2006年、野山の花ベスト100,6月②
6月は野草好きなかたがたとお近づきになって、今まであまり見たことのなかった野草に出会えたことは収穫でした。
植物を専門に観察してらっしゃるかたがたから聞いたお話はどれも参考になるものばかりでした。ただ、私はどちらかというと山歩きがメインで、ついでに花も見るという歩き方をしているので、どうしても歩き方が少し異なると思いました。
イチヤクソウの株には山ではよく出会うのですが、丁度花が咲いているときに見るのは難しいものです。そんなイチヤクソウの群生に出会えたのですから、嬉しくなるのも当然ですね。
薬草になるのでイチヤクソウという名前らしいですが、ツヤツヤとした緑の葉といい、下を向いて咲く白い花といい、なかなかの美人です。
樹林の林床、それも明るい場所に咲くようです。
こちらもイチヤクソウとは同じ仲間でウメガサソウです。イチヤクソウとどことなく似ていますが、草丈は10センチとはるかに小さいですね。
名前だけは以前から知っていたのですが、一体どんなところに生えているのか見当もつかなかった花です。
このバイカウツギはウツギの中でもとりわけ美しいと思います。見目も麗しいですが、香りがなんと言っても素晴らしいですね。
樹木の花の香りの中ではロウバイと並んで、バイカウツギの香りがとりわけ好きです。
こちらも樹木の花でヤマボウシですね。ヤマボウシの花を山で見るのは2度目でしたが、比較的近場に咲きますので、来年も見に行けそうです。
見事な大木でしたよ。
ムラサキ科の花ですがっ白い花でした。
名前の通り、沢の近くに咲いていました。
県内の山で初めて見つけたときは、いったい何科の花なのか見当もつかなかったキクガラクサの花。
とても小さい花ですが、まるで聞くの葉っぱのような特徴のある葉のおかげで同定はたやすいです。
初夏の山地で、よく見かけることのできるシロバナニガナの花です。
初夏には一度は出会いたい花の一つです。
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