。
タカクマホトトギスなんてつぼみがたったの一個だけ。
でも、ホトトギスって秋の花って感じがします。
いよいよ「秋」ですね。
仙台から嫁いできたセキヤノアキチョウジはやっとつぼみらしきものが確認できるようになりました。
投稿: プルメリア | 2008年10月 3日 (金) 22:16
プルメリアさん、こんばんは。
ホトトギスって、もともとが南方系のようで、四国の山では結構見るのですが、関東のほうではどうなんでしょうね。
フイリホトトギスっていうのは葉に斑が入っているのですか?
私が山で見るヤマジノホトトギスも、普通は斑が入っているのが多いです。
画像の固体は高知の種からですが、香川で見るヤマジノホトトギストは葉が微妙に違うようです。
systemさんによるとホトトギスも交雑が多いそうです。
確かに山で見るのも、明らかにこうざつしたと思われる株が多いです。
黄色い花のホトトギスはタマガワ、タカクマ、キバナノツキヌキなどがあるようですね。
それに枝垂れて咲くジョウロウホトトギス。
我が家でも今は4種類のホトトギスが咲きますよ。
うちではホトトギスの花つきは平年並のようです。
地味な花で、以前は良さがわからなかったのが、時分が年をとったからか、最近はこういう花が好きになりました。
投稿: keitann | 2008年10月 3日 (金) 23:56