奥物部の山、その1、アプローチ
4月8日、高知と徳島の県境になっている奥物部の山々を歩いてきました。
以前から一度行ってみたいと思いながら、アプローチも長くて、また今まで行ったことがなかっただけに、なかなか近づけなかった山でした。
きっかけは3月末に自宅近くのスーパーでばったりとKさんの奥さんにお会いしたことでした。主人の友人であるKさんは、最近、精力的に山歩きをされていて、去年11月には八面山、今年2月には寒峰のフクジュソウ自生地に連れて行っていただきました。奥さんも看護婦さんと言う忙しいお仕事の合い間を縫って、山歩きを楽しまれています。そこで、スケジュールを話していたら、たまたま4月8日は奥さんモ私も予定がないということがわかり、是非、どこかにご一緒しましょうということになったのでした。
数日してご主人のKさんから携帯メールがあり、Kさんも一緒に自然林の残った山に行きましょうということに・・。
山行の予定が4月5日頃に送られてきました。白髪山分岐~高ノ瀬、~中東山とありますが、この辺りの山に不案内な私には地図が思い浮かびません。昭文社の山と高原地図で前日にチエックしてやっと、歩くコースがわかりました。
↑は白髪山避難小屋付近から眺めた三嶺です。
前日、7日には集合時刻は5時半、集合場所はKさん宅近くのJAの支所というメールが送られてきました。ところが夜になって、今度はKさんの奥さんから、膝の具合が悪くなって、今回は奥さんは山行きを見合わせますというメールが入りました。
登るのは私とKさんだけ?と思いながらも、8日は4時半起床、洗濯物など干した後、南に車を走らせます。4月に入ったのですが、稜線では寒いといけないのでダウンジャケットは一応ザックに入れています。プリムスはKさんが持参してくれるだろうと思いましたが、これも一応、持参します。要らなければ、車に置いておけばいいのです。
前日が雨模様だったせいか、自宅付近ではそうでもなかったですが、南に行くに連れて霧が濃くて視界は10mぐらいしか利きません。山に登る前からまるで山の中のようです。
5時半丁度にKさんの車が現れました。聞いていなかったのですが、奥さんの代わりに、Hさんが登る事になったようです。Hさんは去年11月の八面山にもKさんとともにご一緒した方で、冬の間腰痛のために、山に登れなかったそうですが、ようやく腰痛も治ったそうです。
善通寺インターで高速に乗って走っているうちに空が明るくなり始めました。私なら途中で一度ぐらい休憩するところですが、Kさんはどんどん走ります。南国インターで下りた後も、抜け道らしき道を走ってR195に出ました。今日はR195を一路東に向かうのです。R195は土佐中街道ともいわれ徳島に抜ける道です。
流石に南国高知です。車窓から見える水田ではすでに田植えが終わっていました。
辺りには桜やツツジなども咲き誇って、なんとも綺麗な眺めです。
やなせたかしさんのアンパンマンミュージアムも通り過ぎ、どんどん山の中に入っていきますとやがて徳島との県境の四ツ足トンネル手前にべふ渓温泉があります。別府峡にはトンネル手前で左に入ります。ここまでは私も2004年秋に一人でドライブに来ています。
道は物部川沿いにここからは北上となります。地図で見ると西熊別府林道となっている林道をどんどん遡ります。里では満開だった桜がだんだん蕾になり、やがては咲いている株は見えなくなり、代わりにツルギミツバツツジらしいツツジが時折、鮮やかに咲いています。「通行止め」の看板が見えました。想定外です。行ける所まで車で行こうということになりました。工事中の沢を強引に渡ると、また綺麗にアスファルト舗装された林道になりました。が、それもつかの間で、やがて大量の土砂が崩れ落ちている箇所がありました。流石に車は入らないので、ここから歩き始めます。近くにアイノウ釜と書かれた立て札があり、川を見てみるとちょっとした淵になっているから、きっとそのことでしょう。
地図で見ると林道歩きは4キロ以上はあると思われます。予定より片道1時間以上は林道歩きに費やしそうです。予定のコースは白髪小屋への登山口~白髪山分岐~石立山分岐~中東山=ジル沢~林道という予定です。状況によっては登りと下りのコースを逆にすることも想定して、歩き始めます。
歩き始めは8時半です。
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