海岸の植物②ツワブキ
アッケシソウを見た後は再び庄内半島の先端を目指して車を走らせる。
庄内半島は浦島太郎の伝説が残っているので、バス停のマークも竜宮城マークだし、各地に浦島太郎ゆかりのものが使われている。
そろそろ紫雲出山が見え始めたので、目指す海岸が近い。
車をとめて夏にツワブキの葉を見かけた岩場に行こうとしたら・・・・な、な、なんと、満潮の時間だったらしく、砂浜は海面下になっていて、行くことができない。仕方がないので海辺沿いのちょっとした樹林に沿って歩いたら、ツワブキが咲いていた。
今年の秋はほんとに雨が降らないので、他の植物もカラカラになっていて、葉っぱなども萎れかけたのが多いけど、さすがにツワブキは丈夫なもので、ちゃんと咲いている。
後方の木はウバメガシでこれも瀬戸内の花崗岩からなる山肌には多い木だ。うちの家の庭にも庭木として植わっているが、野生のものは葉が細くて、ドングリをたくさんつけている。庭植えのはどんぐりがなってもほんの少しだけど、やっぱり庭植え用に改良すると、どこかが違ってくるものだろうか?
樹林帯のところから、少し這い下りてみた。登山靴ではなくてウオーキングシューズだけど、このくらいの斜面なら何とか下れる。
防波堤が崩れ落ちたその裏手でもツワブキが咲いている。
夏に葉っぱだけを見た、断崖絶壁のツワブキの花が見れないのがちょっと残念だ。
うちの庭に咲くツワブキモ何もしなくてもどんどん増えるし、たくましい花だが、こんな場所で咲くのだから、庭などはまだ環境がいいほうなのだろう。
直ぐそばの海岸は綺麗な砂浜で、子供たちが小さい頃は時々海水浴に連れて行ったものだった。
画像中央の山は紫雲出山といい、春には桜が数百本咲き乱れる。海と桜の両方が楽しめるスポットとして、最近人気の出ている場所だ。これも子供たちが小さい頃は、車で登れるこの山に、虫捕りには行ったものだった。山頂の桜の木にはこの辺りの平地では見かけないミンミンゼミがたくさんいて、よく捕まえたものだった。
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