6月の花散策にて、キクガラクサ
山頂付近を散策して車を置いた場所まで下る。
この時期は山アジサイの仲間がよく目につく。
樹木の花もエゴの木の花などが楽しめる。オンツツジはすでに終わっているが、山ツツジはまだまだあちこちで赤い花を見かける。
ふと何気なく道の傍らを見てみたら、白い小花が咲いている。
↑画像はずいぶん接写しているが、小さい小さい花で花の直径は1センチもないだろう。
こんな花は今まで実物は勿論、ネット画像や野草掲示板でも見たことがない。
葉っぱが変わっていて、キクのような形をしている。花だけ見れば、5弁で一見、ニリンソウみたいな感じだ。
大きさが分かりやすいように携帯をそばにおいて撮影してみた。いかに小さいかがお分かりいただけると思う。
群生は小さいがそれでも全部で花は10輪ほど咲いていた。
ニリンソウと違って、ちゃんとガクヘンがあるから、白いのは花弁ということだ。
昨日は帰宅してからも仕事があったので、深夜にこの花の名前を調べてみた。最近は、検索にすごく困ったと言うことはないのだけど、先ず、科名がわからず、私の山渓ハンディ図鑑「山に咲く花」のページを片っ端からめくっても見つけられない。
仕方なくネット検索で検索サイトを3つばかり調べる。二つには記載がなかったが、残る一つに白い花、花弁が5枚と言うものの中にキクガラクサの画像を発見。1時間近く調べてようやく判明したのだった。因みに私の図鑑には載ってなかった。逆にキクガラクサでネット検索するとレッドデータブックばかり出てくる。私が見た中では香川、愛媛。徳島で絶滅危惧2類のようだった。
keitann様 こんにちは キクガラクサに他の場所でコメントを残してしまいましたので、今回ここでは視点を変えて、RDBの点だけでコメントさせてください。
環境省の評価ではVUで絶滅危惧Ⅱ類のようですね。
これは100年後の絶滅確率が10%をこえると予測してのことだそうです。
そして、生育地域を調べてみると驚いたことに、
埼玉・山梨が入っていました。
以下は京都、兵庫、岡山、広島そして四国4県はすべて含まれていました。
と言うことですので、山梨あたりで出会える可能性も出てきたことですので、この名前は絶対に覚えておかないと運良く出会えたときには名前に苦労しそうです。
超貴重種を有難う御座いました。
投稿: ぶちょうほう | 2006-06-17 12:16
ぶちょうほう様、こんばんは。
絶滅危惧Ⅱ類というのは100年後の絶滅確立が10%を超えると予測・・・そのような意味合いだったのですね。山を歩いていると確かにあまり見たことのないようなものも時々見かけます。
ぶちょうほう様が探されたホテイランの御記事を拝見してすごいと思いましたが、私のほうは特に何を探して歩くわけでもなく、ただただ、同じ山でも季節が違うと違った風景、違った木々の花が見られるのが楽しくて、歩いています。
その余禄として、ときに、変わったものも見せていただくと言う感じです。
蛇足ですがキクガラクサはたぶん漢字では菊唐草と書くのだと思いますが、ほんとに葉っぱが唐草模様に見えるのです。小さい草ですが、葉に特徴があるので、わかりやすいと思います。山梨辺りなら歩かれる可能性もあるでしょうし、名前を覚えていらして損はないですね。
投稿: keitann | 2006-06-17 17:49