廃屋とエゴの花
池の周囲を歩くが、静かなものだ。
時折、話し声や車の音が聞こえてくると思えば、それは隣接したゴルフ場から聞こえる会話。
池のほとりの遊歩道わきに古い廃屋が一軒だけ建っている。
春にこの辺りを歩いたときは敷地内のシキミの花が満開だった。
今は住む人もいないらしく鉄条網が張り巡らしてあって、立ち入り禁止に。
敷地内の樹木に白い花が咲いている。なんだろう?
秋に咲くという10月桜か何かだろうか?
近づいてみる。花の様子や木の幹、葉っぱから桜ではない。
しばらく考えてみる。そうだ・・これはエゴの花だね。普通なら6月頃に咲くのかな?どうやら戻り咲きらしい。山では大きくなる木だが、いかにも庭木風に綺麗に仕立ててある。
家は少なくとも築50年以上は経っているようだ。
一旦目が慣れると、この実も良く見つかるね。
すぐ傍に溝があって、杜若や芹なども見える。
この前は気がつかなかった。春にはこの道は馬酔木、山ツツジ、ヒサカキ、ヤブツバキなどがたくさん咲いていたものね。馬酔木はまだ冬と言ってもいいような早春から山ではよく咲いている。
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