皿ヶ嶺にて名残の雪、その2
エイザンスミレはまだまだ葉もあがっていませんでしたが、アオイスミレが日溜りで咲いています。
そして山ではたいていアオイスミレガ咲く場所で見かけることのできるフキノトウもちゃんと出ています。アオイスミレにフキノトウと来れば、ここは春がまだ始まったばかりということですね。
風穴直下の車道は何故かとても広くて、その上を降り積もったばかりの雪が、真っ白で綺麗です。
この先は行ったことがないですが、行き止まりなのでしょうか?
上林トンネル経由で久万方面に抜ける道は3月いっぱいは閉鎖中です。
丁度12時頃だったので、風穴にある屋根つきの休憩所でお昼にします。
普通のベンチの上はドコモ雪が積もっているのです。
Rさんがインスタント味噌汁を持ってきてくれたので、ポットで持参のお湯で作っておにぎりとともに食べると体も温まり、とても美味しいです。風もなく山としては気温も高いほうだと思いますが、それでもじっとしていると寒いので休憩中は防寒具が必須ですね。
おなかもいっぱいになったら出発です。
雪は結晶がわかるほど綺麗な雪で、思わず一つまみ口に入れて食べてしまいました。
ヤマアイは自宅から近い低山などですと、1月2月頃からでも花を見ることがありますから、ごくごく早春の花です。沢筋などを好んで自生します。4月初めにはこの辺りにハルトラノオ、ヤマエンゴサク、サイコクサバノオなどが咲く場所です。
前を歩くRさん。この道の両側にもあと一ヶ月もすればハシリドコロやヤブレガサが群生する筈なのですが・・。
数組の下山者の方にお会いしましたが、皆さん熟年ご夫婦の方、中に単身の女性の方もおられました。この山は初心者や一人歩きの女性でもあまり危険のない山です。
私も単身で2度ばかし来たことがあります。
苔の奉仕が真っ白な雪の中に顔を出していて可愛いですね。花がなくともそれなりに撮影したいものはいっぱいあるものです。
岩から滴り落ちる水滴がツララになっています。自宅でもツクバイで寒い年にはツララが見られるのですが、今年は家のはとうとう凍らずに終りました。
ヤマコウバシの木だと思いますが、Rさんはヤマコウバシはもっと葉が分厚かったのでは?と・・。しばし、ヤマコウバシについていろいろとああでもない、こうでもないと、枝を少し折ると良い香りがしますが、クロモジの枝とはまた別の香りがします。
今、検索してみると、なるほどヤマコウバシの葉は分厚そうでくしゃくしゃと丸まったりはしていませんね。う~~ん、樹木の同定は難しいです。しかし葉は3裂していませんのでシロモジではありません。
気温が低めだからか案外と平野部が良く見えます。いつもですと春霞がかかったようで、ぼんやりとしか見えません。川内にあるという愛大付属病院の手前にかなり広い菜の花畑が広がっているのも肉眼ですとはっきりと見えました。
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