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2006-10-08

梶ヶ森で秋を満期地、その8、アサマリンドウ

山荘からものの100mも下らないところに、林道が咲いていたのを、来るときに見かけていた。帰りによく見ようということになっていたのだが、車を止めて観察すると・・・・・。

なんと、普通のオヤマリンドウだとばかり思っていたそのリンドウたちはすべてアサマリンドウだったのだ。こんなに山荘の近くに咲いていたのに、山荘の方もご存じなかったらしい。

Dsc00704_2

ここのアサマリンドウは岩についているので、どれも株は小さくて味わいがある。

花冠の中を少し覗き込み気味に撮影すると内側は白くなっていて、そこにブルーのストライプが走っていて、オシャレでさわやかな花だ。オヤマリンドウに比べると花冠がほっそりとしていて、控えめな印象を受ける。そこが楚々としていて、野草好きにはたまらないのかも知れない。

Dsc00699_1 ピンボケで失敗画像だけど、こんな岩場に咲いているということを示すためにアップしてみた。

草姿のうち花の大きさが5分の4ほども占めている。全体が小さいのだから花も小さくなるかというと、そうではないところがなんとも不思議だ。

Dsc00708_2

中には花つきのよい株もあるけど、残念ながら花が閉じている。

Dsc00707_1

岩肌の上のほうで他の樹木などと一緒に岩に張り付いている。

岩だから乾燥しているかと思うが、苔蒸しているところをみると案外、水分が岩肌からにじみ出ているのかもしれない。

検索するとガスが漂うような山地に自生とある。県内のアサマリンドウの咲く山がその条件を満たしているかどうかは、わからないが、確かに普通のリンドウのように乾いた草原には生えないみたいだ。

Dsc00643_1 登りの時に見かけた花だけど、アップを忘れていた、キバナアキギリ。

シソ科の黄色い花は珍しい。

そういえば、サルビアにヤメンシスイエローという黄色いチェリーセージがある。しかし、シソ科の仲間といえば、紫色の系統が多いものだ。

Dsc00709_1

花にはまだ少し早かったが、シソ科独特の花穂を上げていたナギナタコウジュ。ナギナタコウジュは花穂の片側だけに花を咲かせるので、すぐにそれとわかる。

このナギナタコウジュを撮影したあとはRさんのデジカメのバッテリーがなくなったこともあり、時間は早かったが、たくさんの野草に会えたことに感謝しながら、一路、土佐路をあとにしたのだった。

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コメント

ナギナタコウジュっていうのね、この花。清里でも良く見かけたけど、名前が分からなくて。(^^ゞ 相当たくさん見かけたので、タネを飛ばすのか、とにかく丈夫そうな花ですね。

アサマリンドウはこんな場所に咲いているのね。いかにも趣味家を刺激しそうなアルパイン植物だわ。岩場にちょっぴりの土があって、それを根がとらまえてかろうじて生きているっていうか、たくましいというか、とにかくすごいわ。この前のエントリーに、確かに良い株が写っていましたね。ああいうのをみると採りたくなる気持ちもわかるけど、うちに持って帰ってもうまく育たないのよね。

keitannさん、こんにちは。
アサマリンドウ、やっぱり可愛い~♪
本当に美しいライトブルーなのですね。拝見させて頂き、本当に感謝!です。
私も昨日は伊吹山でした。
リンドウ、センブリ、ヤマラッキョウそしてナギナタコウジュが咲いていました。
今年は伊吹山に何度も通いました。でも、また行きたいんですよね。
keitannさんから刺激を頂いたお蔭かな?
これからも、色んなお花をご紹介下さいね~。

primroseさん、シソ科の花は秋にはほんとに多くて、名前を同定するのも2,3年前まではほんとに大変でした。
見てもそれほど困らなくなったのはつい最近のことです。
アサマリンドウ、高知のはこんな風に岩附で咲いてましたが、香川の山では切れ落ちた山の斜面に咲いていました。風が吹き上がってくる場所なので、冷涼でよいのでしょう。
とにかく普通のリンドウは草原でよく見ますがどちらかとうと岩キキョウなどと同じような環境で咲いていました。
そして頭でっかちで咲くのも良く似ていますね。
アサマリンドウはsystemさんが種から育ててらっしゃいますね。

ミャーのママさん、こんばんは。
四国の山では贅沢なことに、秋には二種類のリンドウが見られます。
濃いブルーのオヤマリンドウも良いですが、このアサマリンドウモ素敵でしょう?
この花はどちらかというと樹林帯で咲くことが多いので、こんな風に岩について咲いていたのは画像が撮りやすくてラッキーでした。
山って不思議なことに一度行くと病みつきになるんですよね。
この前蕾だったあの花の咲いているところを見たいな、なんてね。
ミャーのママさんちは夫唱婦随でいえ婦唱夫随で、羨ましいにゃ~。

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