新緑堪能ドライブ、ホウチャクソウ群生
秘密の花園はさすがにユキワリイチゲ、イチリンソウもそろそろ終盤で何故かニリンソウの葉っぱが見当たらない。さては盗掘にでもあったのだろうか?
代ってヤマルリソウ、フウロケマンなどが良く咲いており、びっくりしたのは何時の間にかホウチャクソウが群生していたこと。
植林された杉の林下で数十本が群生している。一体に杉林の下は植生が貧困なので、以前に来たときにあまり良く見てなかったようだ。山に登っていると、あちこちでよく見かける花だが、不思議といつも群生している。剣山の登山口までにも大群生しているし、笹ヶ峰の林道でもたくさん咲いていた。ここは標高が低いので花の時期も少し早いようだ。
ホウチャクソウはユリ科チゴユリ属。アマドコロ、ナルコユリとこれからの季節は葉っぱの下にひっそりと花をつける仲間が多い。そして、この仲間の花が咲き始めたら山も初夏が近い。
山道でよく見かけるツルカノコソウがここにも咲いていた。この花も湿っぽいところを好む。
ピンク色を帯びたツルカノコソウの花も見かけた。後方の黄色い花はヤマブキ。
ヤマブキは花期が長いのか、3月末から咲いていたけど、昨日もたくさん見かけた。同行の友人、Hさんは、庭植えの八重のヤマブキしか今まで見たことがなかったようで、この一重のヤマブキがいたく気に入ったようだった。確かに私もぼてっとした八重咲きのヤマブキよりもこちらのほうが好みだ。スミレが大好きなところなど、私とこの友人は花の好みが一致するようだ。
足元になにやら大きなスミレの葉が繁っている。この場所にはちょっと前はどんなスミレが咲いていたかしばらく考えて、ようやく思い出した。アオイスミレ。うん、間違いない。アオイスミレの葉に違いないが、花の後はこんなに葉っぱが大きくなるなんて知らなかった(^^;)
ヤマルリソウがちらほら咲いている中で一輪だけ咲いているイチリンソウ。まさに一輪草だね。
しかし少し離れた場所では一輪ではなくて20輪ほどが群れて咲いていた。
ショウジョウバカマもちらほら咲いているが、この花は少し色が変わっている。もともとこういう色なのか、それとも咲き進んだのだろうか?
サンショも恐らく自生のものと思われる大きい木があった。樹高三mは越えていて、葉っぱを一枚ちぎって香りを確かめる。うん、確かに山椒のいい香りがする。それにしてもこんな大きいサンショは珍しいけど、これだけの木なら何百、いや何千人ものタケノコの木の芽和えができるね。
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