フサザクラ
てっきり何かの木の新芽だろうと最初は思い、しばらくして花かな?と思い直したのですが、偶然どこかのサイトでこの画像を見て判明した次第。
こちらのHPを参考にしました。
フサザクラ Euptelea polyandra (フサザクラ科 フサザクラ)
フサザクラは本州から九州に分布する落葉高木。谷の源頭部や崩壊地、河原などに群生して群落を形成する。土石流などに押し倒されると地下に埋もれた幹から多数の地上茎を出して再生する。このような性質により、急傾斜の渓谷などで群落を形成できるのであろう。葉は6~12cmと大きく、長い葉柄を持っている。3~4月、葉の展開に先だって暗紫色の花を咲かせる。花は花弁や顎がなく、多数の雄しべが垂れ下がって咲くので、フサザクラの名前が付いた。果実は扁平で秋に黄褐色に熟し、風で散布される。
とあります。
フサザクラ科とありますが、日本にはこの一属一種が分布するのみとあります。
このフサザクラも去年初夏に見かけたオオバアサガラでもそうですが、樹木は花の咲いている時期でないと、なかなか注目しないし、名前を調べるのも難しいものですね。
トップ画像のような花が咲いているとはいえ、全体的にはかなり地味な花なので、樹木や花に興味のあるのでなければ、見過していたかも。
今年の樹木のレパートリーが一つ増えました(^_^)
こんにちは~。
フサザクラって、サクラの仲間ではないんですね。
確かに地味で目立たない木・・・でもこういう春の新芽やら花やらは、どんな地味な木でも輝いている気がして大好きです♪
ところで、サクラも見分けるの難しいですよね~。
子ちゃっぴーの保育所の桜が今やっと満開なんですが、どうにも品種がわかりません・・・。
たぶん、オオシマザクラ系統だと思うんですけどね~。
桜の品種保存の話とか聞くと、花見=ソメイヨシノ風潮を見直すべき時だと私は思うのですが!?
投稿: ちゃっぴー | 2006-04-05 14:44
そうなんですよ。フサザクラといっても名前だけで、実際は全然別の木なんです。うちにある木でチョウジザクラというのもあって、これもさくらあではないのですけど、サクラとついてます。日本人はサクラが好きだから(私もですが)何でもサクラとつけたがるのかも。
うちにはさくらが4本植えてありますがソメイヨシノは一本もないですね。私自身は山桜が一番好きですね。あの赤い葉っぱと淡い色の花びらのコントラストがなんともいえません。山肌をピンクに染めて他の雑木の芽出しの色合いとも相まって素晴らしいです。
大島桜っていうのは少し白っぽい花でしょうか?
何しろ日本には300種類ほどさくらの種類があるそうですから。
投稿: keitann | 2006-04-05 18:18
keitann様 こんにちは
フサザクラ珍しいですね。
花が目立つわけではないのに、良くぞ探し当てられましたね。
こう云う喜びは、心の奥深いものがありますね。
ところでカテゴリー分けにて「樹木」の独立、おめでとう御座います。
今後もご紹介下さい。
投稿: ぶちょうほう | 2006-04-06 10:24
ぶちょうほう様、こんにちは。
このフサザクラ、実はユキワリイチゲの咲く場所近くにあったのです。まだ雑木の芽吹きが進んでいないので、地味な花も目に付きやすいのですね。
この場所には滝が二ヶ所あって、下の滝は車が割合傍まで入るのですが、上の滝はちょっとした山登りです。しかも少しスリリングな道なので、ハイキング気分ではやばいです。
その上の滝近くにもこのフサザクラがあったのです。一日に二度も見たので、さすがに撮影しておこうと思った次第です。
樹木も奥が深いですね~。
そのうち樹木の図鑑とスミレの図鑑をそろえる必要がありそうです。
投稿: keitann | 2006-04-06 14:19