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2006-08-17

キレンゲショウマ咲く剣山、その1、道中の花①

剣山にキレンゲショウマを見に行くようになって、今年で5年目になる。

キレンゲショウマは開花の早い年は7月末でも見られるが、今年は一体に開花が遅そうだったので、お盆過ぎに行こうと思っていた。

野草友達のRさんも一緒に行きたいということで、双方のスケジュール調整して当初は18日と決めていたのだけど、台風接近で急遽予定を早めて昨日(16日)の剣山行きとなった。

因みに去年のキレンゲショウマの記事はこちら

Dsc01810_3

一昨年は4月から9月まで、ほぼ毎月剣山に登っていたというのに、今年はどういうわけか今回が初めての剣詣でだ。

午前6時半にいつもの場所でRさんと待ち合わせ。Rさんが車に乗り込んだらすぐに南へと車を走らせる。愛媛方面の山に行くときは高速利用だが、剣山にはR438をまっすぐ南下する。剣山登山口の見ノ越までは約2時間半の道中だ。

途中何箇所か道路工事中のようだったが通行規制はお盆休みなのか解除中になっていてスムースに通過。車も少なくて走りよい。狭くて離合の難しい個所が多いので有名なR438もここ1,2年は道幅も広げられ、一部区間は除いて、ずいぶん走りやすくなった。

三頭トンネルを抜け美馬に下ってきたところにコンビニがあるので、ここで凍らせた飲み物、行動食、お昼ご飯を調達。

Dsc01671 途中、今年初見のボタンヅルを見かけて車を停めたりしたが、8時15分、第一ヘアピンカーブから少し上にある沢出会いに着く。ここは四季折々、様々な野草が咲くポイントなので、休憩も兼ねて咲いている花を楽しむことにしている場所だ。標高は800ほどか?

目に飛び込んできたのはピンクのゲンノショウコ。徳島で見かけるのはこの優しいピンク色をしたゲンノショウコが多い。因みに香川では白花、愛媛では赤と白の両方を見ることが多い。

Dsc01670 ヌスビトハギも咲き始めている。山は既に初秋の気配だ。

実が盗人の足跡に似ているというのでその名があるが、時期が早くてその特徴的な実はまだついていなかった。

Dsc01675 何年か前にはテンニンソウが群生していたはず。そう思って沢沿いに少しだけ歩を進めると、咲き始めている個体があった。

去年はテンニンソウを見ることなく終わったので、二年ぶりの出会いだ。

シソ科テンニンソウ属。四国の山にはテンニンソウが多い。中でも剣山ではあちこちで大群生している。山頂付近でも谷一面をテンニンソウが埋め尽くす光景が見られる。しかし、上ではまだ花が咲いてないかも知れないのでとりあえず一枚撮影。

Dsc01678_2 あまり見たことのないシソ科の花も咲いている。夏の野山はシソ科の花がとても多くて、何種類かはわかるが、これはわからない。Rさんにニガクサかツルニガクサだろうと教えていただく。帰宅後、図鑑を調べたところ、ニガクサのようだ。ツルニガクサとの見分け方はツルニガクサには萼の全面に腺毛がある、と記載されている。

目を凝らして見て見るがどうやら腺毛らしきものはないようだ。

草丈60センチほどで花色が優しいピンクでなかなか綺麗な花だ。

Dsc01673

山ではよく見かけるコアカソも咲いているイラクサ科カラムシ属。

ちょっとした山に行くとどこででも咲いているが、それでも平地では出会えない花だ。

アカソ、クサアカソなどよく似たものがいくつかあるが、葉の鋸歯の数で見分けるらしい。葉の画像の綺麗なのがないが、この画像の中の葉っぱの鋸歯の数を数えたら10だったので、コアカソとしておく。

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コメント

こんばんは。
キレンゲショウマは見たことがありません。とても魅力的な花のようですね。この柔らかい感じの黄色が綺麗です。

多摩NTの住人様、おはようございます。
キレンゲショウマは紀伊半島、四国、九州西か分布しない花ですので、関東の人はなかなか見る機会がないかもしれませんね。
四国では剣山に限らず愛媛や高知の山でも咲きますので、一夏に一度は見に行きます。
高山の花にしては大型で草丈は1m以上あります。花も肉厚の花びらでしっかりした花です。
ただ、モミジみたいな形をした綺麗な葉っぱは美味しいのか、鹿や虫などに食べられやすいようです。

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