ギンリョウソウ
連休明けの昨日、友人と県境の大川山に行ってきた。
この前行ったのは4月28日だから、約10日ぶりだね。
いつもと同じく、八合目までは車で登って、その後は尾根道を登る。
琴南に着くまでの風景もずいぶん変わっていて、麦畑はすっかり黄色く色づいてしまっている。麦秋だね~。5月3日に剣山へ向かう道中で眺めたときはまだまだ青々としていたのに・・。よそ様の畑に植えてある花もジャーマンアイリスやアグロステンマが目立って、すっかり5月の眺めになっている。
山道に入ってからも、この前までたくさん咲いていたスミレはすっかり少なくなり、木々の新緑が青々としていて気持ちがいい。ヤマルリソウも3合目辺りで咲いていたのは花が終っていて、花盛りなのは7合目以上だね。先日見かけたアワコバイモはやっぱり種をつけたまま。左画像がそうだよ。
10日前には切れに咲いていたショウジョウバカマも花が終って緑色になっている。こんな状態のを見たのは初めてかなぁ。
時折、樹林帯の合間から山肌が見えるけど、その色も緑一色に。
いつもの場所で車をとめてリュックを背負い歩き始める。
シロモジやクロモジの花はすっかり終って、綺麗な緑色をした若葉が展開している。
シロモジの葉っぱは切れ込みがあるんだね~。
樹林帯の中になにやら見える・・あれはどうもギンリョウソウのようだね。
近付くとやっぱりそうだ。
ギンリョウソウは去年、剣山から一の森に至る山道沿いで見たけど、あれは6月末だったと思う。
ここのは今、土の中から顔を出したばかりなのか、すごく綺麗だ。
よく見ると近くにも地面を持ち上げて顔を出し始めているのが見える。
同行の友人は携帯で熱心に画像を撮っている。
私も大失敗でデジカメにメモリーを入れ忘れて、仕方なく携帯で撮影する。
どうも近場の山に行くときは準備が手抜きになってしまっていけない。
自宅付近も少し肌寒いほどだったが、山の上はなおのことだ。半袖Tシャツの上から長袖シャツ、そして歩き始める前にウインドブレーカーを羽織ったのだが、それでも少々寒いぐらい。
歩き始めて少し経ったところでお昼にする。いつも思うけど、山で食べるのってどうしてこんなに美味しいんだろうね?友人と連休中の出来事などおしゃべりしながら、それもまた楽しいね。
おなかもいっぱいになったところで、再び歩き始める。
尾根道沿いのヤブレガサもすっかり大きくなって、まるでヤブレガサの小道。
10日前に蕾だったホウチャクソウは?と見ると、これがたくさん咲いて、辺りはホウチャクソウの群生だよ。友人はまたもや携帯で熱心に撮影している。丁度咲き始めのホウチャクソウはとても綺麗だ。この山は車で山頂まで登れるのが幸いしてか、尾根道を歩いて登る人はほとんどいなくて、山道はとてもいい感じだよ。
時折、オンツツジの大木が見えるけど、あれが満開になったらどんなに綺麗だろう。
途中で遊歩道の方に入るとここはラショウモンカズラがたくさん生えている。
まだ花には少し早いようだけど、たまに綺麗に咲いているのもあるね。
う~~ん、これはぜひともオンツツジの満開とラショウモンカズラの満開を見にこなくてはなどとひそかに思う。この道はキャンプ場にいたる道だけど、キャンプ場のテントサイトあたりもとても綺麗に整備されていて、新緑が鮮やか。
この後、ニョイスミレなどを見ながら散策。展望台からは薄曇ながらも手前の山なみまでは綺麗に見えた。残念ながら剣山系までは見えないけど。突然、何かが展望台の手すりに飛んできたと思ったら、なんとヤマガラだった。可愛いね~。
帰りは車道沿いに下ったが、はしりどころはもう種をつけ始めていたよ。
イチリンソウも可愛く咲いていた。標高があるから今が花の季節なんだね。
デジカメで撮影できないのがほんとに残念だった。
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