初夏の庭の花木から、タイサンボク
我が家の庭はいわゆる日本庭園になっていて、マツだのウバメガシだのモチノキだの大きな木がメインですが、そのほかにも花の咲く木が数種類植わっています。
母屋の北側の庭にはサツキやナンテン、ヤツデなどが植わっていますが、中にタイサンボクも1株あります。
子育てや何やかやで忙しかった当時は、母屋の北側の庭まで来ることは滅多になくて、タイサンボクの花も見てやれないまま終わる年がほとんどでした。今は北側の座敷を寝室にしているので、朝、目が覚めると直ぐに、タイサンボクが見えます。5月末ごろから花芽が見えていたので、そろそろ咲きそうだと思ったら、あっという間に咲いていました。
花の直径は15センチほどもあって、座敷の廊下にまで香りが漂ってきます。
北アメリカのミシシッピ川の辺りが原産だそうですが、そんなバタ臭いイメージがないのは、子供の頃からこの木に慣れ親しんでいるからでしょうか。実家にはタイサンボクの木はありませんでしたが、それでも学校の行き帰りで見かけるからか、小学生の頃からタイサンボクの名前だけは知っていました。
よく見ていると、咲き始めの花は夜のうちは閉じるようで、昼間は大きく開きます。そのうち、咲き進むと、この画像のように開きっぱなしになって、すぐに花弁が茶色くなり、地面に肉厚の花弁がばらばらと落ちます。
常緑の葉も丁度花の時期の前後に落ちるので、今の時期は株元はせっせと掃き掃除しないと落ちた花や葉っぱで汚いです。
しかし、ホオノキやオオヤマレンゲなどもそうですが、この仲間の白い花は存在感があって、季節を感じさせてくれ、好きな花の一つです。
タイトルを何を間違えたか最初、オオヤマレンゲとしていました。
謹んで訂正いたします。
オオヤマレンゲも幼苗を買ったので、何年か後には咲いてくれることを期待しつつ・・。
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