仙丈への旅、その1、出航そして青ケシ見物
その後11時に家を車で出発。高松を0時半に出るフェリーで神戸に向かう。
フェリーは空いていて、40分前の到着だったけど、スムースに車を積むことが出来た。
3年前と比べるとサービスも良くなって、女性専用ルームが出来ていて、安心して横になれる。すぐに寝付くために、自販機で缶チューハイを買って、遠ざかる高松の夜景をデッキで眺めながら飲む。今回は末っ子もいなくて、登山口までは一人。
目が覚めたのは4時ごろの船内アナウンスでだった。間もなく神戸に着岸すると言う。デッキに出ると神戸の夜景が綺麗だ。着岸後、すぐに車で出発。前回は間違って湾岸線に乗ってしまって後で苦労したので、慎重に阪神高速の京橋インターから乗る。港からインターへはわずか500mほど。
4時半を回って、辺りは薄明るくなっていて、ライトなしでも見えるほど。
時間帯が早いのですいすいと走り、あっという間に大阪に。そしてその先は名神の本線を走るか京滋バイパスを走るか迷ったけど、この時間なら混むこともないだろうと、そのまま名神を突っ走る。6時ごろから日の光が眩しく、そして暑くなってきた。朝日に向かって走るから仕方ない。暑くなると急に眠気を催してきたので、適当なPAで20分ほど仮眠。その後また少し走り、7時頃、多和SAで朝食を取る。末っ子がおきているかどうか、電話で確認するためだ。ちゃんと起きていて、ご飯も食べているようなので一安心。ついでに、登山用の行動食やおつまみ類を買い込んだ。もし山で食べなければ、そのままお土産にも出来る。
その後も伊吹山が綺麗に見えていたので撮影するために伊吹PAで一休み。
小牧インター付近も混むことなくすいすいと走る。8時半頃ようやく中央道に入った。やれやれ・・。
ところが、再び岐阜に入った辺りでまた眠くなったので、もう一度、恵那峡SAで仮眠。やはり20分ほど寝たろうか。これでようやく眠気がおさまった。中津川インターより先は未知の領域だ。長い長い恵那山トンネルを抜けると、そこはもう信州。行く手には山々が見えるよ。右手に見えるのは南アルプス、運転しているのでわき見はできないが、それでも昨日の雨で空気が澄んでいるのだろう、山並みがくっきりと見える。
時間は9時半を越えているが、長谷村のバス発着駅に12時半頃に先輩のOさんと後輩のSさんが来ることになっているから、このまま行くと早く着きすぎる。思い切って、松川インターで下りて、大鹿村の青ケシでも見ていくかなぁ。
松川インターで簡単な地図をもらって、大鹿村に向かう。迷うほどの道でもなく、小渋ダム沿いの道を走り、R152に出たら北上。高遠方面と書いたほうに進む。青ケシを栽培している農園の場所までははっきりとは調べてなかったけど、立て看板があったので、入り口はわかった。ここから先は四国の山道並みの細い山道だ。途中、道が左右に分かれていて、迷った挙句右に曲がったら、民家の角先に出てしまった。やばい。詳細な地図も持ってないし、仕方なく携帯で104にかけて大鹿村役場の番号を教えてもらった。役場にかけて訊いてみるとここはやはり左折らしい。そして、まだ相当走らないといけないとか。
時間が気になるがここまで着たら引き返せないので、先にと進む。道の傍らにはホタルブクロやウツギも綺麗に咲いている。そういえば、今年は6月に山に行かなかったので、ホタルブクロもまだ見てなかったんだね。それにしてもウツギが今頃満開とは・・。四国では5月か6月初めまでだろう。
ところどころに立っている看板を頼りに進むと、やがて相当な山奥に。やれやれ、ようやく農園に着いたよ。時間はもう11時半を回っている。駐車場には車が一台も止まってない。声をかけたら、女の方が出てきて、「今は青ケシの一般公開はしてないけど、咲き終わりで良ければ、見て行ってください」とのこと。勿論、無料です。お言葉に甘えて、見せていただいた。
これが青ケシ。高地での栽培がいいのか綺麗なブルーをしている。
花は青ケシだけではなく、デルフィニュームやアストランチア、オダマキなどいろいろ栽培されているようだった。
農園のご主人と少し話をしたら、R152への下り道を教えて下さった。農園までの道を逆戻りしないといけないかと思ったら、登った道をそのまま進めば、また152号に下るとのこと。
お礼を言って、農園を後にする。
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