梶ヶ森、早春、その2
真名井の滝から上は岩場になっていて、鉄の階段や鎖がかけられています。
先ほど見かけた道標に、シャクナゲの森とかかれていましたが、その岩場付近はシャクナゲとしてはずいぶん大きな木がたくさん生えています。葉は寒さのためかくるりと丸まったものが多いです。花芽はと見てみると、木の数が多い割には花芽が少ないように思います。今年のシャクナゲの花は裏年なのかも知れません。
ほぼ垂直に近い傾斜のきつい階段は手すりがついていて、私はどうということはありませんが、膝の力が入らないTさんにはちょっときついようです。
ゆっくりと登ります。風が吹き付けて、ちょっと寒さを感じる場所でした。
岩場を登りきったら尾根筋に出ました。洒落た東屋が建っていて、その辺りが分岐になっていて山荘方面と書かれたルートと天狗の鼻経由山頂と書かれている道とに分かれています。山荘に先ず行こうと思っていたのですが、ルートがはっきりしているかどうか不明なので、階段になっていて明瞭なルートである尾根筋の道を辿ることにしました。尾根筋にはところどころにブナが生えていて、ガイドブックの説明どおりです。梶ヶ森に登ってもたいていは山荘まで車で来ることが多く、ブナが生えていることは今まで知りませんでした。
山道はほんの少しだけ稜腺から南に外れていて、たったそれだけで風がなくて暖かい。
雪を少しだけかぶったアセビです。花はもうちょっとというところ。
高度が上がるに連れ、雪をかぶった山なみが見え始めました。中央のピラミダルな山が天狗塚と思われます。
風が吹き付けず、陽射しもあって暖かい尾根なので一休みします。
考えたら歩き始めて2時間近く、ちゃんとした休憩はこれが初めてでした。
コーヒーを飲み、遠くの山々を眺めながら菓子パンを食べていると、つくづくのんんびりと良い気持ちですね。
コメント